今日は馬場さんの１３回忌

◇早いもので今日で１月も終り，明日からは２月……昔は「如月（きさらぎ）」何て言われていたそうですが，寒いのも後二ヶ月ちょっとだし……もう暫くの辛抱です。（笑）
１月も実に様々な出来事がありました。アメリカのアリゾナ州ツーソンでの”銃撃事件”に始まり，全国に広まっていった＜タイガーマスク運動＞に，政治の世界では「第２次・管改造内閣」が発足，ＧＤＰ（国内総生産）で，日本を抜いた中国が”世界第２位”に踊り出て来ましたね。
更に，マラソンとヨットを使って”世界一周”に挑む＜アース・マラソン＞を終えた間　寛平さんが二年振りに帰国。鹿児島・種子島の宇宙センターから国際宇宙ステーションまで物資を運搬する無人補給船”こうのとり”を搭載する国際大型ロケット「Ｈ２Ｂ」２号機の打ち上げに成功！
秋葉原で一昨年に起きた「秋葉原通り魔事件」以来，２年半振りに”歩行者天国”を再開。ロシアのドモジェドボ空港では，爆破テロが発生して多くの死傷者が……。そして，エジプトではムバーラク大統領の退陣を求めて反政府デモが起き，空港には今なお観光客が足止めを食っています。
宮崎では，再び鳥インフルエンザが発生したと思ったら，５２年振りに霧島山新燃岳で噴火が活発化……と，新年を迎えて僅か一ヶ月で，こんなに大きな”ニュース”が次から次へと，目まぐるしく起きたのには驚いてしまいますね。
勿論，ここ数日来の”大雪”は各地で死傷者が出ている程ですが……新潟県魚沼市入広瀬では何と３０年振りに４メートル超の記録的な”大雪”に見舞われたという事でした。新潟といえば，早いものでジャイアント馬場さんが亡くなって，１２年……今日”１３回忌”を迎えました。
『プロレス＆ボクシング』誌の頃は，藤沢さん（当時の編集長）や森岡さん（顧問＝後に筑波大学教授）が”馬場シンパ”？　だった事もあり，馬場さんとの思い出といえばアメリカ遠征に取材同行した時に限られます。（笑）
馬場さんといえば，まだ私がファンだった頃に『ジャイアント馬場ファン・クラブ』に入っていた事がありました。（笑）確か，会報に，手形にサイン入りの色紙，プロマイド等が送られてきたと思いますが，会報はゴング誌の竹内さんが携わっていたと聞いた時には笑ってしまいました……。＜茨城＞

マイティ井上の近況

◆５２年振りという宮崎の霧島山・新燃岳の”噴火”報道に，プロレス界を離れていま都城市に住む”マイティ”井上はどうしているだろうかと，心配になって電話を入れてみた。
先月の初めに電話をもらい話して以来だから二ヶ月振りの会話になる。先日，ふと立ち寄ったコンビニで見かけた雑誌にその”マイティ”が，最後の所属団体となった《ノア》の事を独白していた……。
自身の解雇から経営悪化が伝えられる《ノア》の実態を語るマイティの話は私の耳に入ってきた事もあるし，初めて「なるほど……」と，知った事もあったけど，興味深く読ませてもらったが，まだ見ていない人は是非一読してみて下さい！
さて，マイティはと言えば到って元気一杯なのです。（笑）「何にもやる事もないし，暇を持て余してるよ。でも最近は火山灰が降ってくるし，おちおちと外にも出られないよ」と嘆いていた。
来月で宮崎に移り住んで丸一年になるというマイティは，宮崎での生活にも漸（ようや）く馴れてきたとは言うものの「宮崎市内と違い，あんまり人と会わないし……，到ってノンビリ過ごしているよ」と笑っていた。
「じゃあ毎日何をしているの」と聞くと「何となく過ごしているよ。（笑）暇だからテレビは良く見てるよ。でも，やっぱりプロレスを見る事が多いのかな。全日本に新日本のクラシック，それにＷＷＥ何かも見ているよ。（笑）」とか。
「４３年間に渡るプロレス生活」を送ったマイティ井上は，リングを去った今でも”プロレスが大好き”なのだろうし，自身の事を本当に良く覚えている。前記の雑誌での”独白”ではないが，雑誌では”言い足りない事”が山ほどあるみたいだ。
国プロでの事，全日プロでの事，ノアでの事，そして海外武者修行の事……本人は”本”にでも書き残しておきたいみたいだけど”トーク・ライブ”何かも面白いかもね。 （笑）皆さんのご意見があったらお聞かせ下さい！　という事でまた明日。＜茨城＞

ネ コ

◇いつもぼくは　おまえのこと　「ネコ」　と呼び捨てにしてた
細い目をし　寒がっては　眠そうに起きてた
真夜中　目が醒めると　隣で横向きで　まるまっていた
寝言の声　小さな音　泣いているように……

これは，私の好きな”村下孝蔵”が歌う「ネコ」という曲の一節です。

何故，唐突に『ネコ』の詞を書いたかと言うと，昨晩（正確にはＡＭ１時を回っていたので今日ですが）ＮＨＫで１時１５分から放送していた「イチロー　全てを語る１００分」の中で，イチローが語っていた”ある一言”が記憶に残ったからなのです。
イチローいわく「自分が亡くなった時は”ネコ”の様に，ひっそり人知れず死にたいですね。唯一，死に顔は自分で見る事が出来ないですしね，身内以外には絶対に見せたくは無い……」と言っていたのですが，イチローの気持ちは何か分かる様な気がします。

