漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

妄想

2021年04月21日 | せけんばなし

「大」と云う漢字は
「立っている人を正面から見た形」だそうである。

これに対し、
「立っている人を横から見た形」が「人」であると、

白川静著「字解」にはある。

その「人」が、
猿の祖先と分かれたのは今から六~七百万年くらい前の事らしい。

では「人(ヒト)」とは何かと云うと、
これは定義が難しく、学者により諸説あるが、

素人にも一番分かり易いのは、
「直立し二足歩行する」と云う定義であろうか。

アフリカ南東部、
タンザニアの遺跡には、

360万年前の、
「二本足歩行の足跡」が化石として残されているそうだから、

そのころには、
「直立し二足歩行する人類」が誕生していたのだろう。

最初の人類が、
アフリカで誕生し、

その後世界へ広がったと云うのは定説となっているが、

そこで不思議に思うのは、
ヨーロッパやアジアの人たちの肌の色が違うコト。

素人考えで行くと、
白い肌がアフリカの強い陽ざしを浴びて黒くなるなら分かるが、

黒い肌が、
弱い陽ざしを浴びて白くなるとは思い難い。

一番考え易いのは、
アフリカで生まれた最初の人類は、

白と黒の中間色で、
その人類が北へ行って白くなり、

アフリカに残った人たちは次第に黒くなったと云う想像。

つまり、
アフリカで最初に生まれた人たちは

アジア人や中東人のような肌の色ではなかったか・・・、

などと、

辞書を広げるうちに、
妄想してしまっていた きのうの昼下がりでありました。

 


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