漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

剛球投手対決

2009年08月21日 | スポーツ
高校野球、今日の第一試合は熱戦でしたね。

明豊が逆転して、
花巻東のエース菊池投手が故障で降りた時は、
てっきり明豊の勝ちだと思ってしまったんですがネェ。

しかし、負けたとは云え、
明豊の今宮投手、リリーフで出て来て、154kmの速球を投げた時は驚いた。

尤も、あとから新聞を見れば、
きのうもショートの守備位置から、
ピッチング練習もせずにリリーフして、
150kmオーバーの速球を投げていたそうですけれど。

きのうは菊池投手も150kmオーバーを連発してましたし、
今大会は、このニ投手に限らず、速い球を投げる投手が多い。

140k台の速球は当たり前、と思うような大会です。

昔なら、130km台を投げたら「速球投手」、
140kmを越えたら「剛球投手」と云ったものなんですが・・・。

始めの内は、
スピードガンが調整されてるのかなと思ったぐらいですが、
そうでもなさそうですから、今大会は素質に恵まれた投手が多い。

処で、日本では、
速くて真っ直ぐな球を「直球」、或いは「ストレート」と云いますね。

しかし、この云い方は日本だけの言い方なんだそうです。

英語の「straight」には、
素直な、正直な、と云う意味もあるから、
野球で「素直で正直な」ボールを投げては、簡単に打たれてしまう。

従って、
直線的コースをたどって進む速いボールは、「fastball」、と云うようです。

この「直線的」と云うのが大事な処で、決して直線ではないのです。

よく、ヤンキースの松井選手が、
インタビューの中で「汚いボール」と云う表現を使います。

もちろん、汚れや卑怯なと云う意味ではなく、
素直ではなく、
「予測できぬ微妙な変化をする打ちにくいボール」と云うような意味で。

日本では、アナウンサーも解説者も、
アメリカで云う、「ファーストボール」を、
「ストレート」とか「直球」、或いは「真っ直ぐ」と云う言葉で表現しますが、

アレは、どう考えても、正確な表現ではない、

最近では、日本でも、
良い意味での「汚いボール」を投げる投手も増えてきたようですから、
直球やストレートと云う言い方は止めて、せめて「速球」と云うべきではないか知らん。

これなら、
微妙に変化する、スピード豊かなクセ球でも「速球」には違いないわけですから。

な~~んてネ、

ド素人が、
テレビの前で、ビール片手にホザイてる分けでありますよ。

ヘヘヘ、日本は平和じゃわい。(笑)




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