明源寺ブログ

浄土真宗本願寺派

自坊、門徒推進員と共に(6月18日~20日 東日本大震災復興支援絆の旅に参加して)その3

2012-06-22 23:18:11 | Weblog
実は、この「絆の旅」なのですが、企画表を見せていただいた時から、大きな疑問を感じた事がありました。その疑問故に一度は断ろうかとも思った程です。その疑問とは、松島・中尊寺等のいわゆる観光地が入っているのです。復興支援の絆の旅に、何故に観光地なのかという大きな疑問でした?
しかし、それは実に浅はかな考えであったのです。復興支援には、色々な方法があったのです。現地を訪問し、そこで買物をする。この行為も、極めて有効な復興支援なのでした。お金は、お店に支払います。しかし、お土産を購入する事は、従業員の方のみならず、いろんな意味で地域経済にも多少の好影響を与えていくのです。まだまだ、復興は始まったばかり。それどころか、未だに道筋すら見えないというのが現実なのではないでしょうか?この事を強く今回認識しました。政治の無策と非難する事は容易です。こんな状況の中で、自分自身がやれる事、それは極めて限られています。その限られた方法の一つが、今回の「絆の旅」ではなかったのかと今は思っています。
さて、私達を乗せたバスは、6月18日午後4時に日本三景の一つ松島に到着。報道でもありましたが、松島は沖合いに浮かぶ多くの島が自然の防波堤となり、見事に大津波を受け止め、その被害は比較的軽少で済んだ地域。しかし、名所五大堂周辺のお店を見ますと、未だにシャッターを降ろしているお店も多数あります。くい止めたと言っても、津波は来ているのです。
写真は、押し寄せた津波の高さを示す表示。歩道を歩く人影と比較しても、かなりの高さです。

風光明媚な松島は大勢の観光客が当日も訪れていました。しかし、震災以前と比較すると観光客の減少は・・・・でも、松島湾周遊の船が出る港に貼られたポスター「前進松島」に勇気をもらいました。

周遊船からみる松島の風景は、震災以前と何ら変わる事なく、その優美な姿を私達に見せてくれました。
写真 高速船の船内。

高速船のまわりを・・・


大津波をくい止め、津波に耐えた絶景の一つ。

松島の高台にある大観荘(私達の宿泊場所)。震災当時、全国から応援に来られた警察関係者の宿泊場所となった旅館。ここから、被災現場に出動されたそうです。

続く・・・・

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