りん日記

ラーとか本とか映画とか。最近はJ-ROCKも。北海道の夏フェスふたつ、参加を絶賛迷い中。

ラーメンズ『鯨』 感想

2007-05-27 21:49:28 | ラーメンズ - DVD・本・雑誌等レビュー
ラーメンズ第9回公演『鯨』

脚本・演出:小林賢太郎
出演:ラーメンズ(片桐仁・小林賢太郎)


ネタバレありますので、未見の方、見る予定のある方は本文はお読みにならない方がいいかと思います。




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「せつない」要素が目に付くコントが多いな~、と思いました。『器用で不器用な男と不器用で器用な男の話』はもちろん、『超能力』とか、『絵かき歌』とか、みんなせつない。

たぶん、『TEXT』を見てからこっち、いまもまだ私の中の「せつないスイッチ」が入ったままになってるからだと思います。せつない部分に敏感に反応してしまう。

『器用で不器用な~』は泣きました。

仁くんが頭の上にトイレットペーパーを載せてるの、最初は不審に思ってました。何でこんなことしてるんだろう、この作品は出オチで笑わせるような種類の作品じゃないんじゃない? トイレットペーパーは必要ないでしょ? と思いながら観ていた、ら……

ああ、どうしてこういうこと思いつくんでしょうこの人は。

トイレットペーパーヒラヒラ飛ばしたら、すごく悲しく見えてヒトは感動するだろう、なんてどんな方法論でどんな方程式を用いたらそういう結論が出てくるんでしょう。

アタマん中どうなってるのかなぁ。

飛んでるペーパーを観て観客の人たちは笑っていたけど、あそこ、笑うところですか?
「せつないスイッチ」入ってるヒトだけ?笑うより先に感動するのは。
笑いが沸く中じゃなくて、シーンと水を打ったように静かになってる中であのシーンを観たかった、と思っちゃった。(あっ、ちなみにダジャレじゃないですから。本当に違いますから!)

そこ以外にも、「ここはそんなに笑うところじゃないでしょ~」とか「そこ拍手要らねぇ!」とか、逆に「あれ?ここは笑うところだよね?」と思ったところが何か所かありました。

この収録のときのお客さんたちと私のツボが少しずれているのでしょうか。観てて気になってしまい、ちょっと残念でした。

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