我が家の小さい庭にはさざんかと紅葉とイチジクの木がある。
そして、それぞれに虫がついていて、さざんかはアメリカシロヒトリ、紅葉はミノムシ、イチジクはゴマダラカミキリ。
イチジクのゴマダラカミキリは幼虫が幹を食い荒らし、実の成長が悪くなるのだがそのまま放置。紅葉のミノムシはかわいいのでそのまま放置。
問題はさざんかのアメリカシロヒトリ。わかる人はわかるだろうが、とにかく大量に繁殖して、気がついたころには葉っぱは全滅。毛には毒があるからさらに厄介。
この舶来の虫は本当に困ります。
そしてさらに厄介なことに市販の殺虫剤ではどういうわけか効かない。かけてもピンピンしている。一説によると、「進化」して殺虫剤に強くなったのだとか。
そこで私はいろいろ「効きそうなもの」を試してみた。我が家のスプレー関係の缶は一か所に固まっておかれているので都合がよい。
先ず、即効で効果があったのはポリクレメイト。やたらに効く。しかし効果があるのは油性のみ。水性の方は効果がなかった。
植物にも影響がないし、最初の頃はこれで撃退。しかしとうとう無くなってしまったので次はクリアラッカー。これは水性のものだったが効果はあった。
しかし欠点はラッカーで固めてしまうので毛虫の死骸がそのままオブジェになってしまっている。しかも見つけるごとに大きくなっているので、成長の度合いをそのまま保存した形に・・・
続いて劇的な効果があったのは、カビキラー。これのいいのは毛虫がものすごく苦しがってもがきながら泡と一緒に落ちてくるので後始末が楽。
ポリクレメイトの時は退散しようとするのか、糸を吐いて枝からぶら下がってきてそのままオブジェになってしまうので、風情はあるが気持ちのいいものではなかった。
というわけで、今ではほとんど見かけなくなった。
そうそう、クレ5-56は効果が全くなかった。油だからいいとは限らない。
恐らくクレポリメイトも、カビキラーも「界面活性剤」が入っているのでこれが効くのだろう。
ゴキブリも殺虫剤ではしばらくのたうちまわっているが、食器洗剤やシャンプーでは即死する。
しかし考えてみると、これでいいのだろうか。専用に作られたはずの殺虫剤があまり効かないで、人間が生活の中でよく使っているものに即効性がある。
人間が安心して使っていて良いのだろうか・・・
アメリカシロヒトリの幼虫には毒は無いはず・・・・。
我が家でも、父が苦労しています。
それにしても、神尾さんは何事につけてマメですなあ。
しかし、先生のように様々な薬品を使うことなど思いもつかなかったので、正直驚きました。
我が家では、もっぱら枝切バサミで切り取り、足で踏み潰すという方法をとっております。
というのも、せっかく実をつけてくれても、薬品漬けの実では食べたくありませんから。
他にも、椿につく毛虫は本当に危険なので、これには殺虫剤も使います。
かと思えば、さつきにつく毛虫はかわいいもので、小さいうちは手でつぶしても大丈夫。まぁ庭を一周すると、割り箸でつまんでビンや缶に集めて、佃煮に・・・なるほど取れます。
その年によって、早くから繁殖したり、あまり出なかったり、色々です。
父が亡くなって以来、毎年、木登りをして実を採ったり、毛虫を取るのは母と私の仕事です。
父の庭を守り、少しでも多くの緑を残せたらと思っています。
まあ、ほとんど死滅したと思うのでもう大丈夫だと思いますが、知り合いが牛乳がいい、ということを教えてくださいました。今度試してみようと思います。
私はむしろ、殺虫剤で死なない毛虫が人間の洗剤で即死することにムシズが走ります。
ムコ殿様
おっしゃる通り、チャドクガのようです。私の認識不足でした。今度ぜひ牛乳、試してみてください。
pinetreeさん
確かに薬品付けはいやですよね。でも、スーパーで売っている果物やらなんやらは、そういうことですよね・・・木村さんのリンゴってご存知ですか?