むかし、
ある女性作家がこんなことを書いてましてね。
「亭主の浮気に、
妻が腹を立てるのは、
自分専用の箸を
知らぬ間に客の誰かに使われたと知った時の不快感に似ている」
一読して思わず破顔、
その後「なるほどなぁ」と感心した記憶があります。
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水泳のメダル候補、
瀬戸大也選手の女性問題が週刊誌の記事により発覚、
これにより日本水泳連盟は、
活動停止や助成金の制限などの処置を下した。
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この騒動で私が思ったことは二つ、
日本水泳連盟なる組織は、
選手個人の私生活を制限するほどの権力を有するのか、
それともうひとつ、
浮気騒動は、
純粋に夫婦間の問題であり、
妻が騒いでもないのに、
第三者である週刊誌に糾弾し公開する資格があるのだろうか、
と云う事。
ちなみに、
巷間伝わる処によれば、
この騒動をスクープした
週刊新潮の記者は、
決定的瞬間を狙うため、
幾晩も車中にそみ望遠カメラを構え続けたのだそうな。
新潮社と云えば、
立派な本を出す大出版社だが、
そんな会社から
引き受けた仕事が出歯亀のような覗き仕事。
大学まで出たろう、
取材記者が誇りを持ってのぞめる仕事とは到底思えない。
生活のためとは云え、
そこまで身をとした記者の哀れさと悲しさを想う。