万里村奈加の部屋

ネコとつまみ食いと、時々マンガの日々

ふんりゅう その1

2009年07月14日 | 雑感
魔女は変な場所にできものができた。

おしりの○門の2センチほど脇にニキビのようなものが・・・
別に痛くもかゆくもないが、ほおっておくのも心配で、病院に行くことにした。



さて、どこの診療科で診てもらえばよいのか?
ニキビだと皮膚科なんだろうが、
場所が場所だけにおしりを見慣れた(・・。)ゞ先生がよいのではないか・・・
泌尿器科?婦人科?

ということでネットで調べ、一番近所にある肛門科クリニックを選んだ。

昭和41年開業。 およそ40年前?
一抹の不安があったが、
現在は2代目さんが診察しているに違いないと、そのクリニックを訪ねた。

外観も古い。ひっそりとした様子に今日は休診かと思った。
一応ドアを引いてみると、開いた。
玄関は薄暗く、老人が2人ほどうつむき加減で待合室に座っていた。
休みではないらしい。
幅40センチ、高さ20センチくらいの小窓の奥に白衣の人影が見える。
ここが受付らしい。

覗き込んで声をかけたが返事がない。

普通、初診の患者は問診表に色々と書き込む。
どこが悪くて来たのか、薬にアレルギーはあるか、
よそでどんな治療を受けていて、どんな薬を処方されているかとか。

しかし、ここには住所と名前と過去にこの病院で受診したかどうかだけ書き込む
5センチ四方の投票用紙のような紙があっただけだった。

「こんにちは」再び声をかけたが返事がなかった。

これだけでいいのかなと思いつつも、申込票を書き、
「初診です、お願いします!」とやや大きな声をかけると
「ええっ?!」どやしつけるような声が返ってきた。

振り返ってこちらを見たのは、
80歳を優に超えている白衣のお婆さんだった。
年を重ねているのが悪いわけじゃない。
・・・わけじゃないけど、

「お願いします!」もっと大きな声で保険証と初診申込票を出すと、
「ああ、初めてなのね。呼ぶまでそこで待ってて」


こ、この人は・・・・耳が遠い!!!


『開業昭和41年』のフレーズが頭の中でこだました。
ナースがこの歳なら、医者はどうなんだ?

どうだったの?

うーーん、続く。