第2冊目と第3冊目を読み終えた。
第3冊目は<放浪篇>である
……
未知の世界を求めて東京を旅立った伊吹信介。演劇への志に結ばれた仲間とともに冬の海峡を越えた信介は、いま函館に。若者の前に立ちはだかる巨大な港の暴力。北国の街に青春の意味を模索する放浪の群像。彼らには、いったい何ができるか?圧倒的な共感を呼び起こす大河ドラマ(第三部裏表紙より転記)
……
人間は生き、人間は堕ちる――春浅い北海道を後にし上京した信介の、重く澱んだ倦怠の日々。歌手を目指す織江は去り、学友たちは政治運動に青春を賭ける。決別の哀しみと熱い屈辱感のなか信介は限りない虚無を見つめていた。過酷な運動に翻弄される青春の苦悩を描く大河ロマン(だ四部裏表紙より転記)
これから第四部を読もう。
第3冊目は<放浪篇>である
……
未知の世界を求めて東京を旅立った伊吹信介。演劇への志に結ばれた仲間とともに冬の海峡を越えた信介は、いま函館に。若者の前に立ちはだかる巨大な港の暴力。北国の街に青春の意味を模索する放浪の群像。彼らには、いったい何ができるか?圧倒的な共感を呼び起こす大河ドラマ(第三部裏表紙より転記)
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人間は生き、人間は堕ちる――春浅い北海道を後にし上京した信介の、重く澱んだ倦怠の日々。歌手を目指す織江は去り、学友たちは政治運動に青春を賭ける。決別の哀しみと熱い屈辱感のなか信介は限りない虚無を見つめていた。過酷な運動に翻弄される青春の苦悩を描く大河ロマン(だ四部裏表紙より転記)
これから第四部を読もう。
講談社文庫で、五木寛之の『青春の門』を読み始めた。
6分冊ある内の第1冊目である。
第1冊目<筑豊篇>
第2冊目<自立篇>
第3冊目<放浪篇>
第4冊目<堕落篇>
第5冊目<望郷篇>
大6冊目<再起篇>
である。
個人的には五木文学の最高傑作だと思っている本に、しばらく取り組んでみよう。必ず得るところがあるだろう。
……
誰もが一度は通り過ぎる、そしてただ一度しか通ることの許されない青春の門。熱い血のたぎる筑豊の地に生を享けた息吹信介。目覚めゆく少年の愛と性、そして人生への希望と旅立ち……。ひたむきな青春の遍歴を雄大な構想で描き、世代を超えて読みつがれる不滅の大河ロマン。(同書第1冊目・裏表紙より転記)
……
という内容である。
6分冊ある内の第1冊目である。
第1冊目<筑豊篇>
第2冊目<自立篇>
第3冊目<放浪篇>
第4冊目<堕落篇>
第5冊目<望郷篇>
大6冊目<再起篇>
である。
個人的には五木文学の最高傑作だと思っている本に、しばらく取り組んでみよう。必ず得るところがあるだろう。
……
誰もが一度は通り過ぎる、そしてただ一度しか通ることの許されない青春の門。熱い血のたぎる筑豊の地に生を享けた息吹信介。目覚めゆく少年の愛と性、そして人生への希望と旅立ち……。ひたむきな青春の遍歴を雄大な構想で描き、世代を超えて読みつがれる不滅の大河ロマン。(同書第1冊目・裏表紙より転記)
……
という内容である。
久し振りに本格的小説を読んだ。
といっても、それは戯曲だ。
中公文庫から出ている五木寛之の『蓮如』である。
……
よみがえれ人間――。ときは中世、大地は焦土と化し、飢えと争いに満ちた闇の世である。おのれの罪業の深さと激しい煩悩に苦しみながらも、冬の枯野のようなさびしさを抱く本願寺法主の庶子・蓮如。しかし蓮如には、人間復活への熱き思いがあった。愛と真実を求めて彷徨うその衝撃の半生を描く感動のドラマ。
……
真面目にしっかり読んだ。
この本では次のような言葉を学んだ。
「庫裡」「堂宇」「平曲」「曲節」「具縛」「無明」「一定」「むつき」「神人」「手能」
といっても、それは戯曲だ。
中公文庫から出ている五木寛之の『蓮如』である。
……
