ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

枝光本町商店街

2009年10月17日 | 行った
演劇の公演の時には大体必ずチラシの束をもらうんですが、今回のこされ劇場≡の井上失格でもらったチラシ束の中には枝光本町商店組合のチラシが挟まってました。
(≧▽≦)ウケるー。
こういうの初めてじゃない?チラシ束の中に広告って!
普通のお店の広告みたいなんじゃなくて、一枚の紙に商店街のお店がそれぞれ6×3cm程のスペースに広告を出してあるんだけど、これが見れば見るほど面白い!!

例えばこのお茶屋さんの広告。これが一番正しい広告だと思います。あぁはと麦茶が安くなったなってわかりますよね?


こういうの↓とか                   こういうの↓とかも納得出来ます。
  

ちょっと良くわからないのがコチラ。いりこが何?てか、いりこってこう書くんだ・・・。


プロパン屋さんに到っては葉っぱ!確かに安売りしにくいけれども!


私が個人的に1番気になったのがコチラのざいぜん衣料品店さん。
テンセルズボンも良くわかんないんだけど、上下って何?何の上下が1000円なの!
気になるー。上下・・・上下って!!


芝居観る前にこのチラシを隅から隅まで見て、もう商店街に行きたくて行きたくて仕方ありませんでした。
で、芝居を観た後にうちのダンナさんと、同じ回を観劇していた今井様、なしだまさんの4人で商店街を散策して来ました。
もう夕方も遅い時間帯だったのでどこのお店も店じまいしかけていてお客さんもそんなにいなくて寂しい感じでしたが・・・。


        商店街の乗り合いタクシー乗り場にはのこされ劇場≡が
        新聞に掲載された時の紙面が貼ってありました。
        こんな所にも地元の皆さんの温かさを感じますねぇ。
         

なんとこの商店街のキャラはパンダ!うゎお!パンダ!パンダシール!集めてぇ!!

と、叫びまくっていたらうちのダンナさんが芝居が始まる前に下見をしていたらしく「魚屋さんであわびを買う」と言い放ち、まっしぐらに魚屋さんに向かっていきました。
そこで3個1200円のあわびを買い、すかさず「パンダシール下さい!」と魚屋のオバちゃんに要求したところ、100円で1枚のパンダシールを何故か20枚もくれました。

ヤバイ、可愛い。このなんだかちょっと小憎らしい顔が・・・。

さっき台紙をもらったと言う今井様からその台紙をぶんどって・・・もとい頂いて、パンダだらけでご機嫌です。

そしてうちのダンナさんが以前見つけて安くて美味しかったという定食屋でご飯を食べて帰ることにしました。

とんかつ定食が600円!これ破格の値段じゃない?
日替り定食も600円!ミンチカツでしたよ。ボリューム大!
ご夫婦2人でやってる小さな定食屋さんでしたが、私たち以外にもお客さんがいて、そこそこ繁盛しているみたいでした。
もちろん美味しかったしね!

お店を出た所で見つけてしまった謎看板。
Aランチはどこに行ったんでしょうね?

こういうオチのあるところも大好きです。商店街最高!!
今までに行った事のない商店街って超楽しいですね。近い内にまた行こうっと!
コメント (2)
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井上失格

2009年10月17日 | 観た
10月17日(土)

のこされ劇場≡が自分の劇場を持ったらしいよと言う噂を聞いて、最初に思ったのは単純に羨ましいなぁでした。
芝居に関わる人間なら誰でもそう思いますよね。
そしてどんな手を使った?とも思いました。
今日はのこされ劇場≡が新しく拠点にした枝光本町商店街で行われている「えだみつ演劇FESTIVAL」の第2回公演「井上失格」を観て来ました。

面白かった!
単純に面白くてびっくりした。
今までずっとのこされを観て来たけど、今までの芝居とは完璧に作り方が違っているのがはっきりとわかってそれがとても好感を持てる方向だったのが良かったです。
井上失格はタイトルから察せられるとおり太宰の人間失格がモチーフだったけど、実はブンガク苦手な私は読んだことありません。
でもそんなこと関係なく本当に面白くて、ああダメな人間って本当に鬱陶しいわいと笑えました。

今日はのこされの主宰の市原君とうちのダンナさんのアフタートークがあったのでそれも観て来たのですが、市原君がとてもいい表情だったのが印象的でした。
芝居を観て感じた、今までの「芝居の作り方と違って」いた理由も解りました。
とても開放されて、なんに縛られることもなく、思うままに芝居を作れる環境を持てた創作者の顔がこんなにも活き活きとしているのかと、その表情を見れただけでも収穫でした。
のこされが枝光に拠点を持てたのも、枝光本町商店街の地元の皆さんのおかげなのでしょうね。
商店街の皆さんの後押しなくしては成し得なかったことであると言うのは市原君が1番感じているようで、商店街の皆さんとのこされ劇場≡がいい関係を築き始めている瞬間に立ち会えて本当に嬉しかったです。
今日の芝居も今まで劇場などでは観たことのない新しいお客さんがたくさんいらっしゃっていました。
今まで芝居を観たことのない人が「ここでなんかやってるなら観てみようか」という気持ちになることが大事なんです。それが劇団が大きくなる1歩なんだから。
商店街の魚屋さんのおじさんが新鮮でいい魚を仕入れてお客さんに喜んでもらいたいと思うのと同じ感覚で、のこされが地元の皆さんにいいお芝居を見せて還元したいと言う健全な気持ちでいれる事が嬉しかったです。
アフタートークでは地域と演劇の関係性についてもちょっと触れられていたのですが、最近の商店街って本当に郊外大型店に潰されていって元気がなくなってますよね。演劇という1つのコンテンツがそういう元気のない商店街を元気にしていくことが出来るなら、それも1つの演劇の形としてアリだと思いますし、特に地方でやっている小さな劇団がそれを成し得るのなら、その地元に住む人間として誇りに思えることです。
もちろんいい事ばかりではないでしょう、と言うか大変なことが目白押しだと思います。
でも北九州に全く新しい風を起こしたという自負でこれからも枝光の方々といい関係を築いて行って欲しいですね。

北九州で芝居に関わる人ならこの企画は観に行かないともったいないですよ。
もちろん単純に芝居が面白いし、それにも増して‘芝居’に何が出来るかを実感できると思います。
単に芝居をやってそれで満足する時期はもう過ぎたんじゃないですか?
何が出来るか何をしたいか改めて考えなきゃいけない転換期にきてる人、そこら辺にいっぱいいると思いますけどね。
コメント (2)
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