漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

中国で和牛

2019年02月27日 | テレビ 映画 演芸
国際競争力のまるでない日本農業ですが、
それでも高級果実や牛肉には、かなりの競争力があるのだそうです。

先日も、
「牛肉輸出が伸びて200億円近い」と云う記事があった。

その内の多くが、
いわゆる「和牛」と呼ばれる高級肉であるらしい。

きのうかな、
新聞の読者投稿欄にこんなのがあって、思わずニヤリとしました。

 中国で和牛人気、
    「いつでも行きます」芸人


もちろん、
人気芸人の“和牛”と掛けてあるのですが、

このコンビ、漫才のコンクール「Mー1」で、
三年連続の二位と云う、不思議な珍記録の持ち主です。

いつだったかのインタビューで、
「僕らの漫才は ああ云うコンクールに向いてないのかな」と語ってました。

漫才のコンクールは、
その多くが3分から5分という持ち時間、

こんな短時間勝負となれば、どうしても、

最初から全速力でダッシュし、
そのままゴールへと云う漫才が有利です。

劇場で演じる15分以上のネタのように、

初めは軽いネタで雰囲気をつくりながら、
後半への下ごしらえをし、

徐々に盛り上げ、
最後の五分ぐらいで爆発させる、

そう云う組み立ての漫才を得意とする和牛は

例え5分の漫才でも、
振り、仕込み、と組み立てを大切にする。

それが、
「僕らの漫才はコンテストに向いてない」と述懐する由縁。

その話を聞きながら、

そうだよなぁ、昔は漫才と云えば、
30分が普通だったもんな、と私も頷いたのです。

ちなみに落語の独演会などになると、
ひとりで一時間以上と云うネタも少なくない。

漫才でも落語でも、

テレビで見られるのは、
映画の予告編レベルと承知しておくといいのかもしれない。




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