気が付けば今日で二月も終わり、
あすからは三月ですか。
女の子のない我が家では縁がなかったけど、
飾る家では「おひなさま」がもう飾ってあるんでしょうね。
猿も来よ 桃太郎来よ 艸の餅
一茶の句です、
「艸」は「くさ」、素朴な感じの象形文字。
いまは「草」と書くのが普通ですが、
古くはこの字を使ったと手元の辞書にあります。
ひな祭りと云えば、
菱餅と云うことになってますが、
昔は草餅をそなえたと その辞書にある。
ふつう草もちは、
ヨモギの葉を混ぜて作るが、
古くはハハコグサを使ったんだそうです。
「母子草」
わたしは知らなくてネ、
今ネットで検索して写真を見たら、
ああ、この草なら知ってる、
へ~こんな草を使ったんだァ と驚きました。
その写真見てて思ったんですが、
確かに 素朴なこの草なら、
「草」より「艸」の方が似合ってそうな・・・(笑)
もっとも三月三日は確かに桃の節句ですが、
それは旧暦でのこと、
今年の旧暦三月三日は、
現行の暦なら4月の7日にあたる。
いま、花屋さんに並んでいる桃の花は、
温室栽培で1カ月ほど開花を早めたものですが、
そのころになれば、
桃の花は自然に開くし、そのころには桜も咲く。
つまり、
桃の花も来よ さくらの花も来よ 艸の餅 (笑)