漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

春の小川に蝌蚪の群れ

2022年04月08日 | せけんばなし

童謡唱歌「春の小川」は
今でも小学校の音楽教科書に載ってるんだそうですね。

とは言っても、
同じ科目でも何種類もある日本の教科書の事だから、

「モノによっては」と云う但し書きが付くんでしょうけれど。

この歌が出来たのは、百年以上も前、当時の歌詞は、

♪♪ 春の小川はさらさら流る
    岸のすみれやれんげの花に、

  匂いめでたく、色うつくしく
   咲けよ咲けよと、ささやく如く ♪♪

その後、戦中戦後の二回歌詞が変更され今の形になっている。

♪♪ 春の小川は、さらさら行くよ
    岸のすみれや、れんげの花に、

  すがたやさしく、色うつくしく
    咲けよ咲けよと、ささやきながら ♪♪

別にどっちでもいいんだけど、
プロの声楽家の合唱で聴くなら原型の方がいいかな。

でもさ、私の近所の小川はみんな
コンクリートで固められちゃったからね、

最早「すみれもれんげも」生息できぬ環境となり果てている。

もちろん蛇や蛙もね。

ちなみにオタマジャクシのこと、
俳句の世界では「かと」と言うんだってね。

オタマジャクシじゃ音数が多く表現に不自由なんで、
オタマジャクシの古い言い方「蝌蚪」を今でも使う事が多いんだそうですよ。

 


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