「大」と云う漢字は
「立っている人を正面から見た形」だそうである。
これに対し、
「立っている人を横から見た形」が「人」であると、
白川静著「字解」にはある。
その「人」が、
猿の祖先と分かれたのは今から六~七百万年くらい前の事らしい。
では「人(ヒト)」とは何かと云うと、
これは定義が難しく、学者により諸説あるが、
素人にも一番分かり易いのは、
「直立し二足歩行する」と云う定義であろうか。
アフリカ南東部、
タンザニアの遺跡には、
360万年前の、
「二本足歩行の足跡」が化石として残されているそうだから、
そのころには、
「直立し二足歩行する人類」が誕生していたのだろう。
最初の人類が、
アフリカで誕生し、
その後世界へ広がったと云うのは定説となっているが、
そこで不思議に思うのは、
ヨーロッパやアジアの人たちの肌の色が違うコト。
素人考えで行くと、
白い肌がアフリカの強い陽ざしを浴びて黒くなるなら分かるが、
黒い肌が、
弱い陽ざしを浴びて白くなるとは思い難い。
一番考え易いのは、
アフリカで生まれた最初の人類は、
白と黒の中間色で、
その人類が北へ行って白くなり、
アフリカに残った人たちは次第に黒くなったと云う想像。
つまり、
アフリカで最初に生まれた人たちは
アジア人や中東人のような肌の色ではなかったか・・・、
などと、
辞書を広げるうちに、
妄想してしまっていた きのうの昼下がりでありました。