きのうのテニス、
胸の辺りになにやら見慣れたマーク、
いやあ、知らなかったですね、
あのユニクロがテニスウエアを出してるとは、
それも世界のトップ選手と契約してるなんて。
ところで英国には、
「ウィンブルドン現象」と云う言葉があるんだそうですね。
イヤ、いまはもう「あった」と云うべきなのかな。
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「ウィンブルドン現象」とは、
市場経済において「自由競争による淘汰」を表す用語である。
特に、市場開放により外資系企業により国内系企業が淘汰されてしまうことをいう。
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イギリスは世界最古の伝統を持ち、
立派なコートとレベルの高いファンが詰め掛ける、
ウィンブルドンと云うテニスの国際大会の開催地でありながら、
70年以上も地元選手の優勝がなかった。
そう云う事情を指してこんな言葉が生まれたわけですが、
きのうはついにイギリスのマレー選手が、
ユニクロのではなく、セルビアのジョコビッチ選手を下して優勝。
試合後のインタビューで、
喜びよりも「つらかった」と語っていたのは印象的でした。
ゆうべの試合もそうだが、
去年、決勝で負けたのもつらかったというのですから、
イギリス中の期待が一身にのしかかり、その重圧はタイヘンな物だったのでしょう。
処で、日本にも似たような現象、「国技館現象が」ありますねぇ。
なにしろ、日本人の横綱どころか、
優勝者さえ、もう長い間日本人から出ていない。
今場所の開催地は名古屋ですが、
相撲協会とファンの期待を一身に集めている稀勢の里、
依然、ある解説者が、
期待を裏切り続ける稀勢の里を見て、
「稀勢の里は期待すると負けるからね」と言ったことがありましたが、
きのうの土俵ぶりにも、
稀勢の里にのしかかるプレッシャーが見て取れた。
気の毒だが、これはもう強者の宿命、しようがないんでしょうね。