一日清閑一日福

思いつくままに綴っています。

上野千鶴子さん講演会

2023-06-25 | 徒然日記

昨日、上野千鶴子さんの講演を聴きに行った。彼女は東京大学の名誉教授で、とても偉い人であるが、講演を聴いて十分に納得できた。

フェミニズムとは性別を理由に不当な扱いや不利益を被ったりすることのない社会を目指す運動で、フェミニストとはフェミニズムの目指す社会の実現に向けて活動する人のことだ。

学校においては、家庭科が男女必修になり、男女混合名簿ができ、お茶くみ慣行が廃止になった。今は夫婦別姓問題が取り上げられるようになった。

上野先生は、講演の中で「弱者が弱者のままで尊重される社会」が必要だと言われた。この言葉が私には一番心に残っている。なぜなら「男女平等」と言うと、すべてのことが平等であるべきだと考えてしまうからだ。男性と女性は性の違いから生まれつき異なっているところがたくさんある。腕力の違いなどはその典型だろう。そのことを理解した上でフェミニズムを実現していくことが大切だ。

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定額働かせ放題

2023-06-24 | 徒然日記

学校の先生は「定額働かせ放題」と言われているらしい。ぴったりな言い回しをよく考えたものだ。

学校の先生は残業代がでない。その代わりに「教職調整額」として給与の4%が一律に支給される。そのためいくら残業しても給料は同じ額だ。

教員の仕事は、朝の登校指導や保護者の対応など、勤務時間外にする仕事がたくさんある。私は教員が働きすぎる理由の一つに、管理職になりたいという上昇志向があると思う。頑張っていることをアピールするために長時間勤務をして管理職をサポートする。そして自分が管理職になったら実績を残すために、新たな取り組みを実践する。「生徒のために」という名目のもと、全職員がそれに協力するよう要求される。その結果、過去の取り組みを再検討することなく、新しいことを取り入れるので、仕事がどんとん増えていく。

私も教材研究は土日にしかできなかったこと、昼食時も何かを口にほおばりながら仕事をしていたことを思い出した。

本当に必要なものだけを厳選できる能力のある人が管理職になってほしい!

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教員不足

2023-06-23 | 徒然日記

最近教員不足が新聞やテレビで報道されている。教員採用試験の倍率も低くなっているそうだ。実際は正規の教員が足りないのではなく、常勤や非常勤の教員の数が足りないそうだ。

非常勤の先生に関してはある程度仕方がないだろう。働く側に立てば、短期間のアルバイトの感覚になる。次の仕事があるかどうかもわからない状態では長期で働ける他の仕事に就いてしまっている場合も多いと思う。

正規の教員に関しては、たとえ倍率が低くなっても少しずつ教員の採用人数を増やせばいいのではないか?同時に教員の仕事を大幅に減らすべきだ。そして急に代替の教員が必要になっても、まずは学校内の教員で補うことができる余裕のある環境を整えたらよいと思う。

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リュープリンに代わる新薬

2023-06-22 | 子宮筋腫

リュープリンは注射だが、レルミラは錠剤である。リュープリンは一か月に1回注射をするので、一度打ってしまうと副作用は1か月持続する。レルミラは錠剤なので辛くなってもすぐにやめることができる。新しい治療法が開発されるのは良いことだ。

