漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

Oh.! ワショク

2018年06月04日 | 食べもの
先日、池上彰さんの番組で、
ロシアでは今、健康ブームだ、と言ってました。

あの寒いロシアで、
路上でジョギングする人が増えてるのだとか。

それと共に、
「健康に良い」と和食ブームも起こり、

和食を看板にする店は増えたが、
日本人から見れば、

「これ、ちょっと」と云うような
ロシア製、“ワショク”も多いんだそうな。(笑)

それ、見てて思い出したんですが、
以前、英国人の書いた「日本料理探訪記」みたいな本を読みましてね。

その中の、
東京や大阪の食は、

料理の種類や中身、その精神など、
店や料理に対する記事が多かったのですが、

沖縄に関しては、
その生活ぶりや食材の記事が多かった。

著者によると、
「私は子供のころから“死への恐怖”が強く、

長じては、
長生きすることにも関心が強くなった。

今回、日本へ来たのは、
ヘルシーとされる、和食への興味と共に、

世界一の長寿国、日本、
分けても長寿県である沖縄を取材し、

その秘密を解明することも、
重要な目的のひとつ]」、だったそうな。

キリスト教国である英国の人でも、
「死への恐怖」は強いのか、と驚くとともに、

沖縄の取材が、
「暮らしや食材」へ向かったのもむべなるかなと理解した。

欧米の和食ブームは、
こちらが思う以上に日本の、

「長寿で肥満のない健康な国」

と云うイメージが、
随分とあと押ししてるらしい。

日本国内じゃ、
年寄りばっか増える国の、

将来を危惧する声の方が強いんですけどね。(笑)


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「英国一家、日本を食べる 」マイケル・ブース/著



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