漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

コゴト幸兵衛

2012年01月09日 | せけんばなし

「成人の日」って、ナンなんだろうナと思う。

「一月の第2月曜日」って、コレ、
別に月曜でなく「火曜でも水曜でもいいんじゃないの」と思ってしまうのだ。

ウソでも、
「カクカクシカジカの由来があるからこの日を祝日とする」と言われりゃ、

「はあ、そうか」と思わぬでもない物を、
「○月の第何曜日」なんぞと云われてしまうと、

「ははぁ、別にこの日でなくてもイインダな」とシラケてしまう。

第一、
十歳にもなれば親の手伝いぐらいはした昔と違い、
今の二十歳なんて学生が殆どで、晴れ着を調達するにも、まだ親掛かり。

自立もしてないし、生活力もない半人前ばかりで、
「今日からは大人だ」と胸を張れる新成人は幾らも居るまい。

酒や煙草なんて、
別にこの日を期して許可と云う分けでもなし、

性行為にいたっては、法律の規制があるわけでないから、
十六で大人と云うヤツもいれば、
三十歳過ぎてもイマダ未成年と言うオジサンもいるだろうしネ。

しいて言うなら、成人の日と云う名目で休日があると言うだけのハナシ。

いかにも「和服を着慣れてない」と云うようすの娘たちが、
ド派手な振袖姿に、水商売顔負けと云う濃厚な化粧で写っている報道写真を見て、

そんなことを思った。

こう云う、目の周りを真っ黒にした化粧を、
昔は、「タヌキのアカンベ」と云ったと思うのだが、

このごろでは「パンダのよう」と云えばそれで通じるから、

まぁ、分かり安いと云えばわかり安いのではあるが・・・。






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