その島の「ドリンカーパブ」の屋上は、道化のバギー海賊団の一時的なアジトになっていた。
海賊の襲来に、町の人々は逃げ出し、町は静まり返っていた。
バギー船長はご機嫌だった。
盗まれたグランドラインの海図は戻り、新しい仲間も加わったことで、飲めや歌えやの大騒ぎだった。
ルフィだけは、片隅で檻に入れられていたが、その宴会の様子を(楽しそうだなー、やっぱ海賊ってこうだよな)と楽観的に眺めていた。 . . . 本文を読む
ナミは、ルフィに一緒に組まないかと声をかけたが、ルフィはそれを断った。
だけど、ナミはルフィが麦わら帽のことを「おれの宝だ」と言っていたのが気になっていた。
宝って何が入っているのだろう?
ナミは「私の目標はね、何が何でも1億ベリー稼ぐこと!そしてある村を買うの!!
その為に、バギーから盗んだグランドラインの海図で、グランドラインに入って、大物の海賊の宝を狙うつもり!!」と語った。
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ルフィとゾロは、二人で小さな小船に乗って海に出た。
二人共、航海術があるわけでもなく、行く宛があるわけでもない。
ルフィはそもそも漂流していたわけで、ゾロもある男を探す為に海にでたら、そのまま帰れなくなり、成り行きで海賊狩りと呼ばれるようになっただけの事であった。(要は迷子)
腹が減ったので、ルフィは舟の上を飛ぶ鳥を【ゴムゴムのロケット】で捕まえようとしたが逆に鳥に捕まり、どこかに . . . 本文を読む
ルフィ、ゾロ、コピーの3人はおにぎりをくれた少女の家で、食事をごちそうになった。
少女の母は、これでこの町がモーガン親子の恐怖の支配から解放されると言って喜んで3人を迎えた。
コピーも、ルフィとゾロには言葉で言い尽くせない感謝を感じていたし、同時に二人の無謀さが心配でたまらなかった。
コピーは、今まで友達と呼べる人が出来たことがなかったから、本当は少し怖かったけど、思い切って言ってみた。 . . . 本文を読む
ゾロは、この窮地を脱するために、ルフィの海賊勧誘に応じた。
ルフィの手によって解き放たれた”海賊狩りのゾロ”は、大挙して押し寄せる海軍を刀3本で難なくなぎはらった。
その様子を見て、ルフィは満足気だった。
「いいねぇ世界一の剣豪!!海賊王の仲間なら、それくらいなってもらわないとおれが困る!!!」
ゾロは、その本気の大口に「ケッ言うね」と半ば呆れた。
「しゃがめゾロ!!」
ルフィ . . . 本文を読む
海軍に撃たれたコピーは、生きていた。
ゾロはほっとして、コピーにすぐに立ち去るよう言ったが、コピーは聞かなかった。
「ノノロアさんは騙されて、3日後には処刑される。ゾロとルフィの二人ならこの町から逃げ出すことが出来ます」とコピーは言った。
だが、モーガン大佐がそれを許さなかった。
磔られたゾロとコピーは、海軍の射撃隊に周囲をぐるりと取り囲まれた。
ゾロは焦った。 (おれはこんな所で . . . 本文を読む
ヘルメッポを殴ったルフィは、海軍大佐の親からの報復など恐れてはいなかった。
ゾロを仲間に引き入れると決めたルフィは、再びゾロの元へ向かった。
だが、ゾロはルフィの勧誘を断った。
「世間でどう言われてるかは知らんが、おれはおれの信念に後悔するような事は何一つやっちゃいねェ!だから海賊にもならねェ!!」
ルフィは話を聞いているのかいないのか「お前、刀は?」とゾロに聞いた。
宝の刀を . . . 本文を読む
コビーとルフィは、無事東の海の「海軍基地の町」に着いた。
海軍基地の町の食堂で、ゾロの居場所を聞こうとゾロの名前を出した途端、食堂にいた人達は一斉に恐れおののいた。
次に、海軍のモーガン大佐の名を出した時は、町の人達はゾロの時よりも激しく恐れおびえた態度をとった為、コビーは不安を感じた。
海軍基地に到着したルフィは、その壁によじ登って、捉えられているという”ノノロア・ゾロ”という男を探し . . . 本文を読む
ルフィは、小さな小舟で大海原に漕ぎだした。
今から仲間を集めて、海賊王になる為に。
しかし、航海法も知らずに海に出たので、あっさり遭難し、海の大渦に呑み込まれてしまった。
とある島に、ドクロにハートの海賊旗をはためかせた海賊船が停泊していた。
その船長である女海賊「金棒のアルビダ」は、美しさにこだわる、暴力的ないかつい女であったが、口癖は「お前たち、この海で一番美しいものは何だ . . . 本文を読む
富・名声・力
かつてこの世の全てを手に入れた男"海賊王"ゴールド・D・ロジャー
彼の死に際に放った一言は、全世界の人々を海へ駆り立てた。
「おれの財産か?欲しけりゃくれてやるぜ・・・
探してみろ、この世の全てをそこに置いてきた」
その男は、自分の処刑の間際にそう言って笑った。
"海賊王"の死と同時に、世は大海賊時代を迎える。
"東の海(イーストブルー)”の、ある小さ . . . 本文を読む