子宮筋腫を持っていても、全摘することなく苦痛も伴わずに、閉経まで持っていける方法があればベストだと思う。         

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子宮筋腫の経過

2023-06-21 | 子宮筋腫

私の筋腫の経過を簡単にまとめてみました。

43歳  ほぼ毎月生理があり順調だったが、筋腫が偶然発覚する。すでに巨大(13cm)だったが痛みもなく自覚症状もない。その年に開腹で核出術をする。初めての入院、全身麻酔を経験。取り出した筋腫は800グラム。
48歳  この時までは毎月生理があり絶好調。しかし再発がわかる。
50歳  だんだん大きくなる筋腫に憂鬱になるだけでなく、前回感じなかった圧迫感が半端ない。
52歳~54歳  リュープリンを始めるが、おなかが苦しく子宮全摘の開腹手術を決心する。しかし両親の介護に突入したことや、卵巣を取るように言われて躊躇。
54歳~60歳  リュープリンやディナゲストで我慢を続ける。リュープリンを打っている間は副作用があったが、膨満感はなくなった。
60歳  主治医からこれが最後だろうと言われ、やっと閉経すると思った。生理後はおなかの圧迫感がなくなり快調。
61歳  あと二か月で62歳になる時に再び生理になった。前回の生理から1年半以上空いている。約2週間続いたが、その後はピッタリと止まって現在に至る。主治医からはこれが最後だろうと言われた。

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20年前に戻れるなら②

2023-06-19 | 子宮筋腫

もし子宮を残して、筋腫だけをとる腹腔鏡手術ができたなら、1回目も2回目も迷わずそうしていたと思います。お腹にも内臓にも一番負担が少ないと思うからです。

当時は1回目の手術の後、筋腫が再発するとは思っていませんでした。私の住んでいる地域は、2回目の手術は子宮全摘をする病院ばかりでした。年齢的にも子供を産む年齢ではなかったからだと思います。東京のような都会では、子宮を残して手術ができる病院もあったようです。
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20年前に戻れるなら①

2023-06-18 | 子宮筋腫

もし今までの経過をたどることがわかっていたなら、20年前の手術では、卵巣は残して子宮と筋腫をとる子宮全摘の腹腔鏡手術をしていたと思います。

当時は腹腔鏡で手術ができる病院は都会にしかなく、地方では開腹手術の方が多かったです。特に私の場合は巨大筋腫だったのでリスクも大きかったです。

一回目の手術で子宮を取ることにも抵抗がありました。ですが子宮を残したために再発し約20年間も苦しんできました。子供を産まないのなら取っておいた方が良かったと思います。

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手術を躊躇した理由

2023-06-16 | 子宮筋腫

43歳の時に開腹し筋腫だけをとる手術をしました。入院も手術も人生で初めての経験でした。手術後は全身麻酔の副作用で高熱が出ました。手術の前日と当日の2日間は何も飲んではいけないことが本当につらかったです。

子宮を残して手術した人は、また再発する場合が多いようです。筋腫がだんだんと大きくなり、とても苦しいので、私は何度も2回目の手術をしようと考えました。でも実際はしませんでした。1回目の手術のトラウマ、2回目も開腹になること、両親の介護、2度目は卵巣も取った方が良いと言われたこと、フルタイムで仕事をしていたこと等、いろいろな理由があります。私のように閉経まで持ちこむ人は本当に少ないと思います。閉経まで長引くかもしれないような場合は手術一択だと思います。よくここまで粘れたなあと自分で驚いています。

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リュープリンについて

2023-06-15 | 子宮筋腫

リュープリンの治療は手術するためにできるだけ小さくするためか、閉経間近の人が閉経まで持ち込むために行うものだそうです。閉経まで持ち込みたい場合、6か月間の投与中に副作用が軽くて、なおかつ次の6か月間普通に過ごせるならあまり問題はないかもしれませんが、なかなかそうはいかないと思います。

私の場合、リュープリンのワンクールを終えてから、再開するまでの6か月間は、リバウンドと膨満感にとても苦しめられました。そのたびに、手術に踏み切るべきか、もう少しで閉経なのだから我慢するべきかと葛藤を繰り返してきました。今となってはこれほど長引くとわかっていたら、もっと早いうちに再手術をしていたと思います。

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閉経は還暦後

2023-06-13 | 子宮筋腫

2004年の43歳の時に子宮筋腫を開腹で核出で取りました。

残念ながら再発し、筋腫はどんどん大きくなりました。50代前半からリュープリンで筋腫を抑えてきました。2020年の9月に60歳になり還暦になりましたが、まだ閉経しませんでした。

2020年12月に生理になって、主治医からこれで最後ですね、と言われてほっとしました。ところが、1年半以上経過した2022年7月に再び生理になり驚愕しました。あと2か月で62歳になる年齢でした。

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