よみがえれ人間――。ときは中世、大地は焦土と化し、飢えと争いに満ちた闇の世である。おのれの罪業の深さと激しい煩悩に苦しみながらも、冬の枯野のようなさびしさを抱く本願寺法主の庶子・蓮如。しかし蓮如には、人間復活への熱き思いがあった。愛と真実を求めて彷徨うその衝撃の半生を描く感動のドラマ。
……
真面目にしっかり読んだ。
この本では次のような言葉を学んだ。
「庫裡」「堂宇」「平曲」「曲節」「具縛」「無明」「一定」「むつき」「神人」「手能」
講談社文庫で赤川次郎の『三姉妹探偵団』と「三姉妹探偵だ2」(キャンパス偏)の2冊を続けて読んだ。
2冊とも子供だましのようなアプローチで、2冊目は途中で飽きが来てしまった。
特徴といえば ①文体がほとんど会話で構成されているから、スピード感がある。 ②簡易でわかりやすい
不満な点は ①深みがない ②わくわく感が湧かない
といことになろうか…。
2冊とも子供だましのようなアプローチで、2冊目は途中で飽きが来てしまった。
特徴といえば ①文体がほとんど会話で構成されているから、スピード感がある。 ②簡易でわかりやすい
不満な点は ①深みがない ②わくわく感が湧かない
といことになろうか…。
光文社文庫から出ている夏樹静子の『蒸発』を読みだした。
……
満席で飛び立ったジェット機内から、一人の女が消えた!? 新聞記者の冬木悟郎は、人妻・朝岡美那子失踪の謎を追って、彼女の郷里・福岡へ。そこで彼は、美那子をかつて愛していた男の疾走、そして殺人事件に出逢う。愛しい女に対して深まりゆく疑惑。蒸発の真相は……。男女の愛を抒情豊かに活写したミステリーの名著待望の復刊。<日本推理作家協会賞>受賞作!
……
というものである。
読む前から心わくわくしていた本だ。
……
満席で飛び立ったジェット機内から、一人の女が消えた!? 新聞記者の冬木悟郎は、人妻・朝岡美那子失踪の謎を追って、彼女の郷里・福岡へ。そこで彼は、美那子をかつて愛していた男の疾走、そして殺人事件に出逢う。愛しい女に対して深まりゆく疑惑。蒸発の真相は……。男女の愛を抒情豊かに活写したミステリーの名著待望の復刊。<日本推理作家協会賞>受賞作!
……
というものである。
読む前から心わくわくしていた本だ。
文春文庫から出ている重松 清の『季節風 夏』を読んでいる。
その中にある「お父さんを病気で亡くし、お母さんが再婚することになった娘が主人公の「ささのはさらさら」はとても暖かい。
……
転向が決まった〝相棒〟と自転車で海へ向かう少年たちの冒険「僕たちのミシシッピ・リバー」、野球部最後の試合でラストバッターになった輝夫と、引退後も練習に出続ける控え選手だった渡瀬、二人の夏「終りの終りの始まりの前に」など一瞬の鼓動を感じさせる「季節風」シリーズの「夏」物語。まぶしい季節に人を思う12編を収録。(裏表紙より転記)
……
重松ワールドには、いつもほろりとさせられる。
その中にある「お父さんを病気で亡くし、お母さんが再婚することになった娘が主人公の「ささのはさらさら」はとても暖かい。
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転向が決まった〝相棒〟と自転車で海へ向かう少年たちの冒険「僕たちのミシシッピ・リバー」、野球部最後の試合でラストバッターになった輝夫と、引退後も練習に出続ける控え選手だった渡瀬、二人の夏「終りの終りの始まりの前に」など一瞬の鼓動を感じさせる「季節風」シリーズの「夏」物語。まぶしい季節に人を思う12編を収録。(裏表紙より転記)
……
重松ワールドには、いつもほろりとさせられる。
集英社文庫で、渡辺淳一の『くれなゐ』を読み始めた。
……
帽子デザイナーの木ノ内冬子は、28才で子宮摘出の手術を受けた。かつての愛人で有名建築家の貴志祐一郎とよりを戻すが、女としての魅力をなくしてしまったのではないかと煩悶する。やがて、別れを決意するが……。店の顧客である教授夫人との同性愛体験、貴志の部下からの求愛など、様々な愛の経験を通じて女として歓びを取り戻していく。限りなき性の悦楽と女性再生への葛藤を描いた異色の大作。
