ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

おくりびと

2009年03月18日 | 観た
やっと「おくりびと」を観て来ました。



これは、この映画にアカデミー賞が贈られたというよりは、日本の文化に賞が贈られたんじゃないかしら?
人の死を見送る納棺夫と言う仕事に贈られた賞のような気がします。

この納棺の儀式も土地によっては全然違うんでしょうね。
うちのダンナさんのお父さんが亡くなった時も、お祖母ちゃんが亡くなった時も、こんなに丁寧な納棺の儀式はなかったなぁ。
ただ、お父さんの足に足袋を履かせてあげた事は覚えてます。
何でか知らないけどわざとにたて結びになるように結んで下さいって葬儀屋の人から言われたなぁ。
映画でも着物の紐を立て結びにしてたのを見て、あっと思いました。
なんかあるんだろうな。意味が・・・。

まあ、賞をもらうような映画ですから?それはいい映画だったし、泣けもしましたけど、なんで広末だったの?
広末が出て来る度になんか醒めちゃうんだよね。
それと広末が放った「けがらわしい」というセリフもちょっと引っかかったなぁ。
今どき、“死=穢れ”と感じている日本人ってどれ位いるんでしょうね。
特に私たちのような世代だったら、“気持ち悪い”とか“怖い”という気持ちは生まれても、“穢れ”ているなんて思わないと思う。
少なくとも私はね。
あのセリフだけがあまりにも取って付けた感がアリアリで気になりました。

「人間の最後の買い物は他人が決める」と言う山崎努のセリフがズキンと来たなぁ。
一体誰が私の棺桶を買ってくれることになるのやら。

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4 コメント

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これ (シュフ)
2009-03-19 07:10:05
まだ観てないけど、ほとぼりがさめたら(?)ゆっくり観たいです。
きたむーさんのおっしゃるとおり
納棺夫って日本ならではの職業だし
外国の方々には本当に珍しい文化だと思えたはすですよね。
そう、棺桶に入れるものにも色々意味があるみたいですね。
お金を一緒にいれるのは、三途の川をわたるとき
お金が必要だから・・・なのでこまかいお金もいっしょに。。。

ちょうど昨日、実は祖母のお隣のベッドの方が亡くなったんです。
色んなことを考えてしまいました。
「その時」が来たら、できる限りの思いを込めて
送ってあげなければ・・・って思うけど
今はまだその覚悟ができてないです。

広末に関するコメント、同感です。
どうして彼女だったのかな・・・・観てはないけどずっとそう思ってました。
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泣きました (きたむー)
2009-03-20 16:55:28
シュフ様
とりあえず泣きました。
泣かせどころは作ってあるので。

人が亡くなることって悲しいですけど、人生を終えた方には「お疲れ様」って言ってあげたいですね。
身近な人の死はあんまり考えたくないですが、目をそらしてはいけませんよね。
ちゃんと考えなくっちゃ・・・。
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昨日 (あけこ)
2009-03-29 23:26:03
ようやくDVDで観ました。
日本人に生まれてよかったとしみじみ思えるいい映画だったな~。
モックンありがとう~!
広末に関しては、「良くない」ていうのを聞いてたせいか、逆に「そんな悪くないじゃん」と思いましたね。
たまに演技がCMぽかったけど。。
あの世代てあんまり売れてる女優ていなくない?
それで結局広末がキャスティングされるのかな~。
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日本文化 (きたむー)
2009-04-01 01:25:18
あけこ様
>広末
本当はもっと年上のもっくんの歳に吊り合う女優さんを考えていたらしいけど、監督さんが以前使ったことがあった広末を使ったって話をどこかで聞きました。

>CMぽい
わかるー、なんか「ここぞ」って顔するよね。

でもこういう日本文化が、実はそんなに受け継がれている訳じゃないのがさびしいよね。
風習とか土地土地のならわしとかって、お年寄りが亡くなるとそこで途絶えてしまうからね。
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