何でも世の中は”ネコ・ブーム”だそうで，このｇｏｏのブログでも，一番人気が”ネコ”の事を書いたものだと言う事です。
ネコを可愛がる……何て事は女性の”専売特許”だとばかり思っていたら，案外男性にも人気があるのには，些か驚いてしまいました。

私の知り合いの中にも，”若干”二人程のネコ好きが居るのです。（笑）一人は『週刊プロレス』の宍倉顧問で，もう一人は元『週刊ファイト』編集長だった井上氏なのですが，初めてそれを聞いた（知った）時には内心「エッ」ていう感じでした。（笑）
宍倉顧問は新宿の「ネコ・ショップ」（という名称かどうか分かりませんが）に時折り出没して”安らぎ”の一時を過ごす様です。一方の井上氏は，自宅で飼っているみたいですが……。電話をすると受話器の向こう側で，ネコのかわいい鳴き声が聞こえて来ますが，何故か心が穏やかになる……気がしますね。それにしても，二人共”イメージ”じゃあないよ。(笑) ＜茨城＞

あなたに降る”夢”

◆ニューヨークが”大雪”だという。”寒波”の影響で学校が休校だったり，会社勤めのビジネスマンは通勤に四苦八苦しているみたいだ。
私もかつてニューヨークに住んでいた事があったが何といっても＜世界一の大都市＞であり，そこに住んでいるというだけで，他の都市とは違ったワクワク感みたいな物を感じ，楽しい毎日を送ってた様な気がする。(笑)
そんなニューヨークの会社に，ジミー鈴木の息子さんの就職が決まったらしい。今まで勤めていた会社に満足する事なく，更に上を目指しての転職だとか。親としては心配な半面，子供の将来が楽しみではないだろうか？
私には子供が授からなかったので，親としての気持ちはⅠ００％理解する事は出来ないのだろうが，この事を知った時に何故か嬉しくなってきた。
最近の若者達は，あまりに現実的で”夢”が無いと言われているが，夢を持てない様な社会なのか……も知れない。が，それでも例えどんなに小さな夢であっても持ち続けて欲しい……と思っている。勿論，私も未だに”夢”は持ち続けている。
昨日，昼過ぎにＴＶ東京でやっていたアメリカ映画『あなたに降る夢』を見た。今まで何回も見たが，私はこの映画が堪らなく好きなのです。(笑)決して名画でも無ければ，大作でも無いけど……ニコラス・ケイジが演じる”チャーリー”という人間が好きなんですね。
ＮＹ市警の警官チャーリーは，ふと立ち寄ったコーヒー・ショップで，ウエイトレスのイボンヌ（ブリジット・フォンダ）に渡すチップが無いのに気付いて宝くじが当たったら半分渡すからと約束……それが何と４００万ドルもの大金が当たって，チャーリーは約束どうりイボンヌに半分を渡した事からいまどき珍しい美談だとしてマスコミに大きく取り上げられた。
チャーリーは褒賞金を”警察遺族会”に寄附し，イボンヌはコーヒー・ショップを買い取り，ホームレスに食べ物を与えたりしたが……話は二転三転する。これは実話をベースに映画化されたという事だが，この話を通して感じたのは「夢を持つ事」と「人の優しさ」であった。夢が持てなかったり，人間関係が希薄になっている時代なので，そう強く感じた……のかも知れない！ ＜茨城＞

”ビッグ・サカ”坂口さんとの思い出②

◇坂口さんと越中選手の”顔合わせ”は確かロスのリトル・トーキョー（日本人街）にある『ホテル・ニューオータニ』のラウンジだったと記憶している。
私と坂口さん，それから越中選手……それに井上も居た。井上は「週刊ファイト」で新日プロとの 繋がりはあるが，私も「プロ・ボク」誌で，当然の如く取材はしていたのです。
”国プロ担当”とはいっても，全日プロも新日プロも当然取材はしていたし，ましては新日プロなど＜大田区体育館＞に於ける”旗揚げ戦”を取材している，今では現存する？　数少ない一人なのです。（笑）
私と”ビッグ・サカ”の関係は，更に遡る事Ⅰ５，６年前の事になるのです。”柔道日本一”と鳴り物入りでプロレスに転向をした坂口さんが，アメリカ武者修行から凱旋して＜第ⅠⅠ回ワールドリーグ戦＞に参戦した，その時からなのです。
その”春の祭典”ワールドリーグ戦が開催されたのはⅠ９６９（昭和４４）年４月の事。私が「プロ・ボク」誌で働き出す一年も前の事になります……。
当時，一介のファンだった私ですが，坂口さんのファンクラブ「若鷲」をやっていて，その頃に神宮外苑にあった日プロの事務所に帰国したばかりの坂口さんを訪ねて行ったのでした。
さすがに井上もこの事ばかりは知らなかったみたいです。(笑)そして，ロスで会ってから僅か数カ月後に，今度は坂口さんの自宅にお邪魔して”密談”をしたと，井上は言ってましたが私はハッキリとは覚えていません。
勿論，井上と一緒に坂口邸に行った事は忘れてませんが，一体どんな話をしたか等という事は全く覚えていません。もう２５，６年も昔の話なのですから。井上と話をしても「そんな事があったっけ……」といった感じでした（笑）
井上の話によると，ちょうどその頃に長州らが新日プロを離れてしまった為に"駒不足"となり，日本人レスラーが必要となった事から私が”ある”日本人レスラー達を紹介したというのです。が，そこまで話を聞いてもなぜか思い出せなかったというのは，年齢のせいばかりで無い様な気がするのてすが……。（笑）　＜茨城＞