おとといは十五夜で、
夕べは「十六夜」、これで「いざよい」と読みます。
なんでも、おとといの満月に比べると、
月の出がやや遅く、そこからの銘銘で、「いざよいの月」。
「いざよう」というのは、
ぐずぐずしてためらっているようす、だそうですから、
新妻が、“恥ずかしそうにためらってる初夜”を、
「十六夜」と云う、・・・・・、
と云うのは、いま私が思いついた真っ赤なウソ。
って、・・・・・いまどきの新妻は、いざよったりしないか。 (笑)
「猶予」と書いて「いざよい」とも読むんだそうですが、
まぁ、これはいま辞書で仕入れたばかりの知識であって、
そうでもなきゃ、私にはゼッタイに読めません、
と、自信満々に言ったりして。 (笑)
ことのついでに、手元のことわざ辞典をひいたら、
「十六夜空や人の世の中」と云うのが出てきた。
“いざよう空や人の世の中” あんがいいいじゃないですか。
意味は、
「はっきりしない空模様のように、
人の心のはかりがたく変わりやすいこと」、だそうです。
早いはなしが、
「女心と秋の空」ですかね、・・・ン、ちょっと違うか。
私は、夕べの月を見ながら歩いていて、
♪♪
なりぃは やぁくざに やつれぇていても
月よ見ぃてくぅれ 心のにしぃき
と「勘太郎月夜歌」を口ずさんでいたのですが、
こんな歌、覚えてる人も、今じゃ少なくなったんでしょうなぁ。
むかしはケッコウ流行ったんですけどね。