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@peps ライブイベント

2009-08-31 23:37:54 | music
8月30日、川崎のクラブチッタで開催された、@peps主催のライブフェスに行ってきた。

目当ては言わずもがな、lecca。


出演者が多いから、一人一人の持ち時間が少ないんだろうなーとあまり期待しないで行ったけど、思いがけずニューアルバムに収録されてる『anata』を聴けたので嬉しい!

『anata』をライブで披露するのは今回が初めてですって。


めっちゃいい曲だわー。



あと、今年の夏に色々出演してるフェス限定で売られている(らしい)、5月ワンマン限定だった赤タオルの黄色バージョンをゲットできてよかった。



ただねー、何回も行ってると多分欲が出てきちゃうんだろなー。
同シーズンで、且つ色んな人が歌うフェスみたいな形式のライブだと歌う曲がほぼ同じで、嬉しさがなんだかんだですこーしずつ減ってしまう。

なので早くワンマンツアーを観たい!!騒ぎたい!歌いたい!
楽しみだー♪

『南極料理人』 映画

2009-08-29 23:44:32 | movie
2009年  製作国:日本
監督:沖田修一
出演:堺雅人/生瀬勝久/豊原功補/きたろう/高良健吾/西田尚美 etc...


【ストーリー】
西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻(西田尚美)と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。基地では雪氷学者(生瀬勝久)をはじめ、雪氷サポート隊員(高良健吾)らが彼の料理を心待ちにしており……。


【感想】
ゆるーーーーーーくて面白い。
爆笑じゃなく、くすくす。
全編通して気取らずユーモラス。

見渡す限り真っ白の南極で、ただただ時間だけがある。
そんな毎日の中で、楽しみは食事。

美味しい料理として出てきたわけじゃないけど、私は無性に唐揚げが食べたくなったよ!


みんな少年のようでした。

任務を終えて日本に帰国してきた彼らを待っていた家族や友達たち、そのシーンにジーンときました。
日本人も感極まると駆け寄ってハグするんだな!


でもこの映画は感動できれいに幕切れではなく、やっぱりその後もユーモラス。



余談。
上映前の予告編で『クヒオ大佐』の映像が流れた。
満島ひかりが出てきたーーー!
きゃーーーー

かわいーーーーー好きーーーーー



『愛のむきだし』 映画

2009-08-27 23:28:59 | movie
つい先日DVDを借りて観た。

でも、この映画はどうしても手に入れたいな、と思い、手に入れた。


にもかかわらず、調べてみたら今週まで新宿のK's cinemaでリピート上映をやっているということだったので、

『これは絶対映画館で観なきゃ!!こんなにハートを鷲掴みにされる映画なんて滅多に出会えない!!この映画が大好きだと言うためには、是が非でも映画館で観なければ!!』

と、いてもたってもいられず観てきました。



2度目ということもあって、前回より冷静に観られた面はあるけれど、一方でより細かいセリフまわしや背景音楽、ひとりひとりのキャストの心情に配慮しながら観れた。近づけた感じ。



やっぱこの映画、めちゃくちゃすごい。



滅茶苦茶なのに、どーしてこんなに心を掴まれるのだろう。
バカみたいなのに、どーしてこんなに切ないんだろう。
目を背けたいのに、どーして瞬きを忘れるほど見入ってしまうんだろう。



悲しいからとか、そーゆー簡単な理由じゃなく、理由なんて自分でも分からないまま泣けてしまう。

静かに泣くんじゃなくて、感情が開放されてた状態で涙が出てくる。



ヨーコがユウの上に乗っかって、聖書の一説を叫ぶ海辺のシーン。

ヨーコの一言一言に夢中になった。
ヨーコの表情に釘付けになった。




満島ひかり、すごいな。


私は『愛のむきだし』のヨーコに今惚れてますよー。




前回と見方が変わったのは、安藤サクラ演じるコイケについて。
前は、ただただコイケの気味悪さにあてられていたけど、今回コイケに注目して観ていたら、根底にある寂しさだったり愛情を知らない幼少時代だったり、なんとも同情的になってしまった。



『愛のむきだし』。間違いなく今年ナンバーワン。
洋画邦画アニメ問わず、他の映画と比較できないほどダントツでナンバーワン。


いや、今年に限らず、一生のうちに観る映画の中でも相当上位になるはず。



すげーや。すげー。思い出しただけで泣けるぜ。

『お先、真っ白』 本

2009-08-27 00:23:40 | book
著者:たかのてるこ

【内容】
母は50歳で「腹話術師」デビュー、父は70歳でヒマラヤへ。おかしくて、ちょっぴりせつない、世界でいちばん笑える家族!30カ国を駆ける“旅人OL”出生の秘密。

