スキージャンプ&スポーツ竹内元康発言

スキージャンプ選手、全日本コーチ、解説者、トレーナーを経て・・・今だから語れること。

ヴィリンゲン/団体戦

2016-01-13 09:28:18 | スキージャンプ


世界で一番大きいラージヒル!

激闘の4ヒルズトーナメントを終え、休暇を取る間もなく中盤戦へ。

予選はテペシュが1位、2位がポッピンガー、3位フラとなかなか面白い選手達が並んだ。


予選免除組ではフライタークがトレーニングからビックジャンプを披露し、予選ラウンドではただ一人コーチリクエストでゲートダウンで好感触の模様。
プレフツはトレーニング、予選とも全てスキップして休養。
もう絶対的に自分のジャンプに自信を持っている表れ。
身体のコンディションさえ崩さなければ、調子を崩すなんて考えられないね。

ドイツ、ノルウェー勢も相変わらず好調。
団体戦はドイツかノルウェーか、はたまた4ヒルズチャンピオンのプレフツ率いるスロベニアか。
オーストリアはこの3チームには戦力的に多少見劣りしてしまっているが…

アウトドアで行われるスポーツ、とりわけこのスキージャンプは風の影響が大きく左右する。
その怖さが出た1本目、スロベニア、テペシュがさい先よく134mでオーストリア、チェコに続いて3位、好調なクラニエッツ、今回の調子だと130mは間違いなく期待できるところに悪条件でまさかの111m。グループ7位でポイントが大きく後退。
涙目になるよこりゃ( ; ; )
第3グループのプレフツ3号機、振り出しに戻すかのようなビッグフライトはグループトップの145.5m。
アンカーにはプレフツ1号機が控えてるから面白くなるぞと思いきや、なななんと、これまた悪条件で124mに失速で、グループ5位。
今回は優勝が現実的に近い調子とメンバー構成だっただけに、シュバルツバルトの風の女神には恨んでも恨み切れなかったろう…

途方にくれる1号機


こうなったおかけで、ドイツとノルウェーの一騎打ち状態。
両チームとも一進一退の攻防を繰り広げる。
ノルウェーにミスは無く良い展開、それを各グループで少しずつ上回るドイツ。
1本目終了してトップドイツに0.6p差のノルウェー。
水をあけられ3位がオーストリア。
続いてスロベニア、何としてもポディウムをゲットしたい。

2本目が始まって間もなくしてから、風の状態が騒がしくなってきた。
中断しながら進められたが、段々強くなり一定条件が望めない。

再開を待つ事10~15分、状況回復せずの判断で2本目キャンセル。

1本目の結果で試合成立となった。

ドイツは母国で嬉しい勝利。
ノルウェーは0.6p差と悔しい2位。
苦しいチーム状況での3位は持ってるか?!オーストリア
なんとも納得できないスロベニア。
このヴィリンゲンは日本チームは不参加(国内大会参戦の為)



キャンセル後、エレベーターでフォトタイムの選手達







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