むすんで ひらいて

すべてが帰着するのは、ホッとするところ
ありのままを見て、気分よくいるために

そこへは 何度でも 行ってみたくなる 

2012年05月03日 | 旅行
暖かくなりましたね。
ゴールデンウィーク真っただ中、いかがおすごしですか。

昨日は一日、雨ふりだったので、庭の緑が匂いたち、いちだんと深さを増したように見えます。
追加で植えた、ナスにトマトにピーマンも、葉っぱをピーンと広げていて、毎日少しずつ育っていくのが楽しみ

そうして、生活に加わる仲間たちが増える分、身の回りを気持ちよく整えていきたいとも思っています。

先日、3年半使っている携帯のデータをバックアップして、端末の中身を軽くしたのをきっかけに、ブログの画像フォルダも整理しようと、今まで置いてあったものをすっかり消したら。。あらあら。アップしていた写真も、あとかたもなくなっていました

その瞬間は、ポカン。だったのですが、こんな時こそ「あわてない練習ができる!」と気を取り直し、またコツコツ手入れを始めることにしました。

振り返ってみると、フォルダだけでなく、載せていた写真も見直しながら片づけられ、仕組みも知れたから、これでよかった。と思いました。


今までも、思えば、「これしかない」と思いつめてたけど、後になってみたら「そうでもなかった」ということは、よくありました。

想定外のできごとがあった時に、結果何がよく出るかわからないから、今のじぶんの考えにとらわれないで、きた流れを信じてみようと思います。

 (沖縄の、最北端の浜辺で会ったヤギくん)
「時間をおけば、全部よくなるよ。」


それでは、「三度目の滝」へ歩みを向けます

はじめての出会いは、ハイキングの目的地として、駅から10分ほど坂を上り、途中から山道を歩いて訪ねた、5年ほど前でした。

突然現れた、さわやかな「滝の舞台」。
森がここだけ開けていて、正面にお弁当を食べられそうな木の机がふたつ並んでいて、その後ろの谷を沢が流れています。



この落ち着きに惹かれ、また翌年の夏に来てみました。
それまでいた湖畔は、Tシャツ一枚でちょうどいいくらいの気候でしたが、山を登ってたどり着くと、急に日がかげったのもあって、10分もしたら寒くなってきたくらい。
避暑にはうってつけですね。

すがすがしい山の水気に清められた気分になりました。



3度目の今回。
このお水で、持ってきた苺を洗い、水の音を聞きながら、ひとときを過ごしました。


滝の右上に、岩を抱いた大木が。
どのくらいの時をかけて、共存することにしたんだろう。
一見、違和(岩だけに?)なものも、抵抗せずに受け入れてしまえば、新たな世界が開けそう。



帰り道、湧き水のちょろちょろ横切る山道で、淡い肌色をした沢ガニの赤ちゃんと出会いました。
横歩きでよよよっ。と横断。

大きな道に出ると、正面に満開のしだれ桜が二本。
今度は、扇を広げたような桃色の滝が迎えてくれました。


さて次回は、「湖畔のテラス」へと向かいます。

みなさんも、どうぞ楽しい連休を。


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箱根の庭

2012年05月01日 | 旅行
美しい季節、5月です。
今日は、げんきに吹く風が、袖をまくった肌の上を温かく撫でていきました。

少し前に、「古い種だから、だいじょうぶかな?」と、薄めの期待で蒔いた二十日大根の種が、うれしいことに発芽したので、午前中、大きなプランターに植え替えました。

時々、「ポタッ」となにかの落ちる音が聞こえます。
振り返ると、屋根まで届くくらいの椿の木から、クリスマスツリーの飾りのようにぎっしり紅をまとわせていた花が、こぼれ落ちたところでした。



衣替え中の、椿のたもと。

花壇からは、牡丹の鮮やかなピンクの花びらも舞い散って、庭にマゼンタインクの足あとをつけたみたいでした。


さて、今日から、先週末に出かけた、箱根で出会ったきれいなものを、
「ホテルの庭」
「3度目の滝」
「湖畔のテラス」
「偶然?のマグカップ」

の4回に分けて、つれづれ綴ってみようと思います。

今日は、その一回目。

「ホテルの庭」へ、ようこそ。
到着したら、まずお部屋のテラスでお茶にしましょう



杉の手前のもこもこは、ツツジの木。
あと一週間くらいで見頃かな。


   

この辺りには、杉の大木がよく見られます。
江戸幕府が、慶長9年(1604)に杉並木を植え、当時厳しかった東海道の旅路に「夏は木陰を作り旅人を憩(いこ)うところとさせた」そうで、冬も並木が風を防いでくれたといいます。

こちらは、まだ若木ですが、すっくとそびえる杉と、すがすがしい空は、「う~ん!」と、あたまの扉を開けてくれるみたい。




先に見えるのは、「芦ノ湖」です。

はじめて箱根に来てから、10回目くらいになりますが、どの時も、ここを走る「海賊遊覧船」は、旅の風景にしおりを挿むような味わいを添えてくれています。




お庭の散策路の真ん中に、一株、はやくも満開になりそうなツツジを発見!




ツツジ園を抜けると、満開の豆桜。
富士山や箱根で自生する山桜で、そそとした佇まいに安らぎを感じます。

幹が、ハートの右半分のように見えたので、もう片方を想像しながら眺めていました


次回は、山道を抜けて、しなやかな滝を訪ねます。



ちょっと家を離れている間に、二階の部屋の窓は、樫の木(どんぐりの木)の若葉にもう半分以上包まれてしまいました。
出窓の出っ張りと、さらさら揺れる葉っぱのすき間から。
窓の高さより少し低く剪定してある、木のてっぺんにのぞく空から。
暑いくらいの光がこぼれてきます。



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