漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

濡れ手で粟のつかみ取り

2010年08月24日 | Weblog
今年の夏は猛暑と云うこともあり、
あまり外出せず、読書も進まず、ウダウダとテレビを見ることが多かった。

従って、例年になく高校野球を見た分けですが、

ただし、見ると云っても、
評判の投手が投げている処をチョコッと見るとか、

途中経過をのぞき見るとか、
つまりは、試合内容がどうとかこうとか云えるような見方ではない。

そんな見方でも目に付いたのが観客の多さ、
日曜はモチロン、平日でも、出場校に関わりなく「ほぼ満員」の盛況ぶり。

神戸の震災後は、
あまり、客の入らぬ時期もありましたが、
今はもう完全に、高校野球の人気は復活を遂げたようです。

テレビの視聴率もよかったようで、
決勝戦など、NHKで15%以上、
平日の試合でもコンスタントに10%前後と云う高視聴率を稼いでいたとか。

もし昼間、
コレだけの視聴率をあげるような番組を作るとすればタイヘン、

仮に作るとなれば大河ドラマなみのカネが掛かるはずです、

処がどうも、
コレだけのコンテンツを、NHKはタダで手に入れている気配。

私もくわしくは知らないが、
少なくとも、放送権料が支払われていると云った報道は聞かない。

大相撲の視聴率も高校野球と同じぐらいだが、
こちらは「一場所・5億円程度」が支払われているそうですから、

大相撲の2時間程度に対し、
「連日10時間近い」と云う「放送時間」を考えれば、

その映像価値は、莫大なものになる計算。

なにしろ、その視聴率から考えれば、
大相撲の5億円でさえ、割安と云われているのですからネ。

もちろん、プロとしての興行である大相撲と、
アマチュアである高校生の大会とを、同一視する気はありませんが、

それにしてもNHKは、ボロモウケですなぁ。





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