伸ちゃんのブログ

ひたちなか市にある、お寺の住職のブログ
毎朝の境内の一コマと坊主の一言を毎日更新中

2009年08月31日 | Weblog
嵐の朝です。もっと雨が降っているかと思いましたが、今のところ風だけですね。
午後から夕方がピークのようです。本堂も雨風に備え雨戸をしめました。
台風の時期しか雨戸は使いませんが、今回は本堂を増改築して前方に出た分、
風があたりやすくなったので今後は雨戸を閉めることが多くなりそうです。
政治の世界も嵐が吹きぬけていますね。政権交代が現実になりました。
県知事は風をうまくよけたのか変化なしでしたが…。
むか~し細川内閣が誕生した時は「何かが変わる」とあまい考えでいましたが
結果はあの通りで短命におわったことがありますので、今回は浮かれずに厳しい目で今後を見届けた方がいいでしょう。
便乗して当選したんじゃないかと思う人が目につくぐらい議席を獲得したような感じもしますが、
あとは誠実な気持ちをもって民のために働いてもらいたいものです。
まだ応援ができるほど実績を持ち合わせていませんので、応援したくなるくらいの実績を積んでもらいたいですね。


強風

2009年08月30日 | Weblog
すっかり涼しい空気にまた入れ替わっていますね。風が強いです。イチョウの木が
ゴウゴウいってます。台風が近づいているからなんでしょうか、今晩から明日一杯はひどいみたいです。
子どもたちの夏休み最後の日はお家で過ごすようになるみたいです。

せっかく稲も持ち直してきましたが、風があまりにも強いとまずいですね。
稲作は博打(ばくち)みたいなところがある、と知り合いから聞いたばかりでしたから本当にそうなんだな と思っちゃいます。自然相手の仕事はそういう部分が想像以上にあるんですよね。天候にめぐまれ、自然災害がなければ豊作ですが、必ずそうなるとはいえないですもんね。結果ははっきりと形として出てしまいます。
すべてにおいて恵まれた環境はのぞめません。作物もそうですが人が育つうえでもそうです。逆境がついてまわります。逆境・試練が人を育てるともいいます。
苦しい環境に耐えられるようにしなくてはいいものは出来上がりません。
でも苦しいんですよね。そんな時は。でも、ともに苦しみを分かち合える人がいてくれるとどうにか越えられます。かかわり合いなくして苦しみは越えられません。
その繰り返しですもんね、生きるって。いろんなことがありますが、めげずにしぶとく行くだけです。
強い風になぎ倒されても起きなくては次が始まりません。
でも、稲は倒れないように祈っています。

一票

2009年08月29日 | Weblog
ここのところの涼しい朝とは違って残暑を感じるちょっと日差しの強い朝です。
夏休みも残り少なくなりました。隣の水戸市では昨日から学校が始まったようです。インフルの拡大が懸念されています。
いつもとは違う休み明けになるようですね。今朝の新聞には「来月中旬にもピーク」と見出しが出ています。心配ですね。
いったいどういう影響がでてくるのか、実際おきてみないとわかりませんね。
深刻な状態をある程度覚悟しておいた方がよいのでしょうか…。
明日は選挙の日。衆議院選挙とともに、ここ茨城県では知事選も行われます。
膨大な借金、深刻な医者不足、経済、使い道の定まらない新空港問題などなど、
はっきり言って県民には衆議院より知事選の方が比重が高いように感じます。
明日の深夜にはすべてがはっきりするのでしょうが、いままでのようなしらけた選挙にはならないでしょう。若者にも老人にも、今後を左右する大切な選挙日になるように感じます。とにかくあとはどれだけの実行力を見せてくれるかですね。
期待はずれですと今回は国民もおとなしくはしていられないでしょう。そうとうせっぱつまっています。
どうか人のため身を削る誠実な方が選ばれますように!今回は本当にそのことを願ってやみません。
そのためにちゃんと投票にいかないと話になりません。
一票の重みをそれぞれが感じてもらいたいですね。将来のために。