……。(裏表紙より転記)
である。
今回は完読に時間がかかりそうである。
読み終わった後の感想(2012-1-23)
■同じような内容が何ども登場し・繰り返されて、飽きてしまった。最後の方は飛ばし読みとなった。
……
帽子デザイナーの木ノ内冬子は、28才で子宮摘出の手術を受けた。かつての愛人で有名建築家の貴志祐一郎とよりを戻すが、女としての魅力をなくしてしまったのではないかと煩悶する。やがて、別れを決意するが……。店の顧客である教授夫人との同性愛体験、貴志の部下からの求愛など、様々な愛の経験を通じて女として歓びを取り戻していく。限りなき性の悦楽と女性再生への葛藤を描いた異色の大作。
……。(裏表紙より転記)
である。
今回は完読に時間がかかりそうである。
読み終わった後の感想(2012-1-23)
■同じような内容が何ども登場し・繰り返されて、飽きてしまった。最後の方は飛ばし読みとなった。
1月7日(金) 品川プリンスシネマで「連合艦隊司令長官・山本五十六」を観てきた。
http://isoroku.jp/
戦争前には山本長官は戦争に反対していた。しかし結局は戦争になってしまい、しかも指令長官という最高責任者として戦争を指揮することになる。
何とも皮肉なことである。
マスコミの力をまざまざと見せつけられた映画であった。
http://isoroku.jp/
戦争前には山本長官は戦争に反対していた。しかし結局は戦争になってしまい、しかも指令長官という最高責任者として戦争を指揮することになる。
何とも皮肉なことである。
マスコミの力をまざまざと見せつけられた映画であった。
最愛の娘が行方不明の末、惨殺死体で発見された! 母親の朔子は、携帯メールから娘の孤独を知り、愕然とする。そこで彼女は、娘の携帯に残された「メル友に会いに行く」という言葉から、ある男にたどり着くが……。思いもかけぬ、第2の事件が起きる。わが子を思う究極の愛とは!?――著者が綿密な取材と法廷小説の手法を駆使して、読者を驚愕の真相へと導く推理巨編(同書裏表紙を転記)……
である。
とてもよみでがあった。
である。
とてもよみでがあった。
中公文庫から出ている堂場駿一の『断絶』を読んだ。
……
閉塞感漂う地方都市・汐灘の海岸で発見された女性の散弾銃による変死体。県警は自殺と結論づけたが、捜査一課・石神謙は他殺の線で捜査をつづける。一方、地元政界は、引退する大物代議士・剣持隆太郎の後継者選びで混迷を深めていた。石神と剣持、まったく異なる人生を歩んだ、二人の運命が交差する。(同書裏表紙から転記)
ともかく、最後のどんでん返しの終末が見事だ。
……
閉塞感漂う地方都市・汐灘の海岸で発見された女性の散弾銃による変死体。県警は自殺と結論づけたが、捜査一課・石神謙は他殺の線で捜査をつづける。一方、地元政界は、引退する大物代議士・剣持隆太郎の後継者選びで混迷を深めていた。石神と剣持、まったく異なる人生を歩んだ、二人の運命が交差する。(同書裏表紙から転記)
ともかく、最後のどんでん返しの終末が見事だ。
見合いの席、美しくつつましい女性に男は魅せられた。二人の交際をあたたかく見守る周囲をよそに、男は彼女との結婚に踏み切れない胸中を語りはじめる。男は、一人暮らしの彼女の居宅に招かれたのだった。しかし、そこで彼が目撃したものは……(「同居」)。日常生活の劇的な一瞬を切り取ることで、言葉には出来ない微妙な人間心理を浮き彫りにする、まさに名人芸の掌編小説21編。(同書裏表紙より転記)
これが新潮文庫から出ている吉村 昭の『天に遊ぶ』である。
とにかく面白い。
何がって?
いずれも掌編ながら、いずれも小説である、という点である。
これが新潮文庫から出ている吉村 昭の『天に遊ぶ』である。
とにかく面白い。
何がって?
