都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

政治が足元ばかりを見ている、長期の夢は語れないのか

2010-11-23 06:38:23 | 世情

 いよいよ、政治が迷走している。その一方、成熟社会に向けた、福祉と税制、官僚脱却の政策は無い。先ずは将来どうするかというヴィジョンが必要だ。それは、金持ちは今より負担し、無職・フリーターは技能を高める教育をし、高齢社会に不安がない福祉をつくる政策だ。<o:p></o:p>

 ちまちました、せいぜい、数千億円の「仕分け」をやるより、予算全体の効率的な負担と支出を考えるのが先だ。絵の上手は、先ず全体のデッサンから初め構図を決める。その後、面と影を考え、線を入れる、そして色を加える。<o:p></o:p>

 今の政治は、隅っこから絵を構図も決めずに仕上げているようだ。また、専門能力がないからか、不用意な発言が多い。政治家なら、経済・法律の最低限は常識だろう。野次や機転だけの人物が多すぎはしましいか。絵描きが絵を描くように、政治家は政治が職能だ。政治が、「政策と実行」から「人気と選挙」に変質してしまっている。また、失言をするような輩が多いのは政治家になれば安泰、または権力と考え、社会の木鐸としての使命を矜持としないのか。ねじれ国会なら、相手を納得させ、国民の賛同を得る政策が優先されるべきだ。<o:p></o:p>

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政治の迷走は我々の見る目がないのが大きいのかもしれない。官房長官や辞任した法務大臣の言動は社会の裏返しだ。<o:p></o:p>

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足元の雑事より、気高き矜持が必要だ。<o:p></o:p>

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