印象

2009年08月27日 | Weblog
いい感じの空です。しかし涼しいですね。
境内を訪れる方はよく「お寺はすずしいですね~」といいます。
広い境内地はアスファルトで覆われていないのと緑がおおいこと、
周りに建物がなく風が抜けるからなんでしょうね。
「空気がちがう」と言う方までいます。住んでいると気がつきませんが、そうなんですかね。そう言ってくださることはありがたいことです。
寺にはそれぞれの印象があります。雰囲気ですよね。私どもの寺は先・先代の住職が奈良から来た方で、その息子である先代住職も関西の雰囲気を好んでいたのでこの地方にはめずらしく関西風の数寄屋つくりの建物で統一しています。庭も小さいながらも枯山水になっています。
京都・奈良の寺院にはかないませんがしっとりとした雰囲気があると思います。
一般の方がまず受けるのは境内の雰囲気でしょう。それはそこを管理する住職の気持ちを何となくあらわしているように感じます。私も一般人から僧侶になった経験でなんとなくわかるのですが、よくそう感じるお寺があります。
先代住職親子の人柄が今の境内にあらわれているのでしょう。
その雰囲気をいい方に伸ばしてゆけるように私も精進しなくては、と思います。
さて、まだ見ぬ次の住職がどんな感想を言うのか楽しみのような、怖いような、感じがしますが、これからさらによくしていくようがんばりましょ。

明日はおやすみになります。では明後日に!

過ち

2009年08月26日 | Weblog
さわやかな朝です。ひんやりしてますね、まだ8月だというのに。
昨日の地震は誤報でしたね。考えさせられることが多かったので私としては良かったのですが。
しかし、あんなに大きな組織でもこんな過ちがあるんですね。
しかも命にかかわる情報ですからとても重大な過失ですね。次回はこんなことはないでしょうけど。

一般人においては同じ過ちを二度三度くりかえすことはしょっちゅうあります。
ちょっとしたことから取り返しのつかないことまでいろいろありますが、
どちらにしても繰り返しての過ちはいけないことです。
学習してないんでしょうね。すべて感覚や感情で行動してしまうからなんでしょう。
そういうわたくしもとても偉そうなことは言えません。しょっちゅうです。
人は他人の過ちには厳しいですが、自分にはとても甘いですもんね。
誰も偉そうに人にもの言えるほどではないんですよね。
そこのところを頭に入れておいた方が結局自分のためにもなります。
人に言う前に自分を観た方がいいです。今日も気をつけなくっちゃ。

災難警報

2009年08月25日 | Weblog
すっかり秋を感じる朝です。ブログに取り掛かろうとしたとたんの大地震予報の災害緊急放送がながれました。二階にいる妻と子どもを表に出しドキドキしながら待ち構えていましたが、何も起きませんでしたね。今のところどこかで地震はあったんですかね?
しかしあせっちゃいますね。三女はすごくびっくりして多少ひきつった表情になっていましたが。
日ごろ緊急時に備えがないといけないことがよ~くわかりました。貴重品や必需品をすぐ持ち出せるようにしないといけませんね。
災害は忘れたころにやってくる というのは昔から言われていますがまさにそのとおり!
今朝の誤報?は善い教えになりました。
富士山大噴火だのノストラダムスの予言だの当たったためしはありませんが、本当に怖いものは予言なしでやって来ます。
試練も突然降りかかってきて予言などありません。予言などに振り回される方が災難かもしれませんね。

