むすんで ひらいて

YouTubeの童話朗読と、旅。悲しみの養生。
ひっそり..はかなく..無意識に..あるものを掬っていたい。

縁があれば

2012年05月05日 | 旅行
こどもの日、鯉のぼりのよく似合う陽気です。


昨日みどりの日は、風が強くて、空の青とかげりない雲の白さが、さえざえとした一日でした。

何度も麦わら帽子を飛ばされそうになりながら庭の畑を拡張し、苺に三つ葉にフルーツトマト、チェリートマトに紫蘇を植え、パセリとにんじんの種を蒔きました

作り始めると楽しくなって、どんどん野菜畑が広がっていきます
今までは、実家で育ててもらっていたものを、夏に帰省して収穫するくらいだったのですが、今年から東京と名古屋を行き来することが多くなり、土作りから参加してみると、ちょっとした手入れと関心で育ちに大きな差が出ることを知り、「奥が深いなぁ。」と、おもしろくなってきたのです。

愛情は、かけたぶんだけ、たとえ時間がかかったり、いろいろ曲がりくねっても、いつか豊かな実りにつながる。と、思えてきます。


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さて、前回のつづき、「湖畔のテラス」は、3年くらい前から
「あの席に座ってみたいな~」
と思っていた角席のある、芦ノ湖に張り出した湖上のカフェテラスです。

というのも、前々回来た時は、まだ戸外でのんびりするには肌寒く、前回は雨ふりで、「いつか。」と通り過ぎてきたのです。

そして、今回はちょうどいい気候でしたが、行ってみると土曜日のお昼下がりで満席。
それなら、ちょっと湖畔の石畳を散策して、お腹は減ってるから、戻ってきた時空いてる席に、どこでもいいから座ってしまおう。と、すぐ近くのつり橋まで歩き、ぐらんぐらん。と揺れながら湖を眺めて、帰ってきました。

お店を離れる時、かたわらで家族が、
「戻ってきたらあいてるから、だいじょうぶだよ~
と、妙にのほほんと笑うので、
「ほんとかしらん。」
と運任せにしましたが、ほんとに。

着いてみたら、立て続けにテラス席が3つ空き、あの、とっておきの席に、とうとう座ることができました

のんきが一番、かな



イチゴの左上、手漕ぎボートから、きれいなピンクのジャケットを着た外人女性がふたり、楽しそうに写真を撮っていました。
ランチセットのデザートと。




対岸線と重なる、中央やや右上の細長い影は、「海賊遊覧船」
船の前方に集まった人たちが、そろって風を受け、向かう先を見渡していました。




釣り人が、バランスよく立って、竿をたらしています。
何隻かやってくるので、どれどれ。と、テラスの下を覗いてみると、いるいる!
20ぴきも、30ぴきも、スマートな魚たちの群れが、スイスイなめらかな曲線を描いています。

そこは、木の桟橋とちいさな突堤に挟まれた入り江のようになっていて、ボートや遊覧船の通り過ぎた後には、少し遅れて、ぽちゃん、ぽちゃん。と、波のあたる音が届きました。


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日が傾くと、夕食のテーブルで、一人前ずつ土鍋で炊き込みごはんを炊いてもらいました。
雰囲気がとってもおいしかったので、帰って来てからできるだけ、玄米を一日水に漬け発芽させてから土鍋で炊くようになりました。

お湯のみとセットでお土産屋さんに置かれていた、レストランのかわいらしい花柄お茶碗によそって、いただいています。
気に入ったものたちは、「大事に味わっていただこう」という気持ちをふくらませてくれます

毎回、鍋蓋をとった時の「今、炊けたよ!」という感動と、ちょこっと垂らしたお醤油の、底から立ち上ってくるおこげの香りが、ごちそうです。

お腹がへってきました
なにか作ろう。


さて次回は、「偶然?のマグカップ」のお話をしようと思います



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