目次
第1章 世界でいちばん笑える家族(おかんのお見合い、おかんに引き裂かれた恋 ほか)
第2章 “旅人OL”の日常(人の夢に出演したときの私、バイリンガルへの道は遠し! ほか)
第3章 愉快でトホホな仲間たち(これぞ、男の神髄!?、時代遅れのオンナ ほか)
第4章 夢見る高校時代(なんてったってアイドル、淀川の若大将 ほか)
第5章 そして、旅立ちの巻(花のお江戸へ、お先真っ白 ほか)


【感想】
旅について書かれた本と、根底に流れるものは変わらないエッセイ。
著者の考え方や性格がそのまま素直に書かれているのだろうな。

ただアホみたいな出来事が面白おかしく書かれているわけではなく、しんみりするところもある。
それでもなお、やっぱり前向きだ。読んでいて心地よい。



『キューバでアミーゴ!』 本

2009-08-27 00:18:47 | book
著者:たかのてるこ

【内容】
「ラテンな生き方にあやかりたい!」と、小さなビデオカメラを持って有給休暇でキューバを旅した著者。惜しみない愛情表現、キス&抱擁、踊り、笑い、歌い-。底抜けに明るく、ディープなラテンワールドへ、いざ!


【感想】
読むのは2度目。
最近キューバ行きたくてさ。

相変わらず面白い。出会った人とのやりとりや著者自身の感じたことが素直に書かれていて、面白い。

色々旅本は読むが、この素直さはなかなかお目にかかれないっす。

『紀子の食卓』 DVD

2009-08-23 18:11:11 | movie
2005年  製作国:日本

原作・脚本・監督:園子温
出演:吹石一恵/吉高由里子/つぐみ/光石研


【ストーリー】
家族との関係や自身の現状に違和感を感じていた女子高生・紀子(吹石一恵)は、あるサイトにのめり込み東京へ家出する。サイトの主宰者と出会った彼女はミツコと名乗り、レンタル家族の一員となる。そのころ起きた女子高生の集団自殺に紀子の手がかりを見出した妹も家出。その後母が自殺し、残された父親は(光石研)娘たちの消息を追う。


【感想】
ふぅーーーーー。
『愛のむきだし』に続いて二日連続で園監督の映画を観ると精神を疲弊させるぜー。

今から何年も前に『自殺サークル』を観たときは、そのグロテスクさに辟易し、もうやだ!この監督の作品!

と思ったものだが、時が経てば(年齢を重ねれば)気持ち悪いシーンやグロテスクなシーンの中にもおかしさを見つけて笑えたり、そうはいってもやっぱり気持ち悪いとしか思えないシーンもあったり、なんだかんだいって退屈せずに観れた。


笑えるという意味での面白いではないが、面白かった。

『自殺サークル』の続編って言われたってなんせ観たの何年も前だから全然内容覚えてない。
でももう一度見返すのは面倒だったんでそのまま『紀子の食卓』を観ることにした。


全然大丈夫だったな。話の繋がりとか、うん。


つぐみって変わらないわねー。相変わらずキレた美少女だわ。
吹石一恵は、実年齢よりも大人っぽいんだからさー、高校生役はムリあるわよ。
吉高由里子、これまでなんとも思ってなかったけど(少なくとも表の顔は)天真爛漫で明るい女の子を演じていて、かわいかった。惚れた。


画面に映し出される血・血・血。それに全くそぐわない軽妙な音楽。
延々と続く一人語り。


アンバランスが振り切れるとバランスがとれる、といった感じ。



インターネットとか希薄化した家族関係とか、役割とか。
監督の問題提起も分かるし、社会批判も分かる。


が!!
インターネットも家族関係も、そんなに捨てたもんじゃないし、それですべてが変わるわけじゃないぜ。

希望も笑顔もある!音楽もある!友達もいる!


とりあえず、部屋から飛び出して夏の日差しを浴びるんだー!

『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 DVD

2009-08-23 12:41:28 | movie
1999年  製作国:アメリカ、ドイツ、フランス

監督:ヴィム・ヴェンダース
製作:ライ・クーダー
出演:イブライム・フェレール/ルーベン・ゴンザレス/エリアデス・オチョア/コンパイ・セグンド/オマーラ・ポルトゥオンド etc...


