２０８０００人 花々はたくましく

自坊の在所は過疎。故に空家が存在します。ご承知の通り、家を半年も放置すれば家の痛み急速に進行し、数年すればもうイケマセン状態。事実上の廃屋。よほどのリフレッシュ工事をしなければ到底住むことはできないのです。そのような家は、敷地内も荒れ放題。草木が生い茂り、蔦が這い、どうにもこうにも手がつけれなくなり、山が近い事もあり動物の棲家となるのです。猿・鹿・ハクビシン、動物園さながらに何でもありの世界。
ですから、せめて敷地内の草刈だけは定期的にする必要があるのですが、これも事実上極めて困難な事。
そこでどうなるのか？誰かがしなければ。で、昨日は朝から広い屋敷内の草刈作業に専念となりました。勿論、手弁当です。
荒れ果てた屋敷内の敷地なのですが、春の花々は実にたくましく咲いていました。自然の造形美です。
石畳は、スミレの大群落。


石畳の両脇には、ドウダンツツジの群落。

おまけに、ひとり生えの山椒まで。

そして、山吹の花も咲き始めています。

シャガの花も。

色とりどりの水仙の花。



名前知れずの２種類の花。


たくましく咲く春の花々。彼らのためにも草刈作業は必要なのです。丸一日を費やした大変な草刈となりましたが、花々が疲れを癒してくれました。手を入れられたら昔のように立派な庭に復元できるのですが。実に惜しいことです。できる事は限られているのですが、最低限の草刈は今後とも続けていこうと思っています。
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