著者:沢木耕太郎
【内容】
ただの象は空は飛ばないが、四千二百五十七頭の象は空を飛ぶかもしれないのだ…。事実という「旗門」から逸脱しないことを自らに課してノンフィクションを書く。最後の一人になっても住んでいたいとの念を抱いて東京に暮し、熱に浮かされるように旅に暮す。さまざまなフォームで、滑走を試みた十年間の記録。
【感想】
あー、相変わらず沢木氏の書く文章って好き。
彼は男性で私は女性だけど、なんとなくしっくり来るところが多くて。
今回の本の中にもありました。そうそう、私もまさにコレ!ってこと。
「予定はできるだけ立てたくない。そう思って何年も暮らしてきた。…中略…少なくとも私は、明日こころ惹かれるものに出会えたら、無理なくそこに向かっていける自由を確保していたいのだ。」
まさに私もこれ。スケジュールを入れたくないし実際入れない理由はこれ。たとえば3週間後の日曜日、誰かと約束をしたとする。
でももしかしたらその日の前日になってものすっごく行きたい、見たいものが出てきてしまうかもしれない。約束の順番からいったらそりゃあ前者を優先させるべきであり、そうしなければならないと思うけど、そういったことがないようにやっぱり出来るだけ約束事はしたくない。
私が誰かと約束をするとき、特に自分から何日も後を指定して約束をするときは、かなりその人に会いたいっていう分かりやすい状況である。
もちろん、そういった勝手なことをするということの代償もある。前日あるいは当日になって、明日どっか行きたいから誰か誘おうかな、って思っても、その人に予定があって結局一人で行くことになったり、行くこと自体を諦めたりする。
どっちをとるかって言われれば、一人で行くことになってもいいから、私は『明日こころ惹かれるものに出会えたら、無理なくそこに向かっていける自由を確保していたいのだ』。
なのでたまに、今月めっちゃ予定あって忙しーのー!手帳が真っ黒だよー!とかすっごい嬉々として言ってる人を見ると、笑ってしまう。そもそもそういった予定事に対して「忙しい」って使うな、と心中つっこみを入れる確率100%。
【内容】
ただの象は空は飛ばないが、四千二百五十七頭の象は空を飛ぶかもしれないのだ…。事実という「旗門」から逸脱しないことを自らに課してノンフィクションを書く。最後の一人になっても住んでいたいとの念を抱いて東京に暮し、熱に浮かされるように旅に暮す。さまざまなフォームで、滑走を試みた十年間の記録。
【感想】
あー、相変わらず沢木氏の書く文章って好き。
彼は男性で私は女性だけど、なんとなくしっくり来るところが多くて。
今回の本の中にもありました。そうそう、私もまさにコレ!ってこと。
「予定はできるだけ立てたくない。そう思って何年も暮らしてきた。…中略…少なくとも私は、明日こころ惹かれるものに出会えたら、無理なくそこに向かっていける自由を確保していたいのだ。」
まさに私もこれ。スケジュールを入れたくないし実際入れない理由はこれ。たとえば3週間後の日曜日、誰かと約束をしたとする。
でももしかしたらその日の前日になってものすっごく行きたい、見たいものが出てきてしまうかもしれない。約束の順番からいったらそりゃあ前者を優先させるべきであり、そうしなければならないと思うけど、そういったことがないようにやっぱり出来るだけ約束事はしたくない。
私が誰かと約束をするとき、特に自分から何日も後を指定して約束をするときは、かなりその人に会いたいっていう分かりやすい状況である。
もちろん、そういった勝手なことをするということの代償もある。前日あるいは当日になって、明日どっか行きたいから誰か誘おうかな、って思っても、その人に予定があって結局一人で行くことになったり、行くこと自体を諦めたりする。
どっちをとるかって言われれば、一人で行くことになってもいいから、私は『明日こころ惹かれるものに出会えたら、無理なくそこに向かっていける自由を確保していたいのだ』。
なのでたまに、今月めっちゃ予定あって忙しーのー!手帳が真っ黒だよー!とかすっごい嬉々として言ってる人を見ると、笑ってしまう。そもそもそういった予定事に対して「忙しい」って使うな、と心中つっこみを入れる確率100%。