母の初七日の朝に不思議な出来事があった。
朝玄関を開けると、庭の塀に一羽の鳥が止まっていた。雀のような大きさで雀ではない。私がじっと見つめると見つめ返して、塀の上をピョンピョン歩いている。私が近づいても同じだった。私はいつまで続くのだろうか、と思って立っていた。私が「お母ちゃん、あとのことは心配しなくていいよ。私はちゃんとやっていくから大丈夫よ」と言うと、嬉しそうに飛んで行ってしまった。
母の初七日の朝に不思議な出来事があった。
朝玄関を開けると、庭の塀に一羽の鳥が止まっていた。雀のような大きさで雀ではない。私がじっと見つめると見つめ返して、塀の上をピョンピョン歩いている。私が近づいても同じだった。私はいつまで続くのだろうか、と思って立っていた。私が「お母ちゃん、あとのことは心配しなくていいよ。私はちゃんとやっていくから大丈夫よ」と言うと、嬉しそうに飛んで行ってしまった。