猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

萩尾 望都 「あぶない丘の家」

2007年05月28日 14時18分06秒 | マンガ家名 は行
      今回始めて読みましたが知らなかった、これは力作ですね~。萩尾先生のはこれも、と言うべきか


 少し前に買っておいて、いろいろ本 (まんがです) がたまっていたので本棚に放置しておいたもの。旅行に行った先の夜に読もうと持っていったら読み応えありで寝る前に4/1も進みませんでした。

 初出は1992年 ASUKA 夏の号~1994年6月号まで。つまり 「残酷な神が支配する」 のすぐ後の作品です。あんな作品の後なので、ポップで可愛い感じかと思いきや、全体にSF、ホラーが2割、歴史が25パーセント、あとは・・・、後は・・・萩尾 望都 
 はぁ~、ボキャブラリーの不足に悩みますが、萩尾作品は萩尾作品で他の誰の作品でもないのよね~。
 

 ちょっとあらすじの端っこだけ

 神社に飲み込まれるように建つ 平羅坂(ひらざか) さんちの 真比古(マヒコ) は 安曇(アズミ) アズ兄ちゃんと二人暮らし。両親を亡くしたばかりだ。両親が死んでから何か家が変だ。アズ兄ちゃんもオカシイ?
 事故した車で父さんが帰ってきたような・・・・、あれっアズ兄ちゃんて姉ちゃんだったっけ ???? もう一人兄ちゃんていたっけか ???? 夢でおかしな格好の女の子に 「もうすぐわたしのもの」 なんて言われるし。
 とどめに死んだ両親が家の中にいるもう、何がなんだか・・・信じられるのはネコのエリザベスだけ
 
 その後も過去と未来、あの世もこの世も縦横に駆け巡って4話の話しが入っています。

 個人的には歴史好きなので第3話の 「あぶない壇ノ浦」 の話が面白かったです。源平合戦ですよ義経ですよ一ノ谷が、屋島が、壇ノ浦が~~ あ~れ~ SF はぁはぁ。
 このお話が又、NHK 2005年の大河ドラマ 「義経」 の原作なんじゃないかと思うほど歴史観が同じで、「義経」 の脚本家はこれ読んでるだろ~と言いたいくらいです。

 もっと続編が読みたい作品です。アズ兄ちゃんの来た世界も見てみたいし。バルバラもいいけど、こういったちょっとコミカルが入っているものも読みたいな~萩尾先生ーー。
コメント (15)
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