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猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

試写会 「白雪姫と鏡の女王」

2012年08月19日 17時14分59秒 | 映画


           ↑ 映画HPより 



ひさ~し振りに試写会に行ってきました。
心優しい友人がとても忙しいにも関わらず誘ってくれたのです。(感謝!)

題名だけ見ますと、そう、あのグリム童話の「白雪姫」の物語なんです。
が、いきなり煌びやかな画面に似つかわしくない本音満載な説明トークが始まり、笑いながら色鮮やかなファンタジーの世界へ… (激笑)

タフで前向きなお姫様はフィル・コリンズの娘のリリー・コリンズ。
オードリー・ヘプバーン似の正統派可愛い系美女のリリーがなかなかに強い現代版お姫様を頑張ってやっています。
ラスト近く、りんごのシーンは、はっとさせて秀逸 !

史上最強ワガママ女王はジュリア・ロバーツ。
いちおう、女王側から見た 「白雪姫」 ということで、女王の独白はアラフォー以上の女子なら聞き逃せない、及び痛~い発言ばかり !
こんなセリフ誰が作ったの、と言う名言がちらほらと。
ラスト近く、りんごのシーンは身につまされすぎ !

「ソーシャル・ネットワーク」に出ていたアーミー・ハマーが王子様役です。
いや、ちょっと今までの、かっこいいだけの王子様じゃないんだけど…。
特に登場シーンと、女王に惚れ薬を飲まされた後のシーンが(笑・笑・笑)でした。
あんまり言うとネタバレになっちゃうから言わない。

監督は、『ザ・セル』のターセム・シン・ダンドワール。
名作に魔法をかけたような、ラブ有り、アクション有り、CG使ったファンタジー有り、最後のインド映画張りのダンスシーン有りの楽しい映画を作ってくれました。

また、石岡瑛子が衣装を担当しており、本作が遺作となりました。
すっごい綺麗だけど、「アリス・ワンダーランド」とかとは又違ったきらびやかさで目を楽しませてくれました。
これが遺作なんて残念です。
合掌。

エンドロールまで席を立たずにじっくりお楽しみください !





          白雪姫より思わず女王に乗り移って見ていたトミー。





アニメ映画 「グスコーブドリの伝記」

2012年08月06日 22時05分59秒 | 映画


      映画グスコーブドリの伝記(2012年版)(ワーナーブラザーズ)




アニメ映画ということで、夏休み中のお子様達も見に来ていたのだけど、ちょっと子供には難しい内容だったかも。
元々 宮沢賢治 の自伝に近い物語と言われていることもあって、原作からして子供向きではないと思うので、ますむらひろし氏デザインのかわいらしい猫のキャラクターにだまされてはいけない。

初めの森のシーンはとにかく綺麗。
幸せなブドリや妹のネリや両親や学校や友人のシーンも昔の日本のよう。
しかし、冷害が始まると描写は直接的ではないものの、結構悲惨な話になっていく。

オブラートに包むつもりか、比喩や暗喩が多くてこれが又話を余計わかりにくくしている。
夢の中の話、と思うと現実の話だったり。
いきなりこの映画を見ては、大人の私にも解りにくい。
原作を読んでからの方が良いと思うが、又この原作も長くてつらい箇所も多いからじっくり読もうとすると疲れる…のは私だけ ?

それに原作と微妙に違うところもあるようで、私としては原作の通りに、生き別れた 可愛い妹のネリ との再会を果たしてあげて欲しかった。
時間的な余裕が無かったのだろうけれど、ちょっとでもね。

あとさ~、最後のシーン、ちょっとこれ、「鉄腕アトム 最終回」かい ?
流石手塚プロ制作、ってこれじゃいよいよ分けわかんない !
みんなの為に最後まで 残って、冷害を防ぎました…でいいんじゃないのかな~。





ブドリ役の声優 小栗 旬君なんだけど、うん、とかああ、とかばかりでまったく受身の役でした。





映画 「ダーク・シャドー」

2012年06月09日 20時51分46秒 | 映画


久しぶりに映画を見て、声を出して笑ったような気がしましたよ。(笑)
前見た「アーティスト」も笑えるような所は有ったけど、この映画では並んで座っている観客がいっせいに 「ぷっ」 と笑える箇所がいっぱいありました。

