漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

三傑の三番め

2018年06月03日 | 
今朝の新聞書評に、
「木戸孝允と幕末・維新」と云う新刊書が取り上げられている。

そこに、

「維新の三傑」と呼ばれる木戸だが、

ほかの二人、西郷や大久保と比べ、
「影が薄い」と云う意味のことが書かれている。

私の子どものころ、
チャンバラごっこをすると、

「わしは鞍馬天狗や」、
「おれは近藤勇な」と取り合いして、

その次に人気があったのが「桂小五郎」だったから、

この評はちょっと意外。

実際、
残された写真を見ても、彼は男前です。

処が、この書評には、

「変革期にはぴったりの才能だったが、

 できあがった政権で
 多数の課題を調整する作業には向いてなかった」

とあるのを見て、これも意外だった。

木戸と云えば、
薩長同盟を締結する立役者となり、

また、三傑の中では一番長生きし、
長州閥の元老として、明治政府に重きをなしたのだから、

には、革命家より、
利害を調整する政治家のイメージが強かったから。

少し興味をそそられ、
この本、読んでみようかなと思ったが、

出版が、「京都大学学術出版会」で、値段が四千円余。

ページ数は書いてないけど、
なんか、読むのに体力が要りそうで、

死にかけてる年寄りには、チョッとムリみたいです。(笑)





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