むすんで ひらいて

すべてが帰着するのは、ホッとするところ
ありのままを見て、気分よくいるために

通じてるから

2012年02月24日 | こころ
お誘いしていただき、精神科でお仕事をされる看護師さんの講演会に行ってきました。
胸打つ体験談の中でも、とりわけ印象的だったのが、ご自身のお母さまが入院された時のお話でした。

病院から、医学的にはもってあと二、三日。と告げられて、駆けつけた彼女が横たわるお母さまの手を握ると、こん睡状態にも関わらず、確かに握り返される感触があったそうです。

最初はショックを受けたご家族も、お互いに話し合われるうちに状況を受け入れ、心穏やかに回復を祈れるようになりました。
すると3日後、奇跡的に意識が戻り、3週間経つ頃には歩いて退院できるほど元気になられたので、これには、お医者さんたちも驚かれたと言います。

彼女はその体験から、ほんとうの寿命までは、本人や愛する人たちの一瞬一瞬の思いが、
「肯定的なものであれば細胞を生きる方へ向かわせ、ダメかな。と思えば、その通りに反映される」
と、感じられたそうです。


それをうかがって、すべての可能性に言えることだな。と思いました。

今、目の前にある現象がどんなものであっても、意識的に悲観や不安や疑いを抱かずに、負はさらりと見る。
そして、計り知れないルートを通って、ありたいと願うイメージに向かっていることを知り、良いところに注目していれば。
時間はかかっても、現実は、こころの底で「OK~」と認める風景の方へ運ばれていく気がします。

毎日、根気のいる修行ですが、ぽこぽこ浮かんでは消える出来事に、反しゃ的に一喜一憂するのをやめ、今見えていない世界を強くやわらかく信じて、ごきげんで歩きたいな

環境によって人や現実が作られるなら、自分が先に環境を創れるように。
ただ今、そんなことに取り組んでおります。


そういえば最近、気分をさわやかにしたい時に、ネットでハワイから発信されるラジオを聞くようになりました。
今まで20カ国ほど訪れましたが、わたしにとってそこはまだ、憧れをはらむ地。

空気を感じたいせいか、音楽の合間の英会話も、TOEICの試験勉強をしていた頃より自然に入ってきて、コンセントはつながってるみたい


医学や科学だけで説明のつかない、手を握ったら、握り返してくれるが、やさしく整いますように。


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しあわせで いるために。

2012年02月15日 | こころ
一日いちにち日は高くなり、庭の梅に、うぐいすが遊びに来るようになりました。
ぷくぷく膨らんだつぼみが、くすぐったそう。

自然や、善い人間関係からは、エネルギーをもらえます。
でも、生きていると、逆のシチュエーションに遭ってしまうこともあります。
そういう時、良くない影響に巻き込まれ、くたびれてしまわないためには、どんな姿勢でいたらいいんでしょうか。


ここのところ、気がかりなことがありました。

ある人が、最低限の約束を守らず、係わる人たちを悲しませ、信頼を失っていく様子を目にしました。
その、ざんねんな状況の中で、立場の違いもあり、そっと立ち去る、心かき乱され体調を崩して去る、さまざまな対応がありました。

不当なことに対し、事務的な処理以上に、自分の感情が問題の発する負に呑み込まれると、さらに被害は拡大してしまいます。
そうして、家族や、大切な人たちにまで波紋が広がってしまう前に。
ひとりで悩まず、複数の人に相談して対処法を知り、受けた痛みから、たとえば
「見かけの優しさに惑わされず、人の本質は、責任を果たす行動に見る」
といった知恵を得て、わたしたちの内面の明るさまで奪われないことが、重要です。

そして、「自分の目線を楽しいものに向け、素直な心をしっかり守り、笑っていること」
長い目で見た時に、それが、善いものとつながっていられる秘訣でしょう。


その助けになってくれるものの一つが、自然。
エネルギーを吸い取られてしまった。と感じる時、それを補充する健全なパワーを持っています。

この冬、わたしも、何気なく見ている庭から、たくさんのものをもらいました。

二週間前、一晩のうちに積もった、しん。と澄んだ雪景色に、東西の端に実っている夏みかんと柚子の黄色が際立って見えました。
その間に敷かれた、玄関に続く石畳の脇で、かろうじて顔を出し、へたん。としていたのは、水仙たち。
起こしきれなかった分を一輪ざしに活け、ダイニングと廊下に飾ったら、凛としてかわいらしい春が舞い込んできたようでした。

それから、光は、めきめきまぶしくなって。
翌日、二階で仕事をしていると、居間からこぼれてくるハワイアンミュージックに、あちこちから、「ぴちょぴちょ。ぱらぱら。たんたんたん。」と響く、心地よい水音が重なって、はしゃいだ気分を届けてくれました。

時々、風がそよぐと、木の枝や屋根から「はらはら~」っと粉雪が舞い、そのきらめきは、スローモーションのように映るのです。ふと、
「これが二ヶ月もしたら、桜の花びらに代わってるのかしら。」
と、これから生まれる可能性の伸びやかさに、感じ入ってしまう瞬間でした。

軒を飾っていた雪が最後に消え、昨日、温もりを伝えるバレンタインがやってきました。
今年のヒットは、包装もシンプルでお手頃だけど、風味は大好評だったGavarny(ガヴァル二ー)のコニャックトリュフ。
よく行く、KALDI (カルディコーヒーファーム)で購入しました。
おすすめです。

幸せは、誠実で、きちんと信頼できる交流からしか、やってこない。

仲間たちとタッグを組んで、明るい波紋を広げていきましょう。



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