猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

2007年05月29日 11時31分26秒 | 映画
  遅ればせながら、だんなとふたりで見に行ってまいりました。


 絶対泣かされると思って最初は見ないつもりだったんですが、さるブログさんで記事を読んだら見たくなって。

 普通の話です。決して珍しい話しじゃないです。地方出身の男の子が何者かになろうと東京の大学に進み、田舎の母は必死にそれを援助する。放蕩者の父はとっくに女を作って家にはいない。しかし、都会におぼれた息子は何とか大学は卒業できたものの、何者にもなれずに30歳もすぐそこ。ところが母にガンが見つかって・・・。全部本当のことだとは言えないにしても、原作者リリー・フランキーの (半) 自伝です。

 最近の映画は美術と言うか、背景にお金かけますね。わたし (50歳代) より少し下と思える主人公の子供時代、青年時代を彩る建物、洋服、小物に至るまで凝りに凝って作ってます。炭鉱の町を故郷に持つ人にはたまらないかも。東京に出てきてからの1980年代の雰囲気が私にはたまりませんでした。

 この映画には又、いろいろな俳優さんが出てきてだんなと私は後で感想を言い合うのに俳優さんの話しばかりしてました。あの おばあちゃん 誰だろうなぁと思っていたら、エンドロールで 渡辺 美佐子 の名前を見て二人で納得したり、私は知らなかったのですが、貴重なバイプレーヤーの 千石 のり子さんがやはりおばあちゃん役で出ていたり、あの子ってキョンキョンに似てるな~ と思ってたらやっぱり小泉 今日子だったーーとか 
 
 伊丹十三 「お葬式」 の時も懐かしい顔総出演でしたけど、これも探すともっといろいろな方がいらっしゃるかも。
 私が見たブログさんは若いときのオカン役 内田 也哉子 がいいと言ってましたが、もちろんよかったんだけど、年取った方のオカン役、本当の母親の 樹木希林 が良かったわ~。小林 薫 扮する籍だけのだんなに久しぶりに会うときの、はにかみっぷりが可愛かった。薬の副作用に苦しむ様もリアルでしたよ。私、ガンになってもこれはやめて貰おうと思ったもの。
 
 で、やっぱり泣きましたとも。号泣じゃないのですが、ずっとつ~っと涙が流れっぱなしと言う 女性には辛い映画 でした。久しぶりで映画の後トイレに入ったら目が充血しててあせりましたよ。最近涙もろいのでよくTVでも映画でも泣くんですけど、一瞬で現実に戻って後はサバサバと言うことも多いのですが、この映画・・・後半はずっと泣きっぱなしでヤバかったです~。

 涙もろい方は半年後、ご自宅のTVでお一人でどうぞ~
コメント (2)
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