一日清閑一日福

思いつくままに綴っています。

歓送迎会でのスピーチ

2023-04-18 | S高校の思い出

先週歓送迎会があり先生方にスピーチをした。これでやっと本当に退職した気持ちがした。以下はその内容である。

本日は歓送迎会にお招きいただき、ありがとうございます。私は現在、無職ですので、私の現状や近況等をお話しすることができず、何を話そうかと思って来ました。

私は自分が生きてきた人生の中で約3分の2近くもの年月を教職に捧げてきました。本当にこれほど長い年月の間、一つの仕事を続けることができたのは、職場の環境や人間関係に恵まれていたことはもちろんですが、同じくらいに、自分が学生時代から好きだった教科、得意だった教科を使って仕事に就くことができ、その仕事を通して生徒の役に立っていること、人の役立つ仕事をしているということを実感できたからだと思います。自分が好きで得意な教科だったからこそ、毎回の授業も楽しかったですし、その楽しいという気持ちは生徒達にも伝わっていたと思います。これからはまた別の楽しいことを探していきたいと思っています。先生方も健康に気を付けて、これからも楽しんで仕事をなさってください。

本日はどうもありがとうございました。

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令和5年度 離任式で生徒へのスピーチ

2023-04-16 | S高校の思い出

令和5年度 離任式で私が生徒に向けて話した内容である

人生を90年とすると、私は人生のおよそ3分の2以上を生きてきました。これからの3分の1は今までと体力や気力は同じではありません。これからの人生でできることには限りがあります。すぐに病気になる可能性もあります。どうしてもっと若い時にそのことに気がつかなかったのだろう、と後悔しています。若い時にしておけば良かったと思うことで、今はできないことがあります。皆さんはこれからたくさんのことに挑戦できます。やりたいことは勇気をもって挑戦してください。挑戦しなければ後悔が残ります。そしてその後悔は長い間消えないと思います。挑戦すれば、最終的に失敗しても諦めることができます。皆さんには、将来自分の人生を振り返った時に、後悔のない人生を送ってほしいと思います。

皆さんは高校を卒業してからいずれは仕事に就き、幸せな人生を送りたいと思っていると思います。幸せな人生の条件とは何でしょうか?もし仕事で成功していても、信頼できる人が誰もいなくて一人ぼっちなら、その人は決して幸せであるとは言えないと思います。アメリカのハーバード大学が人の幸福について、何十年もの間、追跡調査を行ったそうです。その調査の結果、幸せな人生を実現している人達は、暖かい人間関係を築いている人達であるということがわかったそうです。学歴や年収や仕事とは関係なかったそうです。暖かい人間関係を築くためにどうすればよいのでしょうか?まず自分の一番身近な人、自分の家族や友人に暖かい思いやりの言葉を素直に表現してください。「ありがとう」「感謝しています」「嬉しいです」などの言葉は、自分の身近な人に、はずかしいとか照れくさいといった気持から言わないことがあります。しかし自分の気持ちを素直に言葉にしないと、相手には伝わりません。暖かい思いやりの言葉を言うことによって、相手を幸せな気持ちにするだけでなく、その気持ちを共有することによって、自分の幸せにもつながっていくのだと思います。人とつながることで幸せの気持ちは倍増していくのだと思います。皆さんが暖かい人間関係をつくることで幸せな人生を送ることを祈っています。

これで離任の挨拶を終わります。どうもありがとうございました。

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令和5年度職員朝礼での挨拶

2023-04-15 | S高校の思い出

新学期の職員朝礼で先生方に退職の挨拶をした内容である。

定年退職後、再雇用として2年間働いてきましたが、健康的な面からも体力的にも継続することが難しいと考えて、この度退職することを決断しました。

長い間教師生活を送ってきましたが、その間、特に何か実績を残したわけでもなく、注目されるような仕事をしてきたわけでもありません。決して目立つ存在ではありませんでしたが、責任感を持って誠実に仕事をしてきたつもりです。

今後は〇〇〇高校の発展を陰ながら応援していきたいと思っています。

どうもありがとうございました。

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再任用2年目で決断

2023-04-02 | S高校の思い出

2年前60歳で定年退職した時は、仕事を辞めることが寂しくて再任用を希望した。その時はすでに片膝を悪くしていたが、あまり気にならなかった。

再任用2年目の昨年度は良い方の膝も悪くなって、階段の上り下りはもちろん、授業中に立っているのも苦痛を感じるようになった。

肉体的に衰えると気力もなくなってしまうものだと実感した。退職することを決心することができて良かった。

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公立は老人に優しくない

2022-09-19 | S高校の思い出

生徒は全員学校にタブレットを持ってこないといけない。教師もコンピュータかタブレットを教室にもっていかなければならない。

本校は1階が職員室で2階~4階が教室だ。エレベータはない。コンピュータと教科書類とプリント類をもって毎回教室に行くのは容易でない。毎時間息切れをしながら教室にいく。本当に老人には優しくない環境だ。階段の上り下りで膝がかなり悪くなった。私学がうらやましい。