主人公のジョニー・デップ扮する ヴァンパイア が甦るのが1972年の設定で、何で今じゃないの ?
と思ったら、元は1960年代後半から70年代初めにかけてアメリカで人気を誇ったTVシリーズ「Dark Shadows」の映画版なんですね。
映画の最後に元シリーズの製作者(?)に捧げるとありました。

この年代と言う設定が又、団塊の世代とその下世代(つまり私など)にはたまらないですわ~。(笑)
年増女性のヘアー・ミニスカ含むファッション・小娘の聞いてるガンガンなロックミュージック・当時流行のヒッピー男女・そういえば車も見る人が見ればよだれが垂れるものばかりかも。
200年前に建てられたという設定のお屋敷も、凝りっ凝りに手がけられていました。
こういうの見るだけでも楽しいですよ。

女優陣もいいですね。
「パーフェクト・センス」に出ていた、今回素晴らしく怪演のエヴァ・グリーン。
貫禄付いてきたミシェル・ファイファー。
「英国王のスピーチ」のヘレナ・ボナム=カーター(最初わからなかったわ)
「ヒューゴの不思議な発明」のクロエ・モレッツ等。

原作がTVシリーズということで、もっと細かいストーリーがあったんだろうな、と思わせる、えっ、そういうことだったの ? という説明不足的なところはありましたが、とにかく笑って面白く見られる映画でした。

恋愛に疲れている方には、どうぞ200年愛のお話として見てください。





              愛といえども200年は続けられないトミー。






映画 「アーティスト」

2012年05月29日 09時54分47秒 | 映画


           ↑ 白黒・一部サイレントという作品です。



だいぶ前になってしまいましたが、第84回アカデミー賞のうち作品賞、主演男優賞、監督賞など5部門を受賞した話題の映画、「アーティスト」見てきました。

見る前は玄人受けする映画かと思ってました。
いにしえの映画人に捧げる…なんて感じかと。
いえいえ、流石にアカデミー賞受賞作品、それだけじゃありませんでしたよ。

お話そのものは、一部サイレントということもあり、単純でわかりやすく字幕もあるので小学校高学年なら十分わかるようになっています。
サイレントと言ってもずっと音楽が鳴っているし、途中効果音も入ります。
この効果音の入り方がストーリーに絡まって唸らせます。
サイレントという形を借りた実験作ともいえるかな。

主演の ジャン・デュジャルダン ↓  (抱いてるワンちゃんが又良いんだが)







は、顔が往年のスター クラーク・ゲイブル に見えたり、ダンスの場面は フレッド・アステア を彷彿とさせたり、当時のスターにあちこちそっくりで感心したり大笑いだったり。
もちろんそこは狙って作っているんだろうけれど。
ヒロイン役の ベレニス・ベジョ 知らなかった人だけど、凄く可愛いと言うんじゃないが味がある。

忘れちゃいけない、上の写真の 犬のアギーちゃん 最高 !



          アギーのような犬なら飼いたいトミー。





映画 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

2012年04月02日 20時57分27秒 | 映画


        ↑ メリル・ストリープ サッチャーそのもの !          



マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 - goo 映画マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 - goo 映画



夫を亡くしたその後のサッチャーを見るのは、私にとって楽しいものではなかった。
そうでない人にとっても、見ていて楽しい映画ではないと思う。
実は半分くらいは泣きながら見ていたように思う。

現在のサッチャーさんが自分の人生を振り返って…という構成なのかと思っていたら、現在と過去が目まぐるしく入れ替わるし、夫のデニスは亡霊(?)となってサッチャーを悩ます。

お客がいる時や出かけているときはしっかりしているが、それ以外の時にたまにボケるという認知症の表現がリアルすぎて怖い。
消えかけの蛍光灯のようにパッと正気になるのよね。

それでも見てよかったと思えるのは、同時代に生きた尊敬できる同性の人生を垣間見ることが出来たから。
全部を見せているのではないし、もちろん映画だからフィクションも入っていると思う。
それでも、特に女性には見ておくことをお薦めします。




