伸ちゃんのブログ

ひたちなか市にある、お寺の住職のブログ
毎朝の境内の一コマと坊主の一言を毎日更新中

正念場です

2011年03月31日 | Weblog
雨上がりの朝です。昨晩のかみなりにはビックリしました。最初は家の中で何かか倒れたのかと思いました。雨も短時間に一気に降りましたよね。雨漏り修理したばかりでしたが、雨漏りはなくひと安心です。
今日で三月も終わりですね。明日から新年度です。年度末の大震災。23年度は復興のための一年ですね。当然一年ではなくもっとかかるでしょうが、震災の記憶が薄れて行かないように被災地の皆さんに寄り添っていく気持ちを持ち続けましょう。怖いのは復興への関心が消えて行くことでしょう。共に乗り越えて行かなければ!正念場です。

2011の3月

2011年03月30日 | Weblog
明るい朝です。思わぬところで咲いている花があるとうれしくなります。
もう30日ですもんね。大震災の三月でしたが、まだまだこの深刻な影響に終わりは見えません。為政者がどのようにこの状況で働いてくれるのか。そして、わたしたち一人一人の意識こそが一番大切なんだと思います。
2011年の3月、決して忘れてはいけない月になりました。

自然の美しさ

2011年03月29日 | Weblog
晴れの朝です。空気が乾燥してますね。朝起きた時のどが多少ヒリヒリします。
今年の三月は寒く感じます。でも境内は少しずついろんな色の花が咲きだしています。
無理に華やかにする状況ではありませんが、自然の華やかさは歓迎です。自然の美しさまで失わないように、わたしたち人間はもっと努力や気遣いが必要ですよね。

“今”

2011年03月28日 | Weblog
曇り空の朝です。陽がさしてないので肌寒く感じます。

今するべきことは何か…と日々自問しています。この状況を焼けつけておくこと。悲しみを共感すること。普段の寺の仕事。本堂の片付け…。
今を無駄に過ごさないことが大切なんでしょうね。無意味なことをしていると感じることがよくあります。よく観察すると一日の中でそんな時間がほとんどかもしれません。今を大切にできない人が未来を夢描いたとしても、それは不可能でしょう。
“今”を観る。難しいのはよ~くわかっていますが、頑張って今日も行きましょ。

数字

2011年03月27日 | Weblog
霜柱がたっていました。結構冷え込んだんですね。今年はいろんな意味で“遠い春”という感じです。国全体も、多くの人にも、あたたかな春は、はるか遠いもののように感じます。
不明者数、放射能数値…、いろんな数字がニュースや新聞に毎日流れますが、“数字”でこの震災を実感することはできません。数字にならされていくことに怖さも感じます。画面や文字だけでは伝わらないことがたくさんあることを“受け手”が意識しないけないと思います。
“共感共苦”…共に苦しみを分かち合うことを忘れてはいけませんよね。

しっかりと

2011年03月26日 | Weblog
昨夜のちょっとした雨でいい感じに境内が潤っています。いい朝です。でも花粉対策もしっかりしないといけませんね。
庭の松の下にカタクリが咲いています。毎年のことではありますが、今年はいつもと違う気持ちで見入ってしまいました。あれから二週間。そして三月もあっという間に月末になってきました。「三月は去る」と以前のブログでも書きましたが、こんな三月になろうとは…。この現実を受け入れるのはきついです。
今日も法事と片付けであっという間に一日が終わるでしょうが、目の前にあるやるべきことをしっかりと行うことしかないですね。一つひとつしっかりと…。

言い聞かせてます

2011年03月25日 | Weblog
今朝は霜が降りて車は真っ白になっていました。もう3月末なんですが、まだ寒さは抜けないですね。
今世間にあふれているのは“不安”。これだけの不安をもたらされたことは、いまだかつてなかったんではないでしょうか。私においてもそうです。個人がいろいろなことを考え、妄想しても何の解決にはなりません。いろんなことを妄想するより今の状態をきちんと“理解”することしかないでしょう。今回のことは個人にではなく多くの、ほんとうにたくさんの人々に影響するものです。取り乱すことなく、落ち着いて生活するしかないでしょう。これは私自身にも言い聞かせています。

こんな時だから

2011年03月24日 | Weblog
朝の陽ざしがまぶしいですね。洗車が出来ないボディーは黄緑色の花粉でまだら模様になっています。今回は震災に加え花粉の症状もひどく、視力が低い私はコンタクトレンズが使えずメガネを使用しています。

真理を語ること。怒らないこと。
頼まれたら少しでも助けてあげること。
この三つを実践する人は、神々の世界へ行くだろう。
                  『法句経』
今回の震災に必要なものすべてが込められているようです。落ち着いて対処し、思うように行かないからと怒らないようにして、お互いさまなのですから手をかすこと…。困難な時だからこそ、この難しい行いが必要なんですよね。

“いつもどおり”は・・・

2011年03月23日 | Weblog
晴れていますが肌寒いですね。昨日は早朝よりごたごたしてブログがUP出来ませんでした。雨が降ってわかったのですが、本堂の一部分で雨漏りがあるのが判明いたしました。屋根にあがったってブルーシートでおさえたり、中から屋根裏をのぞいたり、出来る限りの手を尽くしましたが、やはりダメですね。
結局タオルを敷いたり、バケツを置いて終了しました。後は知り合いの若い大工さんにお任せです。その大工さんもガソリンがなくてこちらに来られないんですよね。うまくいきません。東日本全体がうまく行ってませんから、仕方ないですね。
昨日あたりからやっと水が通りました。カラカラになっていた蹲(つくばい)もいつも通りになりました。“いつもどおり”が遠いものになったように感じます。“いつもどおり”がいつ帰ってきてくれるのか・・・・。そんな考えがもともと間違っていたのか…。
日々変化することが本来なんですから、それに合わせるしかないですね。“無常”なんですから。

大人しだい

2011年03月21日 | Weblog
雨の一日ですね。今朝はいろいろごたごたしていて、ブログに行きつけませんでした。

ここひたちなかも通水できそうなところまできたそうです。浄水場と取水口がかなりダメージを受けたそうで、たぶん突貫工事での作業だったんでしょう。二、三日で蛇口から水が出るかもしれません。あとはガソリンでしょうか。今日昼ごろ近所のガソリンスタンドに延々とガソリン待ちの車が並んでいました。
こんな状況であたふたしているのは大人で、子どもたちはそれほどでもありません。大人ほど深刻には感じていないのか、でもどこかすごく気にしているのか・・・・。この状況をどう受けとめているんでしょうね。甚大な被害を受けた地域の子どもたちはどうなんでしょう…。こちらの小学校は12日からずっと学校は休みでしたが、明日は午前授業があるそうです。津波の被害で学校が消失してしまったところもあるでしょう。今後の学校の見通しもたたない子どもたちもたくさんいることでしょう。これから先長い時間かけて復興をして行く中で、今後の日本を担っていく子どもたちは、この大震災から何を学んで、どんな日本にしてゆくんでしょう。きっと身近な大人たちの行動がとても大きな影響を与えるんでしょう。一人一人の大人たちの行動にかかっているわけですよね。