おかしなおっさん

９月１５日（土）

私が何かと利用している市民センターでの事。
備え付けられている大きなテーブルに荷物を下ろすと、先にそのテーブルで新聞を読んでいたおっさんが『こんばんは』と挨拶してきた。
見知らぬおっさんではあったが、挨拶をされて挨拶を返さないようでは人としていかがなものか。
もちろん私は『こんばんは』と挨拶を返した。
しかし、このおっさんの次のセリフを誰が予想出来ただろうか。
おっさんは私にこう言って来た。
『北京オリンピックのマスコットはパンダかね？』

(￣□￣;)!!
私はとっさに返事を返すことが出来ず『ああ、はぁいや、パンダですかねぇわかんないっす』とおたおたしてしまった。
冷静に考えれば北京オリンピックのマスコットがパンダである事は疑いようもない事実なのだ（注）。
なぜならパンダを愛してやまない私が夜な夜なインターネットでパンダグッズを探した時、北京オリンピックのマスコットのパンダグッズを山程見たのだから。
おっさんはそんな私の動揺に気付かずに
『パンダやろうねぇ・・・ソウルオリンピックの時はトラやったね』とブツブツ言っていた。
なんでそんなにオリンピックのマスコットが気になるのかおっさんよ。
ソウルがトラやったとか北京がパンダかもとか、そんなん知らんがな・・・。
私がなんと言っていいものやら躊躇しているとおっさんはまた突飛な事を言いだした。
『僕はねぇ鳥がいいと思うんだな』

ん？
ここにちょっと引っ掛かってしまった私はつい『何が？』と聞き返してしまった。するとおっさんは
『中国は多民族国家だから』と言って遠い目をした。

・・・（´д｀）
ごめんおっさん、もう付き合わなくていいかな？
以降、私はおっさんが何を言っても薄く笑う「愛想笑いの術」で難を逃れた。
世の中にはおかしなおっさんが隠れている。
油断めさるな。

※注
‘北京オリンピックマスコット’で検索した結果以下の文章が出て来ました。
『北京オリンピックのマスコットは、魚、パンダ、チベットカモシカ、ツバメ、それにオリンピックの聖火からなるかわいいちびっ子人形』だそうです。

へー。
あぁそう。