            メリル・ストリープの演技はほんとに凄い ! と思うトミー。



映画 「ALWAYS 三丁目の夕日'64」

2012年02月07日 20時05分08秒 | 映画


オフィシャルサイト → ALWAYS 三丁目の夕日'64


やっと見に行きました。
シリーズはもちろん全部見てます。
なんたって自分の子供の頃の景色が甦っているんですから。
東京オリンピックの時は小学5年生でした。
学校行事として、国立競技場へ 女子800メートル決勝 を見に行き興奮してましたね。

あと父親と車で、自宅の近くにあったボート会場に 聖火台 を見に行ったり。
私の年代には大きな節目の年として記憶されています。
今の人には例えば 日・韓サッカーワールドカップ開催年とか、 9.11 とか 3.11 とか。
あの時自分は何歳だった、そのときから○年後のことだから何年のことだとか。
その頃を思い出す基準となる年の事です。

今回その再現でやっぱり凄いなぁと感じたのは、電車と車です。
車や電車の車体の部分的な物は実物だと思いますが、懐かしい景色の中を疾走する 初代丸顔の新幹線 や、ベージュに赤のライン(485系国鉄色)の 津軽 が走っているのを見たときはマジ懐かしかった。
上野駅や線路で良く見た記憶があるんだが…。


             


車や建物も良く探してきた!復元した!スタッフの懲りようは前2作も凄かったけれども一層の懲りようですね。
それらと背景のCG(なんでしょうが)違和感なく溶け合って、あの頃の映画を見ているようでした。

見に行った銀座の スカラ座 はほとんど50歳以上の 中高年 と言うよりは 高高年 ばかり。
皆さん涙したり、笑ったり、ほのぼのとした雰囲気の中、当時を懐かしがっておいででした。 (わたしも !)

ベタなストーリー展開に辛口な批評もあるけれど、私はシリーズ3作の中でも傑作と思います。





        TVロードショーで話を予習しておいて、良かったトミー。







映画 「源氏物語  千年の謎 」

2012年01月22日 21時14分09秒 | 映画


          ↑ 紫式部役の 中谷美紀さん



            源氏物語 千年の謎 - goo 映画



古くは当時中高生だった、我が家の姉妹が夢中で見た、白黒TVの 1965-66年の毎日放送、全26回〈1966年度 アメリカ・エミー賞受賞〉主役の源氏役は 伊丹十三さん でした。

TBSで1980年にやった、脚本が向田邦子、主演は沢田研二という1回だけの特別番組

やはりTBS「源氏物語 上の巻・下の巻」(1991-92年、全2回、脚本 橋田壽賀子、主演 東山紀之、片岡孝夫) -「TBS創立40周年記念番組 橋田寿賀子スペシャル」

映画では2001年の 「千年の恋 ひかる源氏物語」 吉永小百合さんが紫式部役で主演、光源氏は 天海祐希さん。

と全映像全てではないですが機会があれば 源氏物 は見てきました。

出崎統監督のアニメ、『源氏物語千年紀 Genji』(2009年)は見てないんですけどね。


雪の中 源氏 が歩くシーンや、「真木柱の巻」など、今でもはっきり映像が浮かび上がる 伊丹十三さん 主演のTVドラマは長丁場だったし丁寧に作ってあって、多分今見ても傑作だと思うのだけど、昔のことだからビデオとか残っていないんでしょうね~。
又とても見てみたいのですが。

物語部分と 紫式部 のリアル人生が並んで描かれるという構成は2001年の 「千年の恋 ひかる源氏物語」と似ているようですが、もちろんそのままということはなく。
一ひねりも、無理やりふたひねりも(私はそう思うけどね~)ひねってます。
ネタバレになりますけど、物語部分にリアル部分が入っていくのはどうなんでしょう。

その他は画面がとても豪華絢爛、百花繚乱で綺麗だし、主演の 生田斗真君 の美貌はもとより演技もなかなかだし、その他キャストも違和感なく良かったですよ。
いつも映画はレディスデーでリーズナブルに見る私。
今回都合がつかなくて別の日に久方ぶりに1,800円出して見たのですが、もったいないとは思いませんでした。

後はそうだな~、物語上濡れ場は有るのは当たり前ですが、ハードというほどではないにせよ、女性の観客の方が多いのだしもっとあっさりでもいいんじゃない ? 
私はちと飽きた。




