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漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

鉄人の暴走

2016年02月28日 | 事件
大阪梅田は、関西で一番華やかな街です、
その繁華街で、白昼歩行者の群れへ、乗用車がノンブレーキで突っ込むと云う事故。

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大阪・梅田で乗用車が暴走し、
11人が死傷した事故で、

死亡した男性(51)は、
事故があった交差点の手前でハザードランプをつけて停車、

その後、そのまま急加速して交差点に進入したが、
男性は停車の前後に意識が薄れ、

フットブレーキから足が外れて、
アクセルを踏み込んだのではないかと、交通捜査課ではみている。

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コレ、昔の車なら絶対に起らなかった事故です、
今のようにオートマ全盛になる前は、

クラッチを合わせなければ、
いくらアクセル踏んだって、車はビクとも動きませんからね。

しかしいま、車は、
アクセルを踏んだら走り出し、ブレーキを踏んだら停まる。

遊園地のゴーカートと同じで、
今の車なら、子供でさえ運転できるような気がする。

しかし、あまりに簡単ゆえ、
クルマに乗る方が緊張感を欠く処もあるのではなかろうか。

亡くなったドライバーには、
厳しいかもしれないが、自分の体に異変を感じて、

クルマを道路端に寄せて
ハーザードランプをつけるほどの余裕があるなら、

まずは、なにがあっても、車を停めたらエンジンを切るべきだったろう。

鉄人28号は、優秀なロボットだが、
操縦者が命じれば、幼稚園でも病院でも躊躇なく破壊する。

クルマも操縦者の指示通りに動く、
つまりクルマは、殺人の武器にもなりうる危険な機械なんですよね。

簡単に走り出す“便利だが危険なクルマ”に乗る者としては、

繁華街を走るなら
アクセルに物が乗っただけで走り出すことなどないよう、

停めるなら、
エンジンを切っておくぐらいは、最低限の責任だと思う。

亡くなられたドライバーさんは、
社会的にも成功し、人格的にも円満な方だったようなだけに、残念だと思う。




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