日々を綴る私のブログ

今日心に響いたことと好きな絵を、
気まぐれに描きながら続ける日記。

アケビの思い出

2005-10-07 | 日々つれづれ
昨日、Tさんが仕事の帰り道に、アケビを持って帰りました。
少し郊外へ行くと、道端の樹木に釣るを巻きつけて実を付けているのです。
アケビを見て、昔父と・・子供の頃・・山に行ったことを思い出しました。
おぼろですが・・父はカゴのおいこを背負い、私その後ろ御供して歩きました。
木漏れ日の差す森の入り口で、父が「あれっ!」と指指した先に・・
大きな木の枝に、アケビが口を開けてぶら下がっていました。
それを父が取ってくれて、食べながら歩いた記憶が有ります。
甘いけど種ばかり多かったことを覚えています。
あの日父はキノコ取りに出かけたのかな・・?私が覚えているのは、
そのことより、アケビが木漏れ日の中で美しく見えたと言う事です。
あの頃は子供だったからか、皮(果肉)も食べた記憶はありません。
大人になって・・今では、アケビは皮の部分を食べるものと思っています。
種を出して、中に・・合い挽きミンチ肉と玉葱のみじん切りを炒めたものを、
詰めて、口をふさいで、糸でくくり(口が開かない様に)、フライパンで焼きます。
ほろ苦い味が、なぜか懐かしく、心が和みます。