いずれも掌編ながら、いずれも小説である、という点である。
話がちょっと込み入っていて、後ろのページを見ながらでないと筋を追えないという難点はあるものの、話の内容はおもしろかった。
創元推理文庫から出ている芦原すなお作の『月夜の晩に火事がいて』である。
……
東京で私立探偵をしているぼくはある日、幼馴染みの依頼を受けて久し振りに懐かしい故郷を訪れる。地元一の旧家、木兵衛屋敷の当主のところに不吉な手紙が届いたというのだ。ぼくがつくやいなや、「月夜の晩に火事がいて」というわらべ歌どおりに屋敷から出火し、当主が顔を潰され、先代の息子までもが胸を刺されて死んでいるのが発見される!(同書裏表紙より転記)
……
というものだ。
直木賞作家初の長編ミステリ。
創元推理文庫から出ている芦原すなお作の『月夜の晩に火事がいて』である。
……
東京で私立探偵をしているぼくはある日、幼馴染みの依頼を受けて久し振りに懐かしい故郷を訪れる。地元一の旧家、木兵衛屋敷の当主のところに不吉な手紙が届いたというのだ。ぼくがつくやいなや、「月夜の晩に火事がいて」というわらべ歌どおりに屋敷から出火し、当主が顔を潰され、先代の息子までもが胸を刺されて死んでいるのが発見される!(同書裏表紙より転記)
……
というものだ。
直木賞作家初の長編ミステリ。
徳間書房から出ている清水一行の『汚名』を読んだ。
営業出身の私にとっては、話の中身が身近に感じられた。特に営業の世界における仲間同士の対抗意識、上司と部下の関係、ライバル企業との競争といったことは、手に取るようにわかった。
……
扶桑建設営業部の課長代理・種村英生は入社歴十二年。丸和製菓の五十億をかけた本社建替工事の受注をめぐって、上司・石野課長と功を競っていた。そんな矢先、種村は独自のルートから、業界最大手のミヤコ自動車が総建築費二百五十億もの施設を計画中という情報を入手、課長の座をかけて工作に走り出した。しかし種村の足をすくったのは、思いもかけなかった女だった……。官能と野望の崩壊を描く長編企業小説。(裏表紙より転記)
……
営業出身の私にとっては、話の中身が身近に感じられた。特に営業の世界における仲間同士の対抗意識、上司と部下の関係、ライバル企業との競争といったことは、手に取るようにわかった。
……
扶桑建設営業部の課長代理・種村英生は入社歴十二年。丸和製菓の五十億をかけた本社建替工事の受注をめぐって、上司・石野課長と功を競っていた。そんな矢先、種村は独自のルートから、業界最大手のミヤコ自動車が総建築費二百五十億もの施設を計画中という情報を入手、課長の座をかけて工作に走り出した。しかし種村の足をすくったのは、思いもかけなかった女だった……。官能と野望の崩壊を描く長編企業小説。(裏表紙より転記)
……
文春文庫で重松 清の短編集『季節風 秋』を読んだ。
とてもさわやかな文章に、心洗われた。
これで風シリーズは「春」「夏」「冬」を読んだことになる。あと1冊だ。
小学校6年の孫がその本を覗いて、「ヨコヅナ大ちゃん」は僕も読んだ、と言っていた。
いつの間にか、おじいちゃんと孫が読む本が一緒になってしまっていることに驚いた。
……
同窓会で久しぶりに再会した中年五人が始めた秘密基地の集まりに、一人が息子を連れてきたいと言い出した……「秘密基地に午後七時」、男の子と、離婚する両親との最後の外食を描いた「少しだけ欠けた月」など、ひと恋しい季節にそっと寄り添うような「季節風」シリーズの「秋」物語。夕暮れの空を思い浮かべながら読みたくなる12編(裏表紙より転記)
……
である。
とてもさわやかな文章に、心洗われた。
これで風シリーズは「春」「夏」「冬」を読んだことになる。あと1冊だ。
小学校6年の孫がその本を覗いて、「ヨコヅナ大ちゃん」は僕も読んだ、と言っていた。
いつの間にか、おじいちゃんと孫が読む本が一緒になってしまっていることに驚いた。
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同窓会で久しぶりに再会した中年五人が始めた秘密基地の集まりに、一人が息子を連れてきたいと言い出した……「秘密基地に午後七時」、男の子と、離婚する両親との最後の外食を描いた「少しだけ欠けた月」など、ひと恋しい季節にそっと寄り添うような「季節風」シリーズの「秋」物語。夕暮れの空を思い浮かべながら読みたくなる12編(裏表紙より転記)
……
である。