”暴走戦士”初来日前の思い出 Ⅰ

†夏も近づく八十八夜……と，昔から歌われてる「茶摘み」にもある様に，今日は”八十八夜”そして後三日すると”立夏”となり，暦の上では夏を迎えるのですが，今年の夏も昨年にも増して熱～い毎日になりそうと，予想されています。

『週刊プロレス』の宍倉顧問のブログに，今日の深夜にＣＳ＜日テレＧ＋＞の「プロレス・クラシック」で，ロードウォリアーズの全日での懐かしいファイトを見る事が出来る，と書いてあったのだが……初来日からもう２６年も経ったんですね。懐かしさも勿論ですけど，月日の経過（の早さ）がまるで嘘の様です。

先日もロードウォリアーズとポール・エラリングが”ＷＷＥの殿堂入り”を果たしたとの記事を目にしました。’８３年にジョージアでデビューし，その後には《ＡＷＡ》でも暴れ回り，’８５年３月に日本で戦慄のデビュー戦を行ったのですが……ちょうど，この時にアメリカに住んでいた私は”初来日”前のウォリアーズを目の当たりに見てきました。

カロライナやジョージアでも何度か取材した記憶がありますが，やっぱり間近で取材したのは《ＡＷＡ》で暴れ捲っている時でしたね。ジャンボ（鶴田）がＡＷＡ世界チャンピオンとしてサーキットした時にも，確かウォリアーズがいた様な気がします。ホークとアニマルの二人は全てに於いて実に対象的でした。

日本”初”遠征を控えた二人に対して，前々からジムでのウエイトトレーニングの様子を取材したいと申し込んでいたのですが，忙しい彼等は時間が中々とる事が出来ず，やっとＯＫが出たのは何と，アメリカを発つ数日前でした。

この時の事はいまでもハッキリと覚えています。取材場所はデンバーのホテル内のジムでした。夜に試合を控えていたのですが，約束時間にジムに行くとホークが「アニマルがまだ来てないんだよ」と，申し訳なさそうにしてた顔が思い出されます。これが原因ではないのですが，試合と共に撮影した”フイルム”を巡って，この後で大変な事になったのでした……。＜茨城＞

※写真は”ロードウォリアーズ”の面々。左からホーク・ウォリアーとマネージャーのポール・エラリング，そしてアニマル・ウォリアー。