万里村奈加の部屋

ネコとつまみ食いと、時々マンガの日々

魔女猛省の日々

2009年07月25日 | ネコ日和
王様は毎年初夏から夏にかけて、ハンストをする。

ブラッシングでは取りきれない換毛が毛玉となって胸やけを起こし、
食欲が落ちるのがきっかけとなる。

胸やけ状態の王様は、カリカリなんか食べたくない。
美味しいものがちょっとだけ欲しい。

毎日毎日、『ちょーだい(にゃーにゃー)攻撃』が続く。



明け方、4時からひたすら鳴き続ける王様の声。

心配になってエレベーターで会った上の階の住人さんに
「うちのネコうるさくないですか?」と聞いてみた。
「猫の声って、あの赤ちゃんが泣いてるような声ですか?
 大丈夫ですよー、うちだって犬飼ってるんですから」と答えてくれた。
そう、上の階の方はダックスを2頭飼っている。
ネコの声を咎めるわけがないことはわかっていたのだが…
赤ちゃんの泣いているような声ということは・・・王様の声がちゃんと聞こえてるのだった。


若干焦った。
いくら動物可のマンションとはいえ、朝4時から鳴き続けさせるのはいかがなものか。
隣も下も猫が好きとは限らない。


その上、 一週間ほどでみるみるやせ細っていく王様が魔女を弱気にさせた。
4キロあった体重がほぼ3キロになったのだ。
「25%の減量って酷過ぎないか…?」
そのころにはコームが、コツコツとお尻の骨に当たるほど痩せてしまい、
毛艶も悪くなって、しょぼしょぼのネコになってしまった。

(決して具合が悪いわけではない。
魔女が動くたびにつけ回して『なんかちょーだーい!』を繰り返している)


「わがままに負けたらいかん、食事こそが健康の源!」とは思いつつも、
とうとう、魔女は根負けして美味しそうなものを与える。
今回はマグロの赤身。

しかし、その根負けが悪循環のはじまりだった。

これでおいしいものがもらえると思った王様は、ますますご飯を食べなくなってしまう。
一日に少しのマグロしか食べなくなった王様はウンチが出なくなる。
2日~3日たってやっと出るウンチは、最初カチカチ。
その栓が抜けると第二波が普通ウンチ、
第三波はゆるゆるウンチへと・・・・変わっていく。
そして、下痢をした後はまたしばらくウンチが出なくなる。
便秘と下痢の悪循環だ。

ちゃんとカリカリを食べないから、便秘するし、毛玉も出ない。


ああ(;へ:)



ここで魔女猛省!


室内飼いのネコが飢え死にするほど我慢できるわけがない。

きっちりとお腹がすくまで我慢させよう。


いや、我慢するのは王様を甘やかしたい魔女の方なのだ。




そこで、昨日から時間と量をきっちりと決め、初心に帰ってフード管理を行った。
ご飯は朝7時と夜7時。
マグロはちょっぴりだけ、カリカリと一緒に与える。
王様が気にして欲しがるから、魔女は自宅ではおやつ禁止。
魔女のご飯は王様が終わってから。
食事前に、ビオフェルミン細粒を水に溶かして、シリンジで飲ませる。



一昼夜、声がかれるほど鳴き続けた王様も、今朝はちゃんとカリカリを食べた。
しっかりとお腹がいっぱいになった王様は、何も欲しがらずに眠っている。


ごめんよー
本当に魔女が悪かった((((_ _|||))))

これで、便秘と下痢が止まってくれたら良いのだが・・・

しばらくは様子見の日々。

コメント (6)
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