比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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穂高連峰・・山で(が)死なないために

2006-09-10 | 山が好き
槍ヶ岳、穂高の山々は世界でも稀な美しい山です。顔がいいのです。
ユーラシア大陸からのジェット気流が世界でも類のない強い寒風をもたらし、氷結破砕や雪崩の崩落(アバランチシュート)をくり返して厳しい顔の山々が生まれました。谷川岳なんてあんなに低い山なのに山容は一人前です。

スケッチは蝶ヶ岳あたりから見た穂高連峰です。まったくのイメージです。自分の顔は他人からしかを見れないように、穂高は対面の山に行かなければ見れません。
英国生まれの青年牧師ウォルター・ウエストンが徳本峠を越え、はじめて明神、穂高の山を見たときの感動はいかばかりであったでしょうか。ワカル!


この山を描いているとき思いました。山のデパートや!
植物の垂直分布がはっきりしてます。カール(擂鉢谷)が4~5つ、モレーン(堆石)も池(Alpsee)もあります。キレット(切戸)があって乗越があります。ナギ(崩落岩壁)も岩錐も羊群石(羊背石)も岩塊斜面(ゴーロ)もあります。山の自然学のサンプルです。

残念ながらこの一帯は私的には好きでないです。渋谷か新宿みたい。むかしは上高地貴族とか涸沢乞食とか言ったそうですが今でも言うのでしょうか。

なぜか北アルプスとかいう言葉はキライです。調べてみました。アルプはラテン語で白い。ドイツ語でAlmは山の牧草地。この言葉から派生したようですがピンときません。日本には針葉樹帯の上には草原なんてないのです。
国土地理院の地図をウェブで見ました。ザイテングラードが表記されています。意味のわかる人は何%いるかっちゅうの!屏風岩はナントカワンドなんて言わないよね。

山の上でクラシック音楽会なんてやるな。どうせやるなら艶歌をやれ!言っときますが私はBeeヤンもTchaーさんも森進一も竹山もリミちゃんも好きだ。
満天の星と這松の香りのする尾根の上ではイヤホーンで聞け。

こまかいことをいうなって!そりゃそうだ。

この話の続きは、またの機会に。


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