【歯顔大笑】

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121.【口は心の門】

2012-06-25 | 
【口は心の門】

とても単純でわかりやすそうな言葉ですが、みなさんご存知ですか? 意味は大体ご想像されている通りだと
思いますが、歴史もあり、奥の深い言葉なのでご紹介します。

意味は・・・
”心に思っていることはすぐ口に出して言いがちであるが、十分に気をつけて発言せよ” ということです。
これだけでは全然普通で、深い言葉という感じがしませんね。では、もう少し詳しく書いていきましょう。


約400年前の中国は明の時代、”菜根譚”(さいこんたん)という人生について語られた書がありました。
その中に、

  口乃心之門。         (口は乃(すなわ)ち心の門なり)
  守口不密、洩尽真機。     (口を守ること密ならざれば、真機を洩(もら)し尽くす)
  意乃心之足。         (意は乃ち心の足なり)
  防意不厳、走尽邪蹊。     (意を防ぐこと厳ならざれば、邪蹊(じゃけい)を走り尽くす)
  

というものがあります。

口は心の門(出入り口)だ。
口をしっかり守らないと、心の中の機密をすっかり外へ洩らしてしまう。
意識は心の足(働き)だ。
意識をきびしく取り締まらないと、たちまち邪道に踏み込んでしまう。

っということです。

つまり、口という出入り口が開けっ放しや無防備状態では言うべきでない事を言ったり、出すべきでない情報を
出してしまうことになります。 また、意識は心で思っていることを具体的に行動に移させるものなので、しっ
かりコントロールしなければ無意識のうちにやってはいけない事をやってしまうような事が起きてしまいます。
このような事を戒めた言葉なんですね。

400年も前の言葉なのですが、今の乱れた世界にぴったり当てはまる言葉ですね。。。
・・・ちょっと考えてみると、この言葉は中国で生まれた言葉なんですが・・・中国という国はちゃんとこの
言葉をわかっているのでしょうか・・・ものすごくよくわかった上での今の世界への発言、行動なんでしょうかね。
なんせ、4000年を超える歴史を持ち、戦いを繰り返してきた国ですからね。。。

横道へそれてしまいましたが、”口は心の門”、わかっていただけましたか???

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