ラジオ体操

2009年08月24日 | Weblog
すっかり夏の朝は去って行ったようですね。彼岸過ぎのような朝です。
今朝から前の公園でラジオ体操が始まりました。今は子供会ごとに行う期間を決めているようで、
昔のように休みの間にわたって行われてはいません。
私が小学生の時は最初の内だけ認印があって、残り3分の2くらいは空欄でした。苦手でしたねラジオ体操は。
それでもあの歌はなぜかとてもいい意味で懐かしく聞こえます。
朝ラジオ体操の集合場所の原っぱに行くといつも蚊(蚊でなくちっちゃな虫)に半ズボンの足を刺され、
とても嫌だったあの頃の光景をいまだによ~く思いだします。
“かゆい”とか“いたい”とか“ねむい”という体験をしっかり感じたからなんでしょうね。
人って子供でも大人でもとても苦労したことやつらい体験の方が記憶に強く残るんですよね。
そんな時の方がその瞬間の感覚をとらえているからなんでしょうか。

日常もダラダラと過ごした時はなんの記憶にも残りません。
痛みや苦しみだけでなく、目の前の当たり前を“よろこび”として感じることが出来ればとても充実した生きかたができます。
感じることが出来るかできないか、なんでしょうね。
“よろこび”を感じられるように今日もいきたいな。


秋色

2009年08月23日 | Weblog
気持のいい朝です。昨夜の花火大会後に雨が降り出しましたが、それとともに空気が入れ替わったみたいです。
秋色の匂いを感じる朝です。
昨晩は三女と妻は自転車に乗って花火と祭りを見に行き。
長女は浴衣を着て友だちと行き。今日、部活の大会のある二女は私と留守番をしていました。
祭りから帰って来てからは浴衣姿を記念にと三人娘が携帯で写真を撮っていました。私はシャッター係に指名されました。
なんかいい感じでしたね。こんな感じもあっという間に過ぎ去ってゆくんでしょうね。子どもの成長は早いです。親の老化も早いです。
そんな晩の翌日は秋色の空気ですから、なにもかも過ぎ去ってゆく感じが余計にします。
今日もこれから法要があります。流れて去って行く日常ですが、気持は流されずに一つひとつのことをしっかりとやって行くようにしないと意味もなく時間だけ過ぎて行きます。ただ老けていくのはいやですよね。過ぎて行く時間を意味あるものに出来るかは自分次第です。
無意味な時間を作らないように今日もがんばってゆきましょー。

自然と・・・

2009年08月22日 | Weblog
6時過ぎに雨が降り出しました。午後には回復するみたいですね。
今晩は地元のお祭りのハイライトとしてすぐ近くの自衛隊駐屯地から花火がうちあげられます。
なるべく雲がかからなければいいのですが。
夏休みももう残り10日。我が家の娘たちも学校生活に戻りやすいように早起きの習慣に戻さなくてはいけませんね。
私も学生の時はよくあれほど寝られたというくらいに惰眠にふけっていました。
今では逆に長く寝ることはできません。自然と目が覚めちゃいます。歳をとったせいなんでしょうか?
坊主が朝遅いのはまずいですもんね。

身について慎むのは善い。ことばについて慎むのは善い。
心について慎むのは善い。あらゆることについて慎むのは善いことである。
修行僧はあらゆることがらについて慎み、すべての苦しみから脱れる。
                   『法句経』
睡眠もそうですが、あらゆることを慎むのは善いことなんでしょう。なかなか難しいことですけど。
謙虚な生活が一番なんでしょうね。自然とそういう生活になれるといいんでしょうね。
こころがけましょ。

いくらかでも・・・

2009年08月21日 | Weblog
曇り空の湿気を感じる朝です。なんとなく夏の終わりを感じます。

「すべてのものは無常である」(諸行無常)と
明らかな智慧をもって観るときに、
人は苦しみから遠ざかり離れる。
これこそ人が清らかになる道である。
            『法句経』

変化し続ける。すべては変わり行くもの。その場かぎりのものなんですよね。
だから執着したり、根に持ってはいけません(自分に言い聞かせてます)。
苦しみから遠ざかりたいですもんね。
いくらかでも清らかになれるようにしたいですもんね。