漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

ジャッカルの日

2019年09月22日 | テレビ 映画 演芸
昼めし終わりの昼下がり、
チャンネルをかちゃかちゃやってたら映画になった。

「この映画、何回も見たよなぁ」と思いつつ、

最後まで見てしまう、と云う、
カネはないけど時間だけはタップリある

ヒマな年寄りにはよくある話。 (笑)

つまりは、
よく知られていて、オモシロイ映画「ジャッカルの日」。

時代は、
第二次大戦後間もないころのフランス、と云うから、

今から半世紀以上も昔のこと。

当時のフランスは、
第二次大戦で、ナチスドイツの侵攻を受け、国土は疲弊、

ようよう戦争には勝ったけど、

第二次大戦後に盛り上がった
民族自決の独立機運でベトナムなどを失い、

地中海の向こう側、
アルジェリアでも泥沼の戦い、

戦争の最前線で戦う現地軍と違い、
フランス本国では、厭戦気分が広がると云う時代背景。

つまり、
国論が割れていたわけで、

そのころ登場した
「第二次大戦の英雄・ドゴール大統領は、

破たん寸前の経済状況などを考慮し決断、
アルジェリアの独立を承認する。

大局的に見れば、
それしかなかったのだろうが、

植民地で生きる人々にとっては裏切り。

ドゴール憎しとなって、
殺し屋を送り込む、と云うのが物語の基本的な設定。

この映画、
最後の暗殺を決行しようとする場面もよくできてるが、

私には殺しのプロが、
綿密に準備するプロセスが、ハードボイルド風でおもしろかった。

原作はフレデリック・フォーサイス。

私はこの原作読んでない、
フォーサイスはいくつか読んでるのにね。

でも映画は、
原作にかなり忠実、と云うことだから、

今さら読まなくてもいいか。

その代わり、
映画は四・五回見てるものね、 

ただしテレビで・・・だけど。 (笑)




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