       今回、田中麗奈さんの 六条御息所 はかなり怖かったトミー。





映画 「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」

2011年12月16日 19時43分28秒 | 映画


         タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 - goo 映画


公開2日目に見てきたのに記事アップが遅くなってしまいました。
TVの宣伝画面だけ見てもびっくりしていましたが、映画そのものを見ると本当に凄い映像ですよ。

                         


背景なんて本当は実写でしょ 
迫力・スピード感・ワクワクハラハラ模様は満点です。
ストーリーはわかりやすく、大人が見ても、子供が見てもっていう優等生映画ではあります。

スピルバーグ監督が長年構想していてなかなか映画化できなかった理由が 白いフォックステリアのスノーウィ というワンちゃんにあると聞きました。
確かに実写ではこんな演技を 犬 にさせられないし、人間達だって危険なことこの上ないことばかりしています。
カメラワークも実写では無理なものばかり。

ただ、私には3Dにした意味はあまり感じられなかった。
それとまだ公開されたばかりなのに興行成績の上位に来ていないのが寂しい。
もっと評判になってもいいと思うのになぁ~。


大人の我々はひとつ映像の素晴らしさに度肝を抜かれに参りましょう。



            タンタンがティンティンと聞こえたトミー。



映画 「カーズ2」

2011年08月10日 22時04分22秒 | 映画

これまた「コクリコ坂」同様、絶賛というほどの評判は聞かなかったので、あまり期待はしていなかった割には良いんでは ? と思った。

とにかく絵柄は完璧です。実写かと疑うばかりなのは前回同様で、もちろんもっと凄いことになっています。

のっけから知らない人(車)のスパイ映画そのもの。いや凄く面白いんだけどさ。
やっと前回脇役の友人クレーン車 メーター が登場。
今回はマックィーンとメーターの友情ストーリーが主なようだとは聞いていた。

一応マックィーンの出場するワールドレースを舞台に進むし、お話も結構凝っていて良くこなれている。
テンポもグイグイ、ハラハラアクション、魅力的な登場人物(車)。
TV宣伝でも強調されている 最初のレース国日本 の描写もかなり面白い。

でも今回って前回主人公のスポーツカー マックィーン が主人公ではないよね ?
しいて言えば メーター編 ? 
マンガで言えば 外伝 に近いかも。

前回見た方は見たほうが良いと思います。


     帰り道、暑さのせいか車がみんなぐにゃっとゆがんで擬人化して見えたトミー。




映画 「コクリコ坂から」

2011年08月03日 21時10分21秒 | 映画


コクリコ坂から - goo 映画 


コクリコ坂から 公式サイト


見た人の、
「こんな時代遅れの甘いストーリーをなぜ今作るのか…」
的な感想を見たので、ふ~ん と思っていたが、私はそんなに悪いとは思わなかった。
確かにお話だけ追っていくと、三つくらい時代を遡った少女マンガのストーリーだが、
(本当に原作は1980年頃『なかよし』に連載され不発に終った作品である)
  ↑  宮崎 駿 の企画の為の覚書 (HPより)
1963年当時小学生だった私には懐かしい時代背景であり、時代の空気でありました。

多分世代によって評価が分かれそうだなぁと思うのです。
小学校高学年から中学生、または私のような50歳代以上の年齢の方、なら楽しく見られるのではないか。
20代30代の、映画に尖がったもの、刺激を求める人たちには生ぬるい話しだし、つまらないかも。

でも、50歳代以上には、いつもに増して作りこまれた背景が、見ているだけでなんとも郷愁を誘う。
来年は東京オリンピック、というワクワクしたあの雰囲気、学校では学園紛争の序曲が鳴り響き始め、街は古いものの破壊と埃、新しい建築のための喧騒がかまびすしく、高度成長が進んでいく。

日活の青春映画か「冬のソナタ」が好きな年代の人なら結構、どっぷり涙流して見ているんではないか。
と思ったら、監督の宮崎吾朗氏は当時の日活映画を参考にしたとか。なるほど。
結構印象深いセリフも数あるし、なかなか良い映画だと思うのですが。



          しばらくぶりに純愛映画を見た、と思ったトミー。