今日、フラッとタワレコに寄って見つけた一品。
リリース情報は知ってはいたものの、発売日などは明確に記憶していなかったので、
ある意味で、予備知識のある衝動買い、といった感じで。
■高中正義『SADISTIC TAKANAKA』
17年ぶりの再々結成で話題のサディスティック・ミカ・バンド。
そのオリジナル・メンバー、って紹介するまでもなく、
普通にトップ・ギタリストとして有名な高中正義さんが、
新作を含むミカ・バンドの曲をセルフカバーしたライブアルバム!
デビュー曲『サイクリング・ブギ』から始まり、
原曲に近い雰囲気の『WA-KAH! CHICO』、
ボコーダーボーカルにラテン・アレンジの『どんたく』、
ファンキーな『塀までひとっ飛び』など、
ミカ・バンド&高中ワールドが満喫できます。
中でも、名盤『黒船』のA面完全奏破は圧巻!
あ~、知ってれば、聴きに行きたかったなぁ~。
あと、ミカ・バンド以外の曲として1曲だけ収録されている
井上陽水と忌野清志郎の共作『帰れない二人』も聴き所のひとつ。
オリジナルのギターは高中さんで、確かベースは細野さんだったんだよね。
僕も大好きな曲です。
*****
しかし高中さんのギター、
30年前の『黒船』と聴き比べても、全然変わりませんね。
逆に言うと、当時ですでにテクはスゴイくて、サウンドも確立されていたわけですね。
そんなミカ・バンドのサウンドの核を握るギター・サウンドが変わらないのに、
リズム隊が変わるだけで、一気にミカ・バンドがフュージョンに聴こえてくる不思議。
僕は、やっぱり高橋幸宏&小原礼のロックなリズム隊の方が断然好きです。
まあ、その部分を差し引いても、
今年のマイ・ベスト5候補に入るであろう、お気に入りのアルバムです。
#自身のアルバムをパロったジャケ(と、その心意気)もGOODです!(^◇^)

『SADISTIC TAKANAKA』
11/1発売 ¥3,000円(税込)
LAGOON RECORDS LAG-0009