【歯顔大笑】

歯を見せて大きく笑おう!

132.【口癖】

2012-09-18 | 
【口癖】

”習慣のようになっている言葉遣い。たびたび話す話やよく使う言葉。” これが口癖の定義です。
”無くて七癖”といいますが、人にはそれぞれ何らかの癖があり、特に口癖は知らない間についつい口から
出てしまうもので、聞く側からすると耳に障るものも多いです。

日常的によく耳にする口癖には
「要は」「要するに」「早い話が」「微妙に」「つまり」「逆に」「逆に言うと」「変な話」「っていうか」等が
ありますが、『要は』と言ってその後の説明が全くすっきり要約されてなかったり、『早い話が』の後の話
が少しもすっきりまとまっておらず『ゆっくりな話』だという事はよくあります。

最近では 「口癖のなかには他人に不快感を与えたり、やる気をそいだりするものがある」 ということで、
接客やビジネスマナー等のセミナーもたくさん開かれています。 また、自分の口から出る口癖で自分に
暗示をかけたり、考え方が内向きになるので、言い方を変え積極的かつ前向きに生きようという自己啓発タイ
プのものもあります。こうなってくると、単なる口癖というよりも、根本的な”生き方から”考えて行かない
とならないので、ちょっと難しい問題になってきますね。

それでは、少し、気楽に有名人の口癖にふれてみましょう。
織田信長   「・・・で、あるか」
 信長はとてもせっかちだったので、家臣の者が何か報告する時にもYesなのかNoなのか、すでに知っている
 事なのかを、報告を繰り返して言うことなく「・・・で、あるか」と言って、その後に答えていました。
 *これは思考過程の句読点のようなものなので、口癖と言えるかどうかは微妙ですね。

モーツアルト 「ぼくのこと好き?ほんとうに好き?」
 モーツアルトは、恋愛相手の女性に何度もこう言って確かめないと不安だったようで、これは彼が幼少の
 頃からかの口癖でした。
田中角栄   「確かな情報が、決断を支えるんだ」
 本当にもっともなことです! でも、「ま~、そのぉ~」ではないのですねぇ~!  
 (日本文芸社「田中角栄の実践心理術」より)
ジョン・レノン「『okagesamade(オカゲサマデ)』という言葉が世界のなかでもっとも美しい」
  日本では、人は神仏・自然・あらゆる人々とのかかわりの”おかげ(さま)で”生きている、と考えている
  事を知ったジョンはこの”おかげさまで”という言葉を非常に好みました。
 *この3つは”口癖のように言っていた言葉”という方がいいかもしれません。

政治家
 「シュクシュクと・・・」。
  苦しい場面の政治家、不祥事を起こした組織の関係者が神妙な顔つきで受け答えする場面でよく耳に
  します。漢字では「粛々」と書きますが、すっかりあまり重みのない言葉になってしまいましたね。


 
  ”口癖”と言っても、”口癖のようにいっている言葉”まで入ってくると、名言や格言まで入ってくるような
感じがしますね。私の中では最初に書いたような「要は」「要するに」「早い話が」「微妙に」「つまり」「逆に」
「逆に言うと」「変な話」「っていうか」等、本人が無意識のうちに繰り返し、繰り返し使ってしまうものが口癖
だと思ってきました。。。。いずれにしても、他人の耳にさわるような口癖は避けたいものですね。


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