【内容】
キューバ音楽に魅せられたベンダースとライ・クーダーが綴る感動の音楽ドキュメンタリー。ライ・クーダーがキューバ音楽の古老たちと創り上げたアルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は、世界中で100万枚以上のセールを記録し、97年のグラミー賞を受賞した。そして2年後、長年の友人ライ・クーダーによってキューバ音楽の魅力を知ったヴィム・ヴェンダース監督は、キューバの同志たちを再訪するライ・クーダーに同行することとなる。イブライム・フェレール、ルベーン・ゴンザレス、コンパイ・セグンドら、ハバナの情緒豊かな街並みと共に語られる彼らの生い立ち。そんなクラブの面々は、アルバムの成功により海外ツアーへ出ることに。オランダ、アムステルダムでのコンサートは大盛況となり、やがてアメリカに降り立った彼らは、ついに音楽の殿堂であるニューヨーク、カーネギーホールでの公演を迎える…。


【感想】
夏の昼下がりに映画から流れる素晴らしい音楽を聴いていると、眠りに落ちそうになった。
つまらないわけじゃなく、心地よすぎて。

第一線から忘れられたミュージシャン達による「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」。
音楽がすぐそばにある環境のキューバ。音楽と生活。楽しいだけではなく、耐えねばならぬ生活もある。

年齢と経験と人生を楽しむこと。何があなたにとっての幸せですか?

それが物であれ、音楽であれ、愛であれ、なんであれ、心から「私は幸せだ」と思えるものが何かを分かっており、その瞬間を味わえている人の顔は輝いてる。


最近キューバに惹かれているので、久々に観ることにした。




『愛のむきだし』 DVD

2009-08-23 01:33:26 | movie
2009年  製作国:日本
監督:園子温
出演:西島隆弘/満島ひかり/安藤サクラ/渡部篤郎/渡辺真紀子 etc...


【ストーリー】
敬虔(けいけん)なクリスチャンの家庭に育ったユウ(西島隆弘)は、ある出来事を境に神父の父(渡部篤郎)に懺悔を強要され始める。父の期待に応えようと、懺悔のために毎日罪作りに励むうちに罪作りはエスカレートし、いつしかユウは女性ばかり狙う盗撮魔となっていた。そんなある日、運命の女ヨーコ(満島ひかり)と出会い、生まれて初めて恋に落ちるが……。


【感想】
私色々映画観ます。ストーリーで選ぶこともあれば俳優で選ぶこともあれば監督で選ぶこともある。
好きなストーリー、俳優、監督があるのと同様、嫌いなストーリー、俳優、監督もある。

嫌いな監督は二人、黒沢清と園子温。
二人とも国際的評価は高い。
でも黒沢清の映画はつまらん。それに、舞台挨拶のときの上から目線が気に食わなくてさらに嫌いになりました。

園子温の映画は、観終わった後とにかく不快。
私にとって最初の園作品は『自殺サークル』でした。夜の新宿駅、50人以上の制服姿の女子高生が、列車入構のタイミングに合わせて整序された動作でホームの縁に一斉に歩み寄って飛び降り、その血しぶきが、彼女たちとは無縁の乗客に大量に飛び散る、という描写をもってはじまります。おえー。
その後も問題提起なり何なりありつつも、グロさもありーのでムリでした。
次に観たのが『奇妙なサーカス』。私がこれまで観た映画の中で最悪な映画ぶっちぎりNO.1です。気持ち悪いとしか思えなかった。

園子温の映画は、多分深いんだと思う。社会批判もこめられてるだろうし。
でも私は、それを汲み取る以前に画面から伝わる生と性と死とカルト的要素が混在した異常さに打ちのめされてしまいます。


ってことを自分でも分かっているのですが、ついつい観てしまう園映画。
今年2月の公開当時は、状況的に観に行くことが叶わず、先月ようやくDVD化されたものを借りてきて観ました。

それが『愛のむきだし』です。
なんと、237分にも及ぶ超大作。確か映画館で公開されてたときは途中で休憩が入ったみたい。DVDも上・下2巻。

4時間にも及ぶ作品なのに、一切中だるみしないというそれだけでも「すごい」と思える映画でした。

それだけ中身の詰まった作品ゆえ、あらすじを語るのがとても難しい。
あるときは青春バカストーリー。あるときは新興宗教の精神世界へまっしぐら。人殺されーの、盗撮ありーの、変態祭りーの。
ジェットコースターのように浮き沈みが烈しい。
でも決して筋が通っていないわけではなく、終盤へ向かうにつれてちゃんと映画のテーマである「むきだしの愛」に収まっていく。

