都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

ゾンビ経済学(ジョン・クイギン):ゾンビの分析が多いが、最近の通説をまとめたかのよう

2013-05-30 05:22:58 | マクロ経済

ゾンビには大中庸時代、効率的市場仮説、DSGE,トリクルダウン経済、民営化の5本柱だ。いろいろゾンビを分析しているが、今後のゾンビについてのお話が少ないのは残念で、訳者の山形のあとがきに賛同する。<o:p></o:p>

DSGEで述べられているマイクロがマクロを変化させるのは不動産業界、都市変容では正しい。例えば都市の特定エリア(オフィスセンターと拙論では定義している)での新規開発が新規需要を作る循環があり、マイクロな投資予測に(飽和するまでは)牽引される。今後の改良、例えば行動経済学の双曲性やロングテールのリスク管理(確率×被害の大きさ)で見直せば実用になる。<o:p></o:p>

だまし金融、オプション理論のパラドックス(適性からの乖離は何故か、スティグリッツなど)、負けに追い銭、フィリップス曲線、社会の階層移動を止めるバイアス、裕福と健康の相関など話題のトピックも多い。<o:p></o:p>

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 ブログが基のようで散漫だが、楽しめる、しかし得るものは少ない。<o:p></o:p>

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コメント
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