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栄久山妙善寺おしょうのつぶやきブログ

山梨県富士川町の栄久山妙善寺は身延山久遠寺を総本山とし永代供養・水子供養・祈祷・相談占い等を行う寺院の住職です。

泣いた赤鬼

2015年06月22日 | おしょうのつぶやき
私が子供の頃から 好きな本に 【泣いた赤鬼】 と言うお話があります。

この物語は 不思議と読む時期や 読む人によって 感じ方が違います。

少し長文になりますが 読んだ後 誰かに 「ありがとう。」 と伝えたくなる 不思議な物語です。

  山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。 赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、
   「心のやさしい鬼の家です。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」 と書いた、立て札を立てました。

けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。

赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、しまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。

そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。

青鬼は、わけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。

青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。

そうすれば、人間たちにも、赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう、と言うのでした。

しかし、それでは青鬼にすまない、としぶる赤鬼を、青鬼は、無理やり引っ張って、村へ出かけて行きました。

計画は成功して、村の人たちは、安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました。

毎日、毎日、村から山へ、三人、五人と連れ立って、出かけて来ました。

こうして、赤鬼には人間の友達ができました。赤鬼は、とても喜びました。

しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。

それは、あの日から訪ねて来なくなった、青鬼のことでした。

ある日、赤鬼は、青鬼の家を訪ねてみました。青鬼の家は、戸が、かたく、しまっていました。

ふと、気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。
そして、それに、何か、字が書かれていました。

  「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、青鬼。」

赤鬼は、だまって、それを読みました。

二度も三度も読みました。戸に手をかけて 顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。   

このお話を読んで 様々な思いや 感じ方があると思います。

何だか不思議と 温かい気持ちになりませんか

そして・・・

大切な人に 「ありがとう。」 と伝えてみては・・・

        合掌     栄久山 妙善寺

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心のタイヤ満タンに

2015年06月19日 | おしょうのつぶやき
久し振りに自転車に乗りましたが タイヤの空気が減っているせいか 乗っていても タイヤがベコベコして 乗り心地も何となく悪くて 不安です。

そこで 空気入れで 「シュッ シュ シュ」 とタイヤに空気をおくると ゴムが膨らみはじめる様子に なぜか ワクワク!!

よ~し 今度は スムーズな走り出しに 絶好調!!

自転車のタイヤと同じに 心も幸せの空気満タンの時は 夢や希望に満ちていて あらゆる困難にも 笑顔で元気に走って乗り越えられます。

しかし 暗くメソメソしていると 心の幸せの空気が抜けて ベコベコして落ち込み なかなか前に進めません。

悲しい時や辛い時こそ 「大丈夫 大丈夫。」 と心に力の空気を送って前へ進みましょう。

自分の心のタイヤには 自分で空気を入れないと

辛い時こそ にっこり 笑って 

心のタイヤを満タンに

よ~し 行くぞ~   チリ~ン  チリ~ン

          合掌    栄久山  妙善寺

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神仏の不思議な力

2015年06月18日 | 教え
仏像は さまざまな物を手に持っています。

例えば 観音様は 蓮華や水瓶を持っています。

蓮華は 泥水に汚れ染まることなく 美しい花を咲かせる事から 煩悩に染まることなく 悟りと清らかな心 を意味します。

水瓶は 人々の願いを満たす財宝が 蓄えられています。

また多くの仏像が 手にしている宝珠は 人々の願いを叶えてくれる 有り難い珠です。

日蓮宗では 鬼子母神様を お祀りしているお寺が 多いですが 鬼子母神様が手に持っている ざくろは 安産・子育て を表しています。

それは ざくろの実が たくさんの種を含んでいる事から意味しています。

日本では 昔から ざくろの実は 子宝の象徴とされ 大切に育てられてきました。

妙善寺の子安鬼子母神十羅刹女様も 子安・安産・子育ての神様として 古くから 大変な信仰を集めてきています。

私達が 清らかな心で手を合わせた時 沢山の有難い持物を持っている 神様・仏様が そっと持ち物の力を 授けてくれます。

不安やお願いしたい事がある時は 素直な心で 手を合わせてみて下さい。

あなたの素直な心に 必ず神秘な力が 降り注がれます。

       合掌   栄久山 妙善寺

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聞く耳 聞く心

2015年06月17日 | おしょうのつぶやき
あなたは 聞く耳を持っていますか?

神様は私達に 聞くために2つの 耳を与えてくれました。

しかし 何度も何度も注意される人や

何度も何度も怒られる人がいませんか?

ちゃんとうなずいて 反省しているのに また同じ失敗をしてしまう人

1度言えば 次からは何でも出来る人

その違いは 聞く耳を持っているか 聞く耳を持たないか の違いです。

では・・・聞く耳とは・・・

心の耳です。

心の耳で聞けば 注意してくれる人の気持ちや 怒ってくれる人の気持ちもわかるはずです。

自分ばかり注意させる 自分ばかり怒られる 

また注意されてた また怒られたと 思う前に

心の耳で ちゃんと聞いて見て下さい。

心の耳で 聞くように気を付けて下さい。

聞く耳を持つと 色々な物の関係がよくなるはずです。

本当にあなたの為に 言ってくれる言葉が 心に響くはずです。

聞く耳を持つ事は 人の心も大切に出来る人です。

聞く耳を持って 毎日怒ってくれる 家族や上司に 感謝して下さい。

          合掌    栄久山 妙善寺

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2015年06月16日 | おしょうのつぶやき
むかしある所に 飲んだくれで 全然働かない魚屋の 亭主がおりました。

ある朝 女房にたたき起こされて イヤイヤ仕事に出掛けると 浜でお財布を拾いました。

中には四十二両の大金が入っていました。

亭主は これで一生遊んで暮らせると思い 家に帰ると仲間と酔っ払ってドンちゃん騒ぎ!!

次の日 酒代を払おうと 財布を探すが どこにも見当たらず 女房に尋ねると

「そんな財布知らないよ。 夢でも見たんじゃないの。」 って

それを聞いて 亭主は 夢だったのかとがっかりしました。

それからは心を入れ替え 酒をやめ 「いつかは自分の店を持つんだ。」と

無我夢中で働き 3年後には本当に お店を構えるまでになりました。

その年の大晦日の夜 女房が亭主に 本当の事を打ち明けました。

もちろん夢でも 何でもなくて 財布もちゃんとあります。

一生懸命頑張った 亭主に 女房が酒を出しました。

亭主は3年振りの酒に 嬉しそうに盃を口に持っていきますが 

その寸前で 「いや飲むのはよそう。 また夢になるといけねぇ~。」 

古典落語の “夢 と言う ”飲んだくれの男が 夢のおかげで 真人間になると言うお話ですが

“夢” とは・・・

真面目にコツコツと努力をしながら 叶えるもの 簡単じゃないからこそ 大きな大きな夢となる。

あなたには どんな夢がありますか?

人が聞いたら 大笑いするかも知れない そんな大きな夢を持って生きている人って 素敵ですよね。

         合掌   栄久山 妙善寺

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