何度目を逸らしたいシーンがあったか分からない。けど、振り切れた異常さは逆に切ない。
そのむきだしになった愛に泣きましたよ。なんか鷲掴みにされた気分になりました。なんで泣いてるのかも分からない。


メインとなるキャストは、若手グループAAAの西島隆弘、元Folder5の満島ひかり、女優の安藤サクラ。
AAAって、ザavexて感じのグループで全然興味なかったんですが、西島隆弘はすごかったです。なにがすごいって、多分彼はアイドル的人気がある人なんでしょうけど、この映画に出たことがすごいです。ファン的にはどうなんだろう・・・。
満島ひかりは最近『プライド』という映画にも出てて、女優魂感じました。惚れた。
最後、安藤サクラさん。映画の中でものすごい演技してます。怖いし気持ち悪い。舞台系の女優さんかなー、アングラな映画に出てる人なのかなーと思って調べたら、奥田英二と安藤和津の娘でした。私それ知ったとき、地味に興奮しました。ほんと、部屋で一人地味に「えー!」って言っちゃったくらい興奮。それぐらいキレた演技してました。

園監督の映画ってキャストが結構豪華で、他にも渡部篤郎やら岩松了やらその他諸々、思わず「観たいな」って俳優が出てるんです。
「自殺サークル」だって、永瀬正敏が出てるって理由だけで観たら見事返り討ちにされました。


そんなこんなで『愛のむきだし』は、たくさん映画を観る中で滅多にお目にかかれない「ガシっと鷲掴みにされる映画」でした。

でも絶対に人にはオススメできません。
オススメするようなタイプの映画じゃない。

『五万四千円でアジア大横断』 本

2009-08-20 00:31:39 | book
著者:下川裕治

【内容】
「バスに乗って日本橋からトルコまで行ってみよう」。51歳の旅行作家、40歳のカメラマン、30歳の料理人が意気投合しアジアハイウェーをひたすら西へ向かう旅が始まった。中国では2段ベッドの寝台バスで眠り、インドでは路線バスを乗り継ぎ、イラン兵士の厳しい監視が待ち受ける。名所旧跡・世界遺産には脇目もふらず、おんぼろバスに揺られ直走ったのべ27日間車中15泊の激安珍道中。

目次
1章 日本—日本橋→大阪→博多
2章 韓国—釜山→仁川
3章 中国—丹東→瀋陽→北京→石家荘→武漢→長沙→広州→湛江→憑祥
4章 ベトナム・ラオス—ランソン→ハノイ→ビエンチャン
5章 タイ・ビルマ—ノンカーイ→コンケン→メーソト→ミャーワディ→バンコク
6章 バングラデシュ—シロング→ダウキー→シレット→ダッカ
7章 インド—コルカタ→パトナー→バナラシ→カンプール→デリー→ジャランダー
8章 パキスタン—アムリッツァル→ラホール→クエッタ→タフタン
9章 イラン・トルコ—ザヘダン→テヘラン→タブリーズ→アララト山→ドウバイヤジェット→イスタンブール→エディルネ→カピクレ


【感想】
ほんと、潔いぐらいにバスに乗ってばっかり。
ほとんどバス車内泊だし、観光という観光も省略しまくり。

この本は何の参考にもならない旅本です。
が、読んでて面白いです。
文章を書くためだけの旅ですが、こんな旅があって、仕事として成り立つならそれはそれで面白いでしょう。

私はこんなに毎日バスに乗る旅はムリ!
旅に参加した3人より若いけど、体力的にムリ!

『悪人』 小説

2009-08-20 00:26:49 | book
著者:吉田修一


【ストーリー】
保険外交員の女が殺害された。捜査線上に浮かぶ男。彼と出会ったもう一人の女。加害者と被害者、それぞれの家族たち。群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。なぜ、事件は起きたのか?なぜ、二人は逃げ続けるのか?そして、悪人とはいったい誰なのか。


【感想】
はぁ。ほんと誰が悪いんだろね。
結局のところ、殺された保険外交員の女の子にイラっときたり、その彼女が熱を上げていた増尾君にイラっときた私は正常な感性を持ってるんじゃないかしら。

でも、殺された子にも温かい家族がいたりして。

私は出会い系からの純愛は理解できましぇん。