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タブレットを使っての公開授業

2022-05-17 | S高校の思い出

生徒は全員タブレットを持っている。そして今年はタブレットを使って全職員が公開授業をする。昨年は電子黒板を使っての公開授業だった。

再雇用の私はタブレットやコンピューターは苦手だ。タブレットを使う授業の研修をしてから公開授業をするべきだと思う。

本校の外国人教師はコンピューターとタブレットを使って上手に授業をするので、私もとても勉強になっている。今年は彼とTTをすることにした。

ところが管理職(校長と教頭)は私たちの授業を一部始終見てから、公開授業を私一人でやりなおすよう命じた。理由は私が主体となっていなかったからだそうだ。TT(ティームティーチング)は一人でする授業よりも高度なのにそんなことを言われるとは思っていなかった。まあどうでもいいけど・・・

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コミュニケーション英語Ⅰの感想(続き)

2022-04-24 | S高校の思い出

効率よく予習を進めることができた。和訳の書いてある紙を配ってくださったおかげで予習や復習がしやすかった。パートが終わったごとにワークをして、どれくらい自分が理解しているのが確認して、理解を深めることができた。大きな声ではっきりと英単語の発音をしてくださったのでアクセントなどがわかりやすかったです。授業がスピーディーで集中しやすい環境だったと思います。先生の発音がよくてききやすくわかりやすかったです。毎回の授業でクラスのほぼ全員があたるので、全員が授業に参加できていた。とてもわかりやすい授業だった。授業のなかで単語の発音や文法の暗唱があって、何回も繰り返し聞いているうちに自然と耳に入り頭に定着させることができました。よく小テストがあったので気がひきしまりました。電子黒板をよく使っているのが良いと思います。リスニングの練習だったり、発音の勉強になるので今後も続けてほしいです。レッスンごとに日本語で翻訳されたプリントがあったことで、そのプリントを見ながら予習ノートを書くことができたので良かったです。毎時間ほぼ全員が発言するので授業を受ける気持ちが上がった。回答が口頭だけでなく黒板に記入される点も良かった。

ざっと要点だけを書いてみました。

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コミュニケーション英語Ⅰの感想

2022-04-24 | S高校の思い出

昨年度の一年生のコミュニケーション英語Ⅰの授業の感想を書いてもらった。遅くなったがいくつかとりあげてみたい。

細かいところまで説明してくださるのでストーリーなど理解しやすくてよかった。訳のプリントが渡されるので授業が分かりやすかった。文の暗記テストがあり文法などを覚えることができた。一つ一つの文法を丁寧に教えてくださったことが良かった。レッスンが終わるごとに単語テストがあったので、定期テストで一度に覚えなくても頭に入っていたので楽だった。True or False の問題のプリントがあることで英語で何を聞かれているのがわかるし、しっかり日本語に訳して問題を解くという習慣がついたので良かった。毎週の英単語テスト、レッスンごとの単語テストがあり単語を覚えることができた。授業で何をするかどこをするかが前もってわかっていたので授業が受けやすかった。ほぼ毎回いろんな人が発表するので気を引き締めて取り組めた。単語を繰り返しスライドで発音していたので単語が自然と覚えられるようになりました。O先生はとても熱心に発音やアクセントを意識して教えて下さったので正しい発音でかつどこを強調するかがわかるようになりました。

続く

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ホワイトデー

2022-03-19 | S高校の思い出

S高校のN君は先生方に手作りのチョコレートを渡してくれた。Nくんは私にも手作りの美味しいチョコレートを作って持ってきてくれた。とても心のこもったメッセージも書いてくれた。

私はN君を授業で教えているだけだ。担任でも部活の顧問でもない。当然バレンタインデーに私からは何もしていない。メッセージは、一年間英語の授業がとても楽しかったこと、来年ももちろんO先生に教えてもらいたいといったような内容だった。

生徒からホワイトデーにチョコレートをもらったことはなかったと思う。忘れられない思い出になるだろう。

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再任用1年目

2022-01-25 | S高校の思い出

再任用の1年目が終わろうとしている。毎年感じているが1年はあっという間だった。

以前は定年になれば絶対に仕事を辞めようと決心していた。それが来年も働こうと思っているのだから、気持ちはその時の環境などによって大いに変わるのだなあと思う。

私は自分の仕事が専門性と経験を必要とし、人の役に立っていることが実感できている。

おひとりさまの私には社会に所属していること、自分の存在意義を感じることができることはとても大切なことなのだ。

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