漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

宇宙時代

2021年04月20日 | せけんばなし

去年の七月に打ち上げられたロケットが、
目的地である火星に到着したのが今年の二月、

現在、
そのロケットに積み込まれた無人の火星探査車が活動中。

その火星からこんなニュース。

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アメリカ航空宇宙局は、

地球以外の惑星で初めての
小型ヘリコプターの飛行実験を火星で行い成功したと発表しました。

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そのヘリは、
重さが約1.8キロ、それが3メートルほど上昇し、

その場でホバリング、
30秒ほど浮かんだのち無事着陸したそうです。

記事は
ナサの興奮が乗り移ったかのような書きぶりですが、

そのタイヘンさはシロウトにもわかります。

なにしろ火星の大気は、
地球の百分の一の薄さだそうですから、

二キロ弱とは云え、
ヘリが浮き上がるのはスゴイ事なんでしょうね。

思い起こせば六十年前、
初めて月に人類が降り立った時、

日本のマスコミの
興奮はタイヘンなもので「宇宙時代の幕開け」と書きたて、

新聞もテレビもそのニュースばっかり、
今にも宇宙旅行が始まるかのような書きぶりでしたが、

あれから半世紀、
宇宙工学とやらにド素人の私としては思うんですよ。

たかがドローンが、
3メートル浮かんだだけでニュースになるようでは、

一般人の宇宙旅行など、
私の孫子の代でもムツカシかろうな、